【振り返り②】こまさやのこれまで|まとめ
勢いではじめたサロン。私が提供できるものは「場所」だけ。
サロンを始めた最初のきっかけは、その頃はまっていた冷えとり健康法。「冷えとり仲間と話せる場が欲しい」という単純な思い(笑)
十数年勤めた幼稚園を、体調不良がきっかけで退職した。今思えば、震災後のストレスもあったのだと思う。自由に使える時間を利用して、大きな影響を受けていた服部みれいさんのお話し会を聞きたくて、東京まで頻繁に通うようになった。自然療法やセラピー、オーガニックやエコのイベント、気になる店に片っ端から行ってみた。
この東京~岩手の往復で、沢山の刺激と同じくらい矛盾も感じていた。
東京や都会でないと好きなことが出来ないのだろうか?
という疑問。
そこで辿り着いた答えが、「お話し会もセラピーも、場所さえあれば出来るんじゃない?」というもの。
ひねりなし(笑)
そこで、気になっていた方々に勢いで声を掛けてみた。
はじめの一歩!念願の冷えとりのお話し会
記念すべき第一回は、お灸と冷えのお話し会。盛岡市を中心に活動していた鍼灸師のひろはり灸先生を講師でお招きして、手作りのかわいらしい竹筒のお灸を作ってみるワークショップをプレイベントとして開催。
矢継ぎ早に、月ごよみもこさんの布ナプキンお話し会、カオリさんのキャンドルワークショップ、ツジヤマガクちゃんのウクレレワークショップ、などなど。思いつくままに、自分のアンテナに引っかかった「良い」と思うものや大好きな人を紹介していくスタイル。
これは4年前のサロンの様子。パステル講座の様子。『癒しのカフェ』の企画。市内在住のセラピストさんやハンドメイド作家さんに声を掛けてみた。結果的にスキルはあるけれど、はじめの一歩が踏み出せていない、そんな方達のデビューのきっかけに。
とにかく勢いだけ(笑)。沢山の出会いとご縁に恵まれて、手探り状態の店主に付き合ってくれた心の広い皆様のおかげでなんとか形にしてきた。お名前を挙げきれないけれど、ご縁のあった方々すべての方に心から感謝です。
雑誌「クレア」さんにも広告を掲載させてもらいました。ご縁に感謝。
サロンから「まちのまんなか」へ
これはサクサクさんの空き店舗をお借りしてのイベント、まんなかマルシェの前身、「癒しのカフェ」の一コマ。
ずっと雑貨屋さんに憧れていたから、冷えとりグッズや小物雑貨を並べてみた。ワンコインのセラピー体験コーナーや、手作り体験のワークショップも企画した。
イベントはサロンから「まちのまんなか」にして飛び出してみたら、「まんなかマルシェ」という一つの場がうまれた。
会場は震災ですっぽり空いてしまった場所。空き店舗や駐車場ばかりが増えていく中、「まんなかマルシェ」は町が元気を盛り返すのと呼応するように、少しずつだけれど着実に広がりをみせていった。協力してくださっている商店街、商店店主さん、実行委員会の仲間のおかげです。
この先もっともっと変化して、オモシロイ「何か」が始まるきっかけの一つになってくれたら嬉しい。
「こんなことしたい」を一つ一つ形にしていく。ただただ愉しかった。
マルシェを形にした一冊誕生
そして、勢いで!もう一つの形、冊子「みやこじん」という場がうまれた。
イベントは一日だけで終わってしまうから、何か形に残るものを作ってみたかった。宮古のオモシロイ人やモノ、大好きな音楽、大好きな場所。今はないけれど懐かしい場所。色んなものが詰まった「みやこじん」は、これも勢いで挑んだクラウドファンディングで、沢山の方のご支援を得て形にすることが出来た。
生みの苦しみもあったし、苦い思いも経験した。
このプロジェクトは私の思いがベースではあるけれど、沢山の方の思いも乗っている。関わる人が増え、扱うものが大きくなればなるほど、色んな形の期待を要求される。注目されればされるほど、過度に膨らんだ期待と承認欲求を生んでしまった。残念だけれど、思いを分かち合えない人とは離れざるを得なかった。結果、創刊号だけで継続することは出来なかった。
迷走期突入・・・
人の輪が大きくなると厄介なことが増えるのは否めない。コミュニティが出来上がってくるにつれ、意思疎通の難しさが見え隠れしてきた。
はじまりの思いとは裏腹に、いつの間にか『人のために良かれと思って』という私の中の悪魔的要素(エゴです)が大きくなっていた。誰からも頼まれていないのに『セラピストにならねば』『癒してあげなければ』という思い込みに囚われてしまう。
さらに、世間は起業女子や子宮系女子がチヤホヤされ始めていた頃。SNSのキラキラ女子投稿に違和感を持ちつつも、「何者かにならねばならない」という呪縛にかかってしまう。幻影なのに追い求めてしまう。
【The 迷走期】へ突入(泣)・・・
私が心から求めていているものは何か?・・・まったく見えていなかった。
外側ばかり見ている時、自分のことを判断する材料でさえ外側にお伺いを立ててしまう。お伺いをたてるべきは、内側なのに。結果、着ぐるみをどんどん着ていって身動きがとれなくなっていく・・・
サロンから、町のまんなかへ。そしてイベントから冊子へ。
形は変わっても、そもそものはじまり、「コミュニティを作る」という目的のために一つ一つ形にしてきたつもり。なのですが、ここに来てコミュニティ作りの難しさにぶち当たっています。
とはいえ、これも必要なプロセスだったと思う。結果として、自己探求の道(=闇鍋祭り(笑))へと進むことになったから。
私の人生の重要な鍵、オーラソーマとの出会いへと続きます。
https://note.com/coma_majo/n/nd1cec921e89d?magazine_key=mdd8c06ed65d0
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