生活を犠牲にするのではなく中心におくことで、人生を上向かせることができる理由
私たちは、人それぞれ望んでいる理想の状態があります。
その理想を叶えるためには、行動することが重要、しゃにむにそのことに取り組むこと
つまり、
“成功するには、
望む理想を手に入れるには、
睡眠時間を削り、
食事時間も削り、
そして仕事に没頭することをしなければ、手に入れることはできない。
人の二倍も三倍も行動しなければ、成功なんてムリ。”
というように、馬車馬の如く振る舞うことが、理想を叶え、成功するには必要だということが言われていました。
今でも、一部のインフルエンサーの方は、「寝る間も惜しみ、食事もそこそこ立って食べるほど、仕事に勤しむことこそが大切・・・」というような表現をしています。
しかし、果たして、そうでしょうか?。
生活を犠牲にするまでエネルギッシュに活動している人は、精神的にも肉体的にも負荷が過剰になり、いずれどちらとも壊れてしまい、結果、人生の理想を手に入れることなく人生を終わることになります。
一番大切なのは基本的な生活をきちんと送ることこそです。そして、生活時間をまもり続けながら、目指す目標、やりたいこと、理想の自分を現実化するための行動をし続けることで、それを手にすることができるのです。
目指す成功のために、生活を犠牲にしてはいけない理由
●馬車馬なやり方は持続しないため
私たちの人生には、仕事だけがある訳ではありません。
同じことの繰り返しの日常生活
自分を成長させる学びやスキル習得
気持ちをリラックスさせる癒しの時間
というように、さまざまな側面を持っています。
それらには、さらに細かい項目が分かれ、瑣末なこと/重要なことも含まれています。日常生活の中には、生活する、生きる上で必要な食事をすること、食事を作ること、洗濯、入浴、ゴミ捨て、そして子供の世話や介護など人によって抱えていることは違えども、生活がまずあります。
10代、20代ならまだしも、年齢を重ねていくと、「徹夜や食事抜き」そうした無理をして成功することはないということがわかります。
洗濯も、入浴も、せずにいれば、身体的に不快感が溜まり、健康を損ない、適切な思考や判断ができなくなります。
ゴミも捨てずに溜め込めば、腐臭が起こりあるいは火災が起き、自分自身のみならず周りの住民の人にも迷惑がかかります。
人が最低限の健康的な暮らしをする上で、これらのことを疎かにしては、それこそ何か叶えたい理想があっても、のぞんでいる成功像があっても、そこに行き着くことはできません。
なぜなら、意欲ややる気でひたすら仕事だけで成功しようとしても、夜になれば、眠くなるしご飯はちゃんと座って、しっかり噛んで食べないと胃腸に負担がかかり、健康を損ねたり、ということが起きて、結局はやる気、体力が続かないからです。
自分が望む理想、成功を手にするための時間を確保するのは難しい時もあります。家族の健康状態が良くないとそのことに気を遣う時間、気を揉む時間が増え、集中する時間が限られてしまいます。私自身が数年前までそうした状態でした。
仕事に集中することが難しくですが、その時の時間があったからこそ、小さな時間を積み重ねて、自分のコーチングのプログラムをいくつも完成させることやビジネスに必要なマーケティングに対しての学びをする時間を持てました。
お子さんがいれば、お子さんのことや家事や洗濯物だって増える。
子供第一になって、なかなか自分の時間は取れないですよね。そのなかで、うまく使う工夫をしたり、食材や食費のやりくりをしたり、子供への声の掛け方を悩んだり、そうした生活の中での試行錯誤がのちに生きてくるものです。
成功しているとされる人
一部のインフルエンサーと(自認している)人たちは(もちろん全ての人ではないですが)、
生活に対する諸々、家族と接すること
を放棄していたり、人任せにしている人も多いのです。
そして、そうした人たちの表面的な部分だけを追い求め、真似をして、生活破綻してしまっている人を見かけます。
お金さえ儲ければいいでしょ?
影響力のある人になれば成功できるでしょ?
という反論があるかもしれませんが、
しかし、そうした見かけだけの豊かさや影響力は、本人自身も荒むし、長くは続かない。生活基盤がしっかりできていないと、いい判断をできず、いい感情を保つことができず、健康を損なうことも発生して、成功どころか、理想を叶えることさえ難しくなります。
生活をきちんとする上で必要な要素とは、
住む家が確保されていること
借金がないこと
必要最低限生活する必要なお金があること
そのお金を管理できること
時間のやりくりをできること
食べるものを、確保できること
夜に寝て朝起きること
それらは、生活する上で必要最低限、そうしたことが実は理想を叶えるための基盤にもなるのです。
●やみくもな行動では成功しない、計画を立てた行動が必要
あなたの望んでいる成功はどの様なものでしょうか
あなたが理想等する人生は、どの様な形でしょうか?
ビジネスにおいて、
生活スタイルにおいて、
人生を通しての生きがい、充実感において、
わたしたちは、「こうありたい」という理想を持っているものです。
その理想を叶えるためには、なんらかの行動が必要となりますが、行動、行動、また行動、とばかりに「とにかく行動さえすればいい」と闇雲に行動しているうちは、そこに行き着くことは難しいでしょう。
その行動の中には、うまくいかないこと、うまくいくこと、やり直すこと、があるのは当然ですが、理想を叶えるためには、そこに行き着くプロセスを思い描き、ひとつづつ達成していく他ないのです。そして検証を重ねて随時修正しながら、またひとつづつ動く行動の繰り返しです。
闇雲に行動だけをしていると、その必要なプロセスをないがしろにして徒労に終わる行動をしてしまいがちです。
行動、行動だけでは、そのプロセスに気づかずに疲弊してしまい、理想を叶えること自体が辛くなってしまいがちです。
あれもこれもをするのではなく、目的を見据えた行動に絞らなければ、目的に見合わないことに時間を費やしてしまいます。もちろん、人生で無駄なことは一切ありません。徒労に終わったことからも多くのことが生きていく知恵として培われます。
しかし、人生を上向かせたい、人生を今よりも理想とする状態にしたい、というとき、
生活基盤を確保した上でなければ、本当に望む人生の理想は描けません。
暮らしている場所に不安があったり、
常に体に不調がある、
睡眠時間も確保できない忙しさ、
食べるものにも事欠く
という状態の時に、はそれらをどうにかしようということが先に思い浮かび、人生の理想どころではありません。
生活基盤が不安定、理想を叶えるためのたくさんの行動を余儀なくされる。
その状態は、たくさんの出来事に対して同時に対処しなければならない状態(マルチタスクと呼ばれる状態)で、そうした多数の外的な要求にさらされると、脳の機能が落ちるとされています。
つまり、行動行動、また行動では、本来望んでること、叶えたい理想のために必要な、問題に対処して考える力、物事に対しての胆力、衝動のコントロール、などの能力が低下してしまうということです。
逆に、生活基盤を大切に考えることができているというのは、無意識にとっては安心安全の基盤が保たれている状態で、脳の機能が正常にたもたれることで適切な状況判断や自分が思っている以上の能力を発揮できたりします。
無謀な行動(借金をして一発当てようというギャンブル思考になったり、変な投資話にのって預金を投げ打ってしまったり、体調が悪いのに無理をして仕事をしたり、コンビニ弁当やファーストフードで食事を済ませるなど)をしなくなります。
生活基盤を重視していると、堅実に考えられる思考、現実を把握する能力さえも培われるからです。
その上で、なにをしたらいいか、時間とお金と理想を秤にかけて、計画的な行動がなければいけません。
NLP心理学をもとにしたコーチングでは、理想の未来を具体的に描くのはもちろんのこと、その途中のプロセスまでもひとつひとつステップとしてしっかりとイメージしていきます。だからこそ、理想を叶える行動を起こせるし、それを達成できるのです。