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#357 ケアプランで見極める

こんばんは フミオです。

高齢者、ひとりの人間としての見極めについての記事があったので、私なりの実際に行ってきたい見極め方を今日はnoteします。


■まず、大前提は高齢者一人一人のケアプランがしっかりある

 高齢者本人、家族、支援するスタッフが「ひとりの人間」として関係性を自覚して「〇〇さんに、とって何をすること」が明確になっていることだ必要です。

そして、その向かう先はケアプランの「総合的な援助の方針」という欄にしっかり記載されます。自分の身の回りのことで本人がしていたことや、これだけはしたいことなどを実現する内容について関係者で支援していくこと。

例えば、何カ月には、家族で月一回は温泉に行って、一緒にご飯を食べにいきたい!という思いがあるなのであれば・・これをニーズにして、支援の方向性を具体的にサービスの内容に落とし込みます。

■この月一回の温泉へいくこと

 「月一回の温泉へいくこと」実現するために、サービスの内容を具体化していくのですが、ここからは逆算思考になります。もし身近な温泉であるのであれば、ご本人の年齢や疾患、家族の応援できることなどを踏まえて、「〇か月後にこんな状態で入浴する」まで組み上げます。

この「こんな状態」でもご本人・家族から合意が取れたら、その温泉にアセスメントに行ってきて、風呂の環境・脱衣の環境・トイレ環境・休憩の環境・出入り口の環境・・・温泉の協力も検討していきます。。当然、かかりつけ医にも相談します。

環境の確認しどころは、トイレのやり方や脱衣、入浴時の入浴方法になります。この内容がケアプランに盛り込んで、各事業所にもお願いするポイントが違ってきます。

■病前の生活の確認へ遡る聴き取り

 ただ温泉に家族で行きたい!では、ないんですよね。
介護のスタッフ、看護のスタッフ、家族、関係者がしっかりそれぞれの部署でご本人の生活にコミットする関係性をつくり、・・聞き出していく作業を
関わった時から実施してくこと。

困りごとでなくて、困りごとで見えなくなった「大切だったこと」「大切たったと気づいたこと」を言葉にしてもらう関係をつくって言ってもらうことです。

この聴き取りと関わりの関係性が、「ひとりの人間」「その人らしい」へつながる個別ケアにつながると思っています。

■今日note

 いい施設について今までも触れてきましたが、契約時、または、入所時等に暫定のケアプランを確認するのがいいと思います。
特に、施設入所については、しっかりケアプランをもとに説明と同意をとり
具体的に本人と家族の役割と〇カ月後に向けてのイメージを説明できる!

これが最低条件のプランと思います。

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