秋田の農林水産業 「カッコいい」担い手 大特集!三浦 徳也さん(由利本荘市)
三浦 徳也さん(由利本荘市)
有限会社折林ファーム取締役社長
警備会社、イベント会社での勤務経験した後、平成23年に折林ファームに入社。
前職で培った労務管理、営業スキルを活かし、経営改善に取り組む。
平成31年に取締役社長に就任。
視察先の人たちとの「語らい」と「食」が楽しみの1つ。
就農のきっかけは?
9年間勤務した警備会社を退職後、秋田市内のイベント会社で東北各地への営業活動を展開する中、農業へのビジネスチャンスを見出す。
30歳の時、偶然通りかかった折林ファームに飛び込み、雇用してくれるよう自らをPR。
突然現れた一青年に当初は折林ファームも戸惑ったが、自分の出来ることに全力で取り組むことで徐々に法人内での信頼を構築し、法人に不可欠な存在となった。
現状の取組は?(令和3年度時点)
水稲47ha(うち直播30ha)、
そば18ha、大豆13ha、
ばれいしょ0.5ha、
ネギ0.5ha、たまねぎ1.0ha、
比内地鶏13,000~15,000羽
社員10名のほとんどが非農家・非地縁。平均年齢35歳と若手社員が多い中、三浦社長の強力なリーダーシップのもとで結束。
合理的な労務管理と福利厚生に配慮しながら、各社員が経費削減への意識を抱けるよう経営状況を共有。
1,200筆に及ぶほ場の図面をエクセルで管理するほか、ドローンを駆使して農業生産を効率化。
松ヶ崎地域では、令和4年度まで基盤整備事業を実施中で、今後、法人のさらなる飛躍が期待される。
令和元年度にライスセンターを整備。生産した米は首都圏の寿司店や県内スーパー、介護施設、レストラン等に出荷。
学校給食向けに取り組んでいたたまねぎは、大手外食チェーンからの要請に応じ、近年その規模を拡大。
比内地鶏は、新たな付加価値化にも取り組みながら、沖縄を拠点とした海外展開も視野に。
三浦社長は、県外から移住したフロンティア研修生に住居を提供したり、連携予定の他法人へ若手人材を紹介するなど、自社に限らず地域農業の担い手に対しても目配りする。
新規就農者へのメッセージ!
「様々な交流機会を通じて人としての幅を広げて欲しい。」と、三浦社長は新規就農者に対しても人や地域との関わりを呼びかける。
そのうえで、「自分が農業に携わったらどれだけ稼げるかを具体的にイメージしながら、地域や法人に自分を積極的に売り込んで欲しい。」とも語る。
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