#171 ポジションニング←思い込みから気持ちのうつろい
おはようございます。fumioです。
今朝は、寒いのと寝不足な寝起きでパソコンに向かっています。しっかりnoteしていきます。
■こんなお話から
こどもが少なく、そのこどもも親とともに自宅、または自宅の近くで生活するより「したいことができる場所」にて生活する。また、親も生活している場所で生活をつづける。
拠点のことなるところで、それぞれが生活するのでライフイベントが起こる度に時間をつくり、また、定期的に帰省したりする。(親が動くより、こどもの時間で決まってくる)
そんな家族に「介護」をしなければならない時期がきた。
この家族は、親の生活するところでの介護をするのでなく、こどもの生活する近くで介護をすることにしました。
■同居でなく、こどもの近くの施設に親を入居してもらう
ここで、「相談を受けた家族の前提」、家族が親の介護を自分たちがおこなわず、近隣の施設で介護を受けることで介護生活をしていきたい!
具体的は、住所地の異なる(親の現住所、家族の現住所、施設のある住所)が異なる施設入所、ゴールは、特別養護老人ホーム(老人福祉施設)です。
更に、家族の考えは、親の住所を「こどもの住所へ異動して」(こどもの生活市町村に移して、こどもの生活する市町村から近い施設に入所をしてもらうこと。
そのゴールまでのイメージは、特別養護老人ホームに入所する前に、いずれかの近隣の施設に親に入所してもらい、特別養護老人ホームへ入所するということのようです。
■家族の方のイメージ(思い込み:現在のポジションニング)を修正する
家族の方がイメージをつくるまでの期間には、どこかで情報を得て、決めて目的へ向けて行動をということで「私」のところまで来ていただけたと考えています。次が、私が家族の方のお話から整理していくポイントです。
【確認が必要なルール】
・介護保険制度のルール
・住所の異動先の市町村が「呼び寄せ要介護高齢者の介護保険施設への入所」のルール
・入所を考えている施設の入所判定ルールの有無
・利用する料金
・入所後のイメージ
※今日のお話では、高齢者の状態や家族の親へのイメージはまったく触れていません。
家族の方は、住所を異動して施設を申し込んで「待機する施設」にその間入所すればいいのかな?のイメージを持って頂ける方が多い印象があることと、私のところまでに情報収集に行かれた先の方がどのようなお話を伺い、説明したのか?となることが多いです。
■思い込みを変えていく
ここで、家族の方のイメージを「家族の方にとって気づいていないこと、異なっていたこと、家族のゴール」に添うお話を一緒にしていきます。
時間のゆとりがある場合は、いいのですが、余裕がない場合もありますのでここで修正は結構丁寧に、今後の時間の無駄をなくして、スムーズに動いてもらうことをイメージしてお話をしていきます。
※施設入所を検討されること自体で、既に、「現時点での生活継続に支障がある」と思い家族は行動されているからです。
■家族のイメージだけでは、変更できないルールに配慮
呼び寄せる先の市町村の介護保険(施設入所を担当している方)との話をすることが一番正確です。
ここでの問題は、呼び寄せた市町村には、親(住民じゃない)を呼び寄せて入所を考える家族(住民)と呼び寄せた地域にも親(住民)を入所させたい家族(住民)がいます。
このポイントを整理すること、住所の異動先の市町村が「呼び寄せ要介護高齢者の介護保険施設への入所」のルール。
このルールの有無とある場合には、どの様な条件をクリアしないかを準備する期間が必要と思います。また、入所を考えている施設の入所判定ルールの有無。
ここも以外と見落としがちです。
■相談援助職との出会い
最後に、私の業務から見た場合を。
家族のイメージを修正する相談援助をしていくと、次のような具体的な手続きイメージをします。
・呼び寄せ前、(現時点の)在宅なら介護支援専門員、施設なら相談員、施設の介護支援専門員
・待機するまでの施設の相談員
・ゴール先の施設の相談員
3人の相談員に高齢者とその家族が関わりをもってくることをどの様にイメージするか?です。
同じ相談援助職ですが、レベルと援助観が異なるので、どの様なことをしてもらえるのか?です。(この時点の相談が後に、問題をつくるきっかけになることもあります)
※家族の思いと手続きをどの程度見積もり、支援をスタートして必要な支援をしてくれるのか?です。
※繰り返しになりますが、今日のお話には、高齢者の介護状態や医療についての情報がないので加味する必要があれば、進め方と選択の仕方も違います。
※居住先の満足度について、呼び寄せられた先の習慣を高齢者が馴染めるかも大事です。
家族のポジションニング(思い込み)をうまく落ち着かせるのは相談援助の仕事の軸ですが、今日の話は、私的は簡単なお話ではないです。検討される方は時間の余裕といい相談先との出会いがありますように。
今日も、良き日に(^^)/
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