夜の街プレイリスト〜邦楽編〜
先日上げた記事をいろいろな人に見ていただき、味をしめた(?)一方で、「ハードルが上がってしまった…」と妙に緊張しながら、この記事を書いています。音楽ド素人の僕が曲について語れることなど毛ほどもありませんが、好きな曲について書くのは楽しいので、今後もやっていきます。子犬と接するような温かい目で見守っていてください。
というわけで、今回は『夜の街プレイリスト〜邦楽編〜』です。前回に引き続き、暗い雰囲気の曲が多いです。夜の街、散歩でもしながら外灯の下で聴きたいですね。また、今日は七夕なので、空の上で愛し合う二人を思い浮かべながら聴くのもよいですね。あ、うまいこと言おうとして失敗したな、とか、そんな目で見ないでください。お願いします。
つまらない冗談はさておき、とにかく、いってみましょう!
クロノスタシス/ きのこ帝国
一曲目は、きのこ帝国の名曲です。きのこ帝国は僕のなかでとても大事なバンドなので、彼らについてはのちのちまた語りたいです。そんなことはさておき、
「クロノスタシスって知ってる? 『知らない』と 君が言う」
って歌詞、いいですよね。恋人とこんな会話したいです。あと、350mlを「スリーファイブオーエムエル」と読ませるところ、ひねくれた僕の心にどストライクでした。クロノスタシスはちなみに、「時計の針が止まって見える現象」のことだそうです。「知ってる?」と聞いてる彼女(彼氏かな?)は、時間が止まってるように思えるくらい幸せなんでしょうか。深みのある表現です。
でも、この曲は「別れたあとに夜の商店街を二人で歩いていた幸せな思い出を思い出してる」情景を表しているのでしょう。コンビニに入って「なに買う?」なんて話して、「ビールかな」とか返されて、その些細なことが幸せだったなぁなんて思い出をぶり返しながら、二人で歩いた商店街を今はひとりで歩いている…。そんなことを妄想していたら泣けてきました。妄想はほどほどにしようね。
この曲はMVもエモくてよいのでぜひ見てください。ボーカルの佐藤さん、めちゃくちゃこのMVの雰囲気に合ってます。かっこいい・・・
Climax Night/ Yogee New Waves
2曲目は、Yogee New WavesのClimax Nightです。この曲はさほど暗くない…かな?
ああ ひどい夜のこと 忘れてくれないか
もう一度だけ キスしてくれないか
そんな夜さ
という歌詞が個人的には好きです。恋人と別れた直後、この曲を聴きながら、「ひどいこと言っちゃったな」と後悔する夜を繰り返したりするのでしょうか。この曲は、「まだ別れてないけどお互いにもうすぐ別れるのがわかっている」感を出すのが上手だと、僕は勝手に思っています。「ああ、終わっちゃうな」みたいな感じ。切なくもありつつ、でもそこに浸り切らないような雰囲気がとても好きな一曲です。
この曲のMVがとてもおしゃれで、「こんな雰囲気の似合う男になりてぇ~~」と、そればかり考えていた時期がありました。シティーボーイですね。
夜にダンス/ フレンズ
これは、前の2曲とはちょっとテイストが違いますね。夜の雰囲気もきちんと残しつつ、恋を楽しんでいる感が伝わってくる曲、という点で選びました。
期待したいじゃない 君とラブストーリー
二人だけマジな視線合わす 今頃 気づき出す
いや〜〜恋って感じがして、いいですね!柄にもなくテンションが上がりましたが、夜に始まる恋もまた、乙なものではないでしょうか。
ところで、「君と二人パーティーに 不埒なリズム」って、すごいなぁと思って毎回聴いています。全然いやらしいところのなさそうな曲なのに、ふわっと夜のやらしい感じを出してきたりもして、そのギャップが好きです。
ちなみに、この曲のMVが曲の雰囲気そのままでとってもよいです。
ナイトランデブー/ Enjoy Music Club
最初この曲に出会ったときは、「Enjoy Music Clubって、なんてストレートな名前なんだ…」と、そのことばかりを考えてしまいました。
そんなことはともかく、この曲もとっても夜の雰囲気が出ていて好きです。男の子と女の子が二人で夜にお散歩をしている情景が浮かびます。男の子は不器用で、言いたいことはあるんだけどうまく言えなくて、「柿ピーみたいな関係っていいよね」とか言っちゃったりして、彼女は「あはは、なにそれ」なんて返して。夜がすぎるままに、目的もなく「とりあえず歩こっか」なんて言いながら。
と、また妄想が始まってしまいましたが、Enjoy Music Clubの曲は、主人公がちょっと下を向いていたり、不器用だったりするものが多い気がします。でも、そんな中でもいやらしさや後ろめたさがほとんどなくて好きです。
ナイトクルージング/ フィッシュマンズ
最後はフィッシュマンズの「ナイトクルージング」です。これもわりと有名…かな?
フィッシュマンズは夜に聴きたい曲が多いですが、この曲はその名の通り、夜に街をぷらぷらと歩きながら、さながらクルージングをしているような気分で聴きたいですね。この曲を聴くと、水の上にぷかぷか浮かんでいるような気分になります。
フィッシュマンズのなんとなくふらふらっとしたような、壊れそうで壊れない、みたいな雰囲気がすごく好きです。この曲が収録されている「空中キャンプ」を一時期狂ったように聴いていたことがあります。このアルバムを聴きながら、夜に目的もなくさまよい歩きたいのですが、それを友人に言ったら「何それ…やば」と引かれました。ひどい話です。
というわけで、今回は『夜の街プレイリスト〜邦楽編〜』でした。感染症が流行っているせいで夜の街にくり出すことはできませんが、眠れない夜にひとり、コンビニに行く時にでもお使いください。
また、「これもおすすめだよ!」というエモエモな曲があれば、コメント等で教えてもらえると嬉しいです。「このテーマで選曲してほしい!」などもあれば言ってください。(2回目にしてすでにネタが尽きそうだというのは内緒です。)
果たして今回はどのくらいの人が見てくれるのだろうか・・・と戦々恐々としながら書いていますが、余計なことは気にせず書いていけたらいいですね。メンタルを鍛えます。
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