ヒストリカル・ブランディング
元書店員のfumioです。(^^)/
初めて、紹介するのは
久保健治著 角川新書 『ヒストリカル・ブランディング』
【目次】
第1部 観光によるヒストリカル・ブランディング
第1章 保存VS開発を超える ー北海道小樽運河ー
第2章 無形価値を可視化する ー千葉県佐原の大祭ー
第3章 ヒストリカル・ブランディングの理論
・観光による地域ブランディングー
第2部 商品開発による地域ブランディング
第4章~第7章 終章
コモディディ化した観光と、時代の流れによる地域開発、人口の流動化、少子高齢化などにより地域が元気を失ていく。改めて、当たり前と感じていた地域に生きた生活(者)の歴史を発掘し、その生活者を追いながら同じようにその地域で生きてる普通の人が「歴史文化」を再発見して、地域の人々と向き合っていき・・・地域を取り戻していく種まきと地域を耕しのドキュメントがつまった1冊(^^)/
■元書店員が熱くなったポイント
大木式ソーセージ(日本のソーセージの祖)から地域の人が動かずにはいらない・・・そして、形がかわりながら、その影響が引き継がれていく。
これは、この本の中の1つの話ですが・・・すべての話に、普通の人が地域をブランディングしながら、関わるその地域の人たちのライフストーリーがあるんだな~と感じる1冊でした。
また、相談援助職的には、この人ひとりの普通に感じるライフストーリーをその方からしっかりヒアリングして、その人と家族のライフヒストリーとしてお返しできて、私の支援するその人が再確認できたら・・と思った1冊。
日本の地域を熱くできる、地域包括ケアシステムより分かりやすい1冊です。是非、読んでください。