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秋田の農林水産業 「カッコいい」担い手 大特集!相庭 香月さん(由利本荘市)

相庭 香月さん(由利本荘市)

  • 平成21年4月、地元の由利本荘市矢島町へUターンし、酪農業を営む実家で就農。

  • 家畜人工授精師の資格も取得。

  • JA秋田しんせい和牛青年部に所属し、酪農家の仲間とも仲良し。

  • 写真が好きで、SNSに牛や犬、猫の写真を投稿することが趣味。

就農のきっかけは?

  • 都内のIT企業に勤めていたが、酪農と水稲に取り組む両親の規模拡大に合わせ、平成21年にUターン。

  • 転機となったのは平成24年。国内最大の和牛品評会である全国和牛能力共進会が長崎県で開催され、「県有種雄牛の義平福が全国2位を獲得」という明るいニュースが香月さんの耳にも飛び込む。

  • 「秋田由利牛」ブランドに惹かれていた香月さんは、これをチャンスと捉え、従来の乳牛経営に加えて、肉用牛(繁殖牛)部門を新設し、「秋田由利牛」にも挑戦し始めた。


現在の取組は?(令和3年度)

両親

水田13ha、乳用牛約30頭
(飼料米・WCS・飼料カボチャ)

香月さん

肉用牛(繁殖牛)6頭

  • 繁殖牛を10頭まで増やしていたが、ここ数年、受胎率の低下等により手放し、現在は6頭規模。

  • 寒暖差が厳しい矢島の地で、牛の健康維持の難しさを実感し、より良い管理ができるよう鋭意勉強中。

  • 定期的に種付けを行って、1頭ずつ地道に牛を増やしていくことで、元々の10頭規模に近づけるべく努力を続けている。

  • 「牛を通して生産者である自分自身も見られる」との心掛けで、家畜市場でのセリに臨んでおり、出荷のギリギリまで牛の手入れに集中。

  • そうした挑戦のほか、小学校の農業体験も積極的に受け入れている。


新規就農者へのメッセージ!

  • 牛はでかい生き物で怪我のリスクがある上、毎日餌を食べ、排せつもするので、管理が大変で遊びに行きたくてもなかなか行けません。

  • 笑顔で一緒にやろうと安易に言える仕事ではなく、覚悟をもって臨む必要がある。

  • でも、子牛が生まれた時や、私が育てた牛を共励会に出すと言って貰えた時など、とても嬉しくやりがいを感じる場面も多い。

  • 社会経験した後、畑違いから就農しても遅くはない。遠回りと思うかもしれないが、社会に出たからこそ分かることもある。

  • 農業でも農業でなくても大変なことはいっぱいある。それでも辞めずに続けるためには、相談できる先輩や仲間を持つことが大事。壁にぶち当たった時、自分一人でやろうとしないこと!




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