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一日が短すぎてセンス・オブ・ワンダーの重要性に気づいた

 1日は短い。文章力を磨きたい。価値のある文章が書けるようになりたい。こう願って、今日もあれやこれやとインプットし、アウトプットする。飯のための仕事もあるし。ああ、今日も時間が足りない。

 それにしても成長が感じられず嫌になってしまう。昨日と比べて何が変わったんだろう。地球が40,000キロも自転して、51840000キロ太陽の周りを回ったのに自分は1ミリも変わってない。

そんなことを考えていたら、たまたま「センス・オブ・ワンダー」のこんな言葉が目に入った。

もしこれが、いままでに一度も見たことがなかったものだとしたら?

もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?

「センス・オブ・ワンダー」 レイチェル・カーソン

 この言葉って「一期一会」と言っていることは同じだな。「今日が人生最後の一日だと思って・・・」というのとも同じニュアンスだ。要するに、気持ちを新たにして、今日やることとか出会うことに全力を尽くせってことだと思う。全力というか、心持ち全力を超えて・・・。

 つまり、「全力 x 1.01」。

 ああ、そうか。これって複利だ。銀行にお金を預けたり投資信託を買ったりすると、預けた額のままではなくて、利子がついて少しずつお金が増えていく。この利子こそ、資産管理のポイントらしい。利子で増えた金額に、さらに利子がついて、その増えた金額にさらに利子がついて、というふうに雪だるま式に額が増えていく、という理屈だ。お金を運用しても、1年くらいじゃほとんど金額は増えないけれど、30年、40年と預けていると大きな額になる。

 日々の過ごし方もこれと同じなんだ。一日は短すぎてほとんど昨日と変わらないけれど、今日を全力x1.01で過ごしていれば、いつか、遠い将来は別人になっている。これこそがセンス・オブ・ワンダーの力なのかも知れない。今日を全力x1.00で過ごしたら、そのまま。ただ、この理論でいくと、何もしない(=全力x0)で一日を過ごすと、何もできなくなっちゃう・・・んなわけない。

 ところで、こういったセンス・オブ・ワンダーの引用だったり、「一期一会」という言葉だったりを覚えていて、これが頭の片隅にあったら「今日一日を全力x1.01で過ごそう!」というジワジワとしたやる気みたいなものが湧いてくる。これこそが”座右の銘”、ってことなんだろうなあ。いつも人の心に作用してジワジワと効いてくる言葉が”名言”なんだなあ。


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