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アニソンライブ

去る5/26(日)、ボーカルスクール主催のアニソンライブに参加してきました。


長すぎる準備期間

10年近く通っているボーカルスクールですが、私生活・仕事ともに自分の時間を取れず、満足に結果が出せていませんでした。
減らない残業に時間を取られ、たまに確保できた時間も家族優先にしていたので、趣味の時間を作れない状況がずっと続いていたのが理由です。
できることだけでもやろうと、憧れと未練を胸にダラダラと通っていましたが、残業を減らし、自分の時間を作れるようになったことで、ようやく次のステップへ挑戦する気になりました。

きっかけ

「せっかく通っているのに何の成果も出せていない」という思いは、ずっと胸の中にありました。ようやく日々の練習基盤が整ってきたことも合わせ、抽選で出演者が決まるアニソンライブに応募してみることにしたのです。

当選、そして不安

「当選したら頑張る」と、自分の決意を運任せにしていたところ、見事当選。出ることになりました。こうなったらもう頑張るしかありません。

差し当たっての課題は、歌唱力の向上。
そして、人前で緊張せずに歌うこと。

私には「全盛期の私」という最強の敵がいます。若くて、歌も上手くて、少しだけどファンもいた私。あとこいつ、歌唱力には自信を持っていたので人前でも緊張より歌が勝ちます。会場に入って「わあっ、こんな広いところで歌えるの?うれしいっ」みたいな、どこぞの主人公みたいなことを思えるメンタルの持ち主です。まじで最強。

思い出補正も入って、実際よりかなり歌が上手いことになっているはずなので、まずはこいつをどうにかすること。

対策と練習

全盛期の私は、実家暮らしで毎日1~3時間くらい、ただ楽しく自由気ままに歌っていました。腹筋も軽く100回はできるくらい身体も整っていました。
そりゃあ上手くなるわ。

自分比で劣等感を抱き自信をなくしているので、まずは現状分析。
・毎日3時間歌えるか?
→確保できる時間から考えて、10分程度が限度。レッスンの日は有休を取ることにしているので、その日はカラオケに行って歌う。
・身体の状態は?
→長年の事務仕事とひきこもり生活で、姿勢は悪くなっているし、筋肉量も低下している。姿勢、特に巻き肩改善を意識。日課にヨガと筋トレを取り入れて、少しでも改善を図る。
・人前で歌う緊張感はどうする?
→これは、ライブバーで大失敗したのが原因。場数を踏むことと、多少なりとも歌唱力に自信を持つしか解決策はないので、まずは周りの人に協力を仰いで、1対1でカラオケに行く。

全盛期の私と同じことはできなくても、できることはやる。
そんな考え方で練習をおこない、レッスンではステージングやMCの練習をおこなったりもしました。

本番

持ち時間はひとり10~15分程度で2曲まで、ということで、出演者は23組。
前半と後半でだいたい10組くらいですね。

当日発表された出演順で、私は前半の3組目。どういう思惑があるのかは不明。ちなみにカラオケ音源使用で生演奏はありません。

15:00頃開場。スクール外のお客さんもいらっしゃいます。
15:20頃開演。私は3番目なので、楽屋で待機。舞台袖で、案内・サポート役の先生と一緒に盛り上がってました。

最初のふたりが終わって、私の出番。歌う曲は2曲です。
ウマ娘縛りで、
ライスシャワーの「ささやかな祈り」
サクラローレルの「ユースフルアイズ」
を歌ってきました。

結果としては、緊張はほとんどせず、いつも通りに歌えました。
間のMCは上手くできず、歌も決して上手くはなかったけれど、楽しむことができました。

その後、自分の出番が終わって解放された私は、イチ観客として残りのライブを全力で楽しみ、その日を終わることができました。

反省点としては、やはりMC。プロみたいに自分の近況喋ってもなぁと思った結果ウマ娘の紹介になってしまったんですが、他の人は普通に自分の近況や思い出話を喋っていて、「あれ、それでいいんだ」と目から鱗状態でした。
よく考えたら、たぶんプロ志望の人もいたんだと思います。ボーカルスクールですしね。SNS活動している子たちもたくさんいました。

ステージングが上手い子、ただただ全力で楽しむ子、衣装から拘る子、好きな歌を気持ちよく歌う方。そんな中に紛れた私でしたが、15年ぶりくらいのライブ、とても楽しかったです。
自身の年齢も上がっているので不安もありましたが、また音楽を楽しめそうです。

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