秋田で輝く期待の新規就農者特集!佐藤龍太郎さん(東成瀬村)
プロフィール紹介
出身は東成瀬村。地元にUターンして、水稲やトマト、リンドウを栽培しています。
湯沢雄勝地域の若手農業者団体である農業近代化ゼミナール・楽農喜族「Yuzawa」に所属し、農業経営について学んでいます。
両親が兼業農家で、いずれは農業に取り組もうという意識はありましたが、秋田大学卒業後は県内の電子部品製作会社へ就職しました。
その後、地域農業の後継者が不足している状況を知り、就農時に活用できる補助事業についても知ったことで、農業をやりたい気持ち次第にが大きくなりました。
県のフロンティア研修を受講し、平成28年には就農、令和2年の冬には大雪の被害を受けましたが、現在も復興を目指し頑張っています。
5年ほど前、近所で介護福祉施設を経営している佐藤一人さんと県のビジネス塾で出会ったことがきっかけとなって農福連携に取り組み始め、今では共に助け合えるパートナーになっています。
経営の概要を教えてください
経営規模は、水稲1ha、トマト10a、リンドウ20aとなっています。
トマトは、東成瀬村で昔から栽培が盛んな品目です。私が栽培している品種は「麗月」で、肉厚で日持ちが良いとされ、酸味が少なく食べやすいのが特徴です。
トマトの定植は、地域の介護福祉施設の入居者から手伝ってもらっており、農福連携の取組をさらに広めていきたいと考えています。
今後は自身の経営を発展させながら、雇用の創出と地域の農地維持に取り組んでいきます。
収穫途中のリンドウほ場を見せていただきました
リンドウは日本原産の植物で、8月には市場に多く出回り、仏花だけでなくフラワーアレンジメントにも使用されます。
高温に弱いリンドウですが、冷涼な気候の東成瀬村には向いています。
生育期間中は多くの水を必要とするため、元々は水田だった農地を利用して栽培しています。
楽農喜族「Yuzawa」の活動について教えてください
私が所属している楽農喜族「Yuzawa」は、湯沢雄勝地域の若手農業者グループです。私も即売会や勉強会等に参加し、若手農業者の技術研鑽に励んでいます。
写真は、若手農業者の販路拡大に向けた勉強会に参加した時の様子です。
第52回東北農村青年会議秋田大会を開催しました
令和4年11月1日から2日にかけて、第52回東北農村青年会議秋田大会が開催され、各県の代表者が日頃の経営や栽培についての研究成果等を発表しました。
今回、私も大会の運営に携わり、多くの若手農業者と交流を深める貴重な機会となりました。
新規就農者へのメッセージをお願いします
地道に頑張っていれば、周りの人が見ていてくれて、いろんな良いことがあると思います。
楽農喜族「Yuzawa」に所属していたおかげで、即売会や研修会を通じて、全県に仲間ができました。
また、地元東成瀬村でひたむきに農業に取り組む中で、一緒に農業を頑張ってくれるパートナーができました。
地元の農業を共に活性化させましょう!
秋田県農林水産部公式ウェブサイト「こまちチャンネル」では、秋田県の農林水産業のフレッシュな情報を随時発信していますので、ぜひチェックしてみてください!