エンゲル係数28.3%「日本が貧しくなった」は暴論、実際は「物価高」「食事が趣味」
エンゲル係数とは、ある世帯の家計(総消費支出)に食料費が占める割合を意味しています。もともとは、ザクセン王国、プロイセン王国の統計局長を歴任した社会統計学者であるエルンスト・エンゲルが『ザクセン王国における生産及び消費事情』(1857)、『ベルギー労働者家族の生活費』(1895)の論文の中で示した「生計費に関する経験則」が元となっています。
論文では「世帯所得が高くなるほど、総消費支出に占める食料費の支出割合が低下する」という経験法則が記されています。すなわち、生活の中でま