#247 親の介護⑬
こんにちは フミオです。
突然ですが、父のことをnoteします。(誰も、関心のないこと思います)
■倒れる前夜
夕食を終えて、2Fへ上がる途中で父が台所から自室に入る後姿を見たのが普通に歩いて不自由なく生活していた父の最期の姿でした。その30分前に夕食中に口喧嘩をしたのも憶えています。でも、内容までは記憶がありせん。次に、父に会ったのは母の「お父さん、お父さん」と呼ぶ声と普通ではない空気を感じて、父の部屋でベッドに倒れているような寝ていような姿でした。
父は、不眠傾向があったので母も別の部屋に寝ていたので気づくことなかったと思います。(今、noteしながら思えば「私が隣にいれば、こんなことに」と母は思っていたかもしれませんね。)
私は、既に障害者施設で働いていたので、父を見るなり母の呼びかけに応えようと身体を動かしたいと思っているけれども身体の片側のみしか動かせない状態や目の動きをみて頭のトラブルだな!と思い、母に言って「救急車、呼ぶよ」と言ったのを憶えています。
■病院へ救急搬送
救急車を要請したこと、彼女(現・妻)に父が倒れて旅行がいけなくなったことを連絡したこと、近所の人が救急車が到着している自宅前を遠巻きにして見ている光景は記憶に残っています。
そして、病院へ医師からCT画像をみながら脳梗塞の診断とかなり重症なことの説明を受けたことも憶えています。そこからは、記憶が時系列に思い出せないです。けれど、断片的に写真の一コマのように画とその時のことばだけを憶えています。
■父のことを書きたくなった理由
➀私がSNSでフォローしている方の親が救急搬送され入院されました。それまでのその方が子どもとして今、過去、未来をみながら思うことを綴り、かつ、入院になって思う今。
私の父と重なることがあり、気づいた点があったこと(親子関係から)
②次に、相談援助職をしてきて、倒れた親を見る子どもの姿をいくつも体験させて頂いたことから気づいたこと(倒れた親のこどもと相談を受ける側の関係から)
2つの思いがそのフォローしている方のSNSから姿をみることでnoteをしたくなんたからですよね。
■父が倒れて入院中で私が動けた理由(その時の気持ち)
父が倒れ、母が今後のことを私に相談したり、身体の状態を確認してくる姿は子どもとしてしっかりしなければと思っていました。しかし、その時の私は一人っ子で、まだまだ親を頼っていました。何をどうしたら、いいかも記憶を辿っても歳の大きなこども程度何をしたらいいかも、わからなかったのを憶えています。
先々を考えて「これ、あれを・・」とできていたのできたわけでなく、母のこと、母に言われ、病院に言われたことをただただしていただけです。
ICU(集中治療室)から病院の階段を降りて駐車場、車の運転をして自宅につく。また、車の運転をして駐車場へ、そして、階段を登ってICUへの繰り返し。
今でも憶えています。病院へ向う車の運転するときがやけに気持ちが楽だったこと。駐車場から階段、ICU、父に会う時までの苦しさ。そして、ICUから自宅までの車中、自宅での例えようもない不安。この繰り返しだったことです。
この時の私は、ただただこの繰り返しがあるから動けていた(行動できた)ということだけなんです。
いろいろな方が心配や経験を話してくださいます。ありがたいです。しかし、頭の整理も気持ちの整理も何もできていない、これからのことを医師や看護師に言われて、それだけできるだけ!頭の中も気持ちも「セメントの塊」状態でうごかなかったです。
だから、
私がフォローしている方へ(➀)
親が倒れている今の気持ちも、行動も・・。
今できていることは、十分できていることです。目の前で起きて考えて判断して、行動していることも全て正解です。あなただって、あなた自身に声をかけてあげたいけれども・・・自分のことは何となく後回ししちゃうかも。
■そんな姿かもしれないフォローしている方へ(②相談援助の私から)
「困ったことがあったら、相談してください」なんて、クソのような言葉でなく「○○と言われて、困ったら、私に相談してください」、「〇月〇日の何時にお会いできますか?」「吐き出したくなったら、私に吐き出してください」と私は言いたいです。
だって、困っていることだってわからないくらい困っているんですから。「次に〇〇できますか?日と時間を決めましょう」これも強引かもしれません。でも、動けることが何といっても、楽になることが多いと思うんですよね。
■今日のnote
寄り添い方には、いろいろあるけれども、ただただ読むだけの「こんなことをしたら」と未来もあるけど、ただただ共感と肯定、聴くだけの姿勢がいいことが多いこと。
そして、相談援助職は、経験と今後の展開に寄り添い行動を促せるように明確にことばを伝えることが大切だと思います。
私のフォローしている方に、いい相談援助職がつくことを願って