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3Dプリンター製ミニボール盤の製作記【1】製作動機と仕様決め

◆はじめに
工作好きにとって憧れの道具のひとつにボール盤があります。
「材料の狙った所に垂直に穴をあける」のは、やはり手持ちドリルでは無理です。それに、実際にはそれほど使用頻度は高くなくても、置いておきたいんです(笑)
でも工作室や倉庫があるならまだしも、一般家庭の部屋にボール盤を置くのは現実的ではありません。
そこで、ミニサイズのボール盤が欲しい、となるのですが、主に基板用のが市販されてはいますがまだ大きいし、プロクソンとかメーカー品はいいお値段がします。(モノは間違いないんですけどね)
それなら、もっと手軽に使えてコンパクトなものを自作だ!ということで、Amazonを見ていると手頃なモーターセットがあったので、これを利用してみることにしました。

◆仕様決め
サイズは、奥行き150mm×幅120mmで高さは約200mmとしました。
ハガキより幅が20mmほど大きい場所があれば置けます。
穴あけ能力としては、木材、樹脂、できればアルミにΦ4mmの穴あけができること、精度的には基板にΦ0.8mmの穴あけができることを目標にしました。
あとの寸法は特にこだわりは無かったのですが、フトコロ深さ60mm、軸の上下ストロークを20mm以上としました。

◆設計
素材を何でつくるか考えた時、木では細かい造形が難しそうだし、金属では加工面、コスト面で無理そうだし、樹脂系かなぁ・・・ということで、3Dプリンターにハマっていることもあり、3Dプリンターで作ることにしました。

で、ボール盤の要となる軸の送り機構についてですが、自作されている方を見ると、リニアレールやスライドレールを使われている例が多いのですが、ありきたりなのと、サイズ的に欲しいサイズが無いので、機構も3Dプリンターで作ることにしました。

ーーー 続く ーーー


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