『たけながの1年で50ステージ企画』結果発表
noteをご覧の皆様、こんにちは。サラリーマン俳優の武長慧介です。
すっかり年の瀬ですね。そして今年も、この季節がやってまいりました。
『たけながの1年で50ステージ企画』いよいよ結果発表です。
・・・といいつつ、昨年同様大した告知もせずひっそりと始めましたので、おさらいを兼ねまして。前回企画のnoteはこちら ↓ です。
さて、この前回の結果を受けて、
● 2020年は50ステージ舞台に立とう!(30ステ達成できたから、次は50!)
● パフォーマーとして、今はとにかく場数を踏んでいこう!
と決意を新たにした私ですが、激動の情勢下において無事に目標達成することができたのか・・・
今年の出演作品を一挙振り返りつつ、結果を検証してまいります。
編者注)今年も コメディアス主宰・鈴木あいれをコメンテーターに迎えています。noteに添えられる軽妙なコメントをお楽しみください。
1月
1.【落語】大工調べ@なまらく合同落語会
新年一発目は、落語です。この『大工調べ』という演目は昨年秋、名古屋の落語家・登龍亭福三さんのご指導のもと習得し、以降いろんな場所に持ち歩いているお気に入りの一つです。
どんな噺なのか、現代風に換骨奪胎するとこんな感じ。
「部下の不始末の収拾をつけようと直談判に向かった上司。しかし、クライアントとバチバチに喧嘩した挙句、かえって揉め事を大きくして帰ってきてしまう。そして事態は裁判沙汰に…。」
<鈴木コメント>
「大工調べ」、結局去年から聞けてないままだな~
2月
お休み。
<鈴木コメント>
この辺りから世の中の雰囲気がざわざわし始めた記憶。
3月
(中止)【落語】大工調べ@佐藤佐吉落語祭
中止になった企画も、供養がてら紹介していきます。こちらは、佐藤佐吉演劇祭内のイベントとして企画された落語会でした。
<鈴木コメント>
いよいよいろいろなことが中止になり始めた時期だね、これは。
東京オリンピックのペアチケットプレゼントと同じ紙面にイベント中止のお知らせが並んだりしていたのが印象的。
4月
2~8.【演劇】春とシュララライッ!!@せんだい演劇工房10-BOX(東京公演は中止)
学生時代にお世話になった劇団 短距離男道ミサイルに、およそ3年半ぶりの出演。原作は宮沢賢治『春と修羅』
東京公演は社会情勢を考慮し中止。
仙台公演は全7ステージ 無観客上演を敢行。空っぽの劇場・1日最大6ステ・配役シャッフル・全編LIVE配信という、イレギュラー要素の悪魔合体したパフォーマンスに挑戦しました。アーカイブはこちら。
伴走してくださったすべての方々に感謝!!(アマ)ビェェ~~~。
<鈴木コメント>
全7ステージを無観客で上演した劇団ってほかにないんじゃないかな?
演劇というよりは「祈り」に近いものを感じる……。
だったとしてもなぜそのうち6回を月曜に固めたのかとは思うけど。
<武長コメント>
月曜に固めたせいで(元々出社予定の日だったので)上司に怒られました。
9.【リモート演劇】リモート予備校でふざける既卒コースの人々@YouTube
2020年ならではの リモート演劇シリーズ(通称『ゼロ密』)第一弾。
Twitter界隈でZoom演劇がバズったのを見かけまして、猛ダッシュで創作〜公開にこぎつけた作品です(過去一番再生数が伸びました。)
<武長コメント>
あと、なぜか全員眼鏡。
<鈴木コメント>
日本人なんてほぼ全員眼鏡ですからね。
かくにも、たくさんの人に見てもらえてよかったし、今年も全力で頑張ろう、みたいな勢いはついた気はする。
5月
お休み。
<鈴木コメント>
完全に家から出ない時期だったので、キョウシュウジャーの企画を進めたり、ほかのYoutube作品を撮影したりなどしてました。
6月
10.【余興】乾杯〜嗚呼おまえとおれの素晴らしき人生に〜@Facebook LIVE
『春とシュララライッ!!』を経て入団した劇団 短距離男道ミサイルでの初仕事。あらすじは「LIVE配信にVTRゲスト出演した長渕剛が、結婚&休団する劇団員・小濱さんの門出を祝う」というもの。
勿論、長渕=私(武長)です。
<武長コメント>
ほら、この通り瓜二つ。
<鈴木コメント>
勿論ってなんだ。
11.【リモート演劇】タケチンの折り紙教室@YouTube
2019年に上演したバックパック・パニック・コメディ『ザック』のスピンオフ作品(これも思い入れのある作品の一つです。)
国内某所で「タケチンのネイチャー教室」の講師をつとめる、タケチンこと武智大輔さん(28)が、自粛期間中の子どもたちに向けて YouTube配信を企画するが・・・というお話です。
なお、"タケチン"という人物は「もしも演劇と出会っていない武長が脱サラしたら・・」というモチーフで(一部)造形されています。
<鈴木コメント>
演劇と出会っててよかった~~~~
タケチンは悪い人じゃないんですけど、「どう見えているか」「どう感じるか」みたいなピントがズレまくっちゃってるんだよね……
<武長コメント>
うわ~~(私生活においてそういう面あるから)すごく刺さる。
7月
お休み。ケセラセラ。
8月
12~14.【リモート演劇】仮免戦隊キョウシュウジャー@YouTube
旧知の劇団・安住の地とのコラボ企画。コメディアスが昨年から注目してきたVRアバターによるモーションアクトと(最近味を占めた)Zoom演劇を掛け合わせた今年イチの意欲作です。
<鈴木コメント>
めちゃくちゃいろいろな要素があって本当に大変だったけど、俳優的には映像に向けた出力をどうするか、という課題が見えましたね。
武長はその場で起きた現象に対しての反応がうまい反面、ZOOMとかVRみたいな「そもそも現象の強度や解像度が現実よりも低い」と反応もそれに応じて小さくなってしまうね、みたいなところを話したりしました。
15~17.【演劇】ハイパー・ファンタスティック・ナイト・オン・ザ・ギャラクティック・レールロード@10-BOX(映像出演)
劇団 短距離男道ミサイルの夏公演『ミサイルフェスティバル(夏)~新作もアンコールもポロリもあるヨ!おまえとおれのネオ七夕2020~』の一作に映像出演。原作は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
<ジョバンニ&カンパネルラに襲い掛かるラスボス "Kenji Miyazawa" >
映像出演にもかかわらず、とにかく喋る・めっちゃ尺使う・セリフ間違える(変える!)という、現地の出演者泣かせなVTRだったことと思います。ごめんなさい・・・深く反省しました。
<鈴木コメント>
結局映像を1.5倍で再生して事なきを得た、みたいなことを聞いて衝撃でした、事なきは得てないとだろと。
あとこれの撮影で疲弊しすぎて15時まで爆睡、上司が家に来た話、何回聞いても笑ってしまう
<武長コメント>
あ。1.3倍だったかも……。
<鈴木コメント>
何倍速だったかを問うてるのではなくてね…
18~20.【演劇】CAN魂 リプライズ@10-BOX(映像出演)
同じくミサイルフェスより、短距離男道ミサイルの原点かつデビュー作である『CAN魂』のリバイバル上演。
男らしさを鍛えるスペシャル・エクササイズ「オトコビクス」のインストラクターとしてVTR出演しました(※ただし諸事情により、音声無。)
<鈴木コメント>
震災直後の混乱のさなか仙台で上演された作品を、コロナ禍にて再演する、というもの。初演時のものは(有料ではありますが)以下で見られるようですので、もしよければぜひ。
21.【落語】たらちね@YouTube(社会人落語日本一決定戦 事前審査)
昨年も出場したアマチュア落語大会の映像審査用に、口演動画を撮影。
前座噺ながら名演数多く残されている『たらちね』。三代目 三遊亭金馬の音源が味わい深くオススメです。
<鈴木コメント>
コンスタントに続いている武長落語。↑の作品もYoutubeで公開してもいいかも知らんね。
<武長コメント>
ド素人の古典落語を世間様に晒すのはちょっと(気が引けるなぁ)…と躊躇してました。自作の新作落語ならアリだと思ってます!
(延期)【演劇】遠吠えを忘れた野良犬たちは朝を夢みて眠り続ける@王子小劇場
東京小劇場デビューになりそうだった作品。8月下旬の予定でしたが、残念ながら上演見送りに。再会に期待!
<鈴木コメント>
延期ということで、上演の際はまた出演するんでしょうか。
<武長コメント>
出たいです!
9月
22.【コント】【男道TV#9】武長慧介、誕生日ぼっちをカラオケで大満喫@Youtube
男道ミサイルの公式YouTubeチャンネル「男道ちゃんねる」で突如公開された、武長が一人ぼっちでバースデーを祝うという企画(もとい、コント。)企画・出演・編集、すべて一人ぼっちでやり遂げました。
<鈴木コメント>
誕生日の人の黒目の深さじゃないし、背景がうるさすぎる。
<武長コメント>
画像表示されないように、あえてURL隠したのに ↑ ほじくり出すなよ!!
23.【その他】社会人劇団がテレワークについて話してみた@Youtube
ストレンジシード静岡2020に出品した映像作品『時間と場所にとらわれない新しい働き方』のプロモーション感覚で、各々のワークスタイルについて意見を交わしました。
<武長コメント>
これ、ステージ数にカウントしていいのかな?・・・いいよね。
<鈴木コメント>
え!ダメだと思うけど……
(中止)【ステージショー】へーメンキカの魔獣@ストレンジシード静岡
ストレンジシード静岡2020のOPEN SEED枠で現地上演予定だった作品。憧れのイベントだったので、採択通知が来たときは本当に嬉しかったです!
<鈴木コメント>
めちゃくちゃ現地に行きたい気持ちもありましたが、情勢に鑑みオンラインのみでの参加としました。参加作品はこれですね。
10月
24~26.【演劇】kataSAW@せんだい卸町アートマルシェ
コメディアスとしては、2020年最初で最後の舞台作品となりました。
ソリッド・シチュエーション・スリラーの金字塔『SAW』へのリスペクトが溢れた作品で、武長は本家の黒幕「ジグソウ・キラー」を模した役どころを演じました(その名も「カタソウ・キラー」)
主演の池田&小山コンビの振り回し・振り回されあう関係性が秀逸な作品です。
<鈴木コメント>
これまでも他作品を意識して創作することはあったのですが、ここまではっきりとオマージュしたのは初めてでした。武長は身体が硬くなかったので拘束される側ではなくする側という配役に。
27~29.【ステージショー】七福神の舞@せんだい卸町アートマルシェ
おろシェの開催期間中、毎日の締めイベントとして踊らせていただくという畏れ多い経験でした。
ライブは最高。そして、怪我なく終われて良かったです。
<鈴木コメント>
千秋楽、海外のGIF画像くらい派手に転んだよね!!
ほんとに怪我がなくてよかった……。
<武長コメント>
まさにこんな感じ!
11月
30.【その他】バーチャル渋谷のハロウィーンフェスで謎解きしてみた@Youtube
au 5Gがおりなす近未来都市「バーチャル渋谷」で開催されたハロウィーンイベントに潜入した動画です。意外と楽しかった。
<鈴木コメント>
やっぱりこういうのをカウントするのはだめでは……?
<武長コメント>
……。
12月
(出場辞退)【落語】たらちね@社会人落語日本一決定戦
8月に応募した動画が無事に予選通過。しかし開催地・大阪の情勢も踏まえ、今回は出場を見送ることに。来年こそは現地に行きたいです。
<鈴木コメント>
上演できなかったのは残念……でも予選通過おめでとう!
以上、2020年の活動でした!!
2020年の総括
ということで・・・
【目標】50 ステージ/年(前年比:167% ↗)
【実績】30 ステージ/年(前年比:100% →)
残念ながら、目標としていた年間50ステージは達成できず。昨年同様、年間30ステージ(相当)でフィニッシュとなりました。
<武長コメント>
ちなみに、もしも中止の企画が全て開催されていた場合は42ステージ/年でした。
<鈴木コメント>
疑惑の2ステージ(というか動画というか)が含まれていますが、まあいいことにしましょう。お疲れさま!
2021年の抱負
しばらくは沢山ライブに出るようなスタイルは取りづらい情勢が続くかもしれません。なので、2021年は本数・上演形態にこだわり過ぎずに、ゆったり行きたいと思います。
目指せ!年間(だいたい30~)40本!!
みなさま、今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
そしてこんな超長文にお付き合いくださったあなたに、幸せが訪れますように。
よいお年を。
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