見出し画像

母は子を思う、子は母を思う

年長次女の話
金曜日は幼稚園の課外授業で、
2週間ほど空いた今日は久しぶりの体操クラブの開催日
火曜日まで覺えていたのに…
今日はすっかり忘れ
いつもと変わらずに幼稚園へ送り出した

思い出したのは、
三女を幼稚園まで迎えに来た時
車を降りて運転席の扉をバタンと締めた時
「ハッ!」となって思い出した。何故、家にいる時に思い出さないんだと悔やむ…

あぁ…体操服着せてない…

体操服がなかったって泣いて怒るだろうな…
無いと可愛そうだなぁと思って、

まだ時間もある
往復で30分ちょっと
体操服を取りに帰る事にした

幼稚園へ戻り先生へ事情を説明して体操服を渡し車へ戻ると
先生達がソワソワしてるのを感じて
携帯電話にふと目をやると
1分前に幼稚園から着信あり
何かあったなと不安になり
先生の元へ戻る


次女、幼稚園におらずバスで帰ってしまったと

「次女ちゃん、手違いでバスに乗ってお家帰ってしまって…バスで幼稚園へ戻っている所です。」

本来は体操クラブがある日は帰らない
今日に限ってバスで帰ってしまったのだ
まさかの入れ違いに困惑しながらも
大したことじゃ無かったのでホッとして笑って

着替えを託し
お母さん居なくて不安になっただろうな…と
申し訳無い気持ちになりながら

またすれ違うように家に帰った
長いドライブに付き合った三女は気持ち良さそうに
幼稚園の疲れを癒やす為スヤスヤと眠っていた

体操クラブが終わって、
案の定、いつもの無表情で
「お母さん忘れてたでしょ、次女ちゃんに朝何も言わないから忘れてると思った。お母さんがお家で待ってるから帰る事にしたんだよ。」
バスの先生に「今日は体操クラブだけど、お母さんが忘れているからお家に帰る」と言ったのだと次女はお話してくれた。

「優しいねぇ。ありがとう。」
「でも、お母さん思い出して体操服届けたでしょ?」
少し笑顔で少し怒って
「◎ちゃんもなかったし、なくても良かったよ!」
「ええー、そんなぁ」

私が無駄に動いてしまった事ですれ違いが起こってしまったのは間違いない
でも思い出してしまったんだよ
何とかしようと思ったんだよ
「ごめんね。今度は忘れないからね」
お母さんを思って行動してくれた次女が優しくて可愛くて仕方がなかった

小学校から帰った長女に一連の流れを話すと
大笑いしてくれて
バスツアー出来て良かったねとか
あっという間に面白話になっていた

気がついた事があって、

次女がバスの先生に「帰る」とお話しバスに乗り込むタイミングと
私が体操クラブの事を思い出したタイミングが
同じだった事に気がつく

母は子を思う
子は母を思う

繋がってるなぁと感じずにはいられなかった

こっちゃん

いいなと思ったら応援しよう!