見出し画像

#328 親が入居する施設をスマートホーム化できるのか?

こんにちは フミオです。

昨日、我が家のスマートホーム化をしました。そこで、あることを考えました。それは、自分の家族が施設入居した場合に、施設の入居する部屋(個室)をスマートホーム化したらどうだろうか?と。

今日は、入居施設のスマートホーム化についてnoteしてみます。


■入居施設のスマートホーム化のイメージ

 もはや、スマートフォンの利用は当たり前として、私の親世代は当然のようにガラ携を使います。コロナを経験した最近では、オンラインでの家族とのつながりも当然になっている印象すらあります。

更に、施設の入居者の中には、ガラ携を持ち込んで、家族と連絡する高齢者すら10人いれば1~2人ぐらいは持っています。

ここで、問題があります。
施設に入所する前の高齢者は、ガラ携を自分で操っていました。しかし、年齢と加齢に伴い、操ることから置き場所の認識や充電ができない方もいるのも事実です。

そうなると、「連絡がつかない!」とか、「携帯がなくなった!」とかの訴えから果ては苦情にいたることもあります。

■「連絡がつかない!」

 入居する高齢者からでも、その家族からでも「連絡がつかない」と訴えがおきます。

・携帯のかけ方がわからなくなること

・身体の不自由で操作ができない

・携帯が充電できていないこと

・高齢者はガラ携を持って行動しない方もいるので、居室でなっている

・高齢者が操作を間違って、携帯の電源を落としてしまう

こんなことが起きてきます。そうなると高齢者本人からの訴えや家族から「連絡がこなくなった」とか、「携帯を鳴らしてもでない」と言った訴えが
出てきます。

そして、それぞれお互いの時間が見えないので、「この時間なら大丈夫だろう」と言った双方の思い、この対応を高齢者の生活時間と家族の生活時間を合わせて、支障にならないように対応するのは、結構時間と工夫がいります。

■そんな課題を解決するのに、スマートホーム化は?

 まず、高齢者の「操作」というものがいらないので、音声のみの対応で可能。例えば、AIスピーカーの前に、指示がわかるように紙にて説明を書いておき、その指示通り話かけてもらう。

また、家族からは時間帯で入居している親に話かける。さらに、カメラやセンサーを付けておけば、入居している親の動きも把握できて、声をかけるタイミングもわかり、様子を理解した上で声掛けができるということができます。

もはや、一人暮らしをしている以上に安心して話かけら、会話の楽しむことができます。

■問題もあります

 まず、高齢者と家族の関係では、どちらがといいません。ただ一定の距離感がある生活を送る中で、どちらも自宅にいるようにとは言わないまでも連絡し合うことが高齢者も家族も生活のリズムが崩れる可能性があります。

干渉し合うことが増えてしまうので、ケアで対応できることもありますが、ケアでは対応できないこともあるので、葛藤が生れるかもしれません。

次に、施設と高齢者と家族の関係です。
24時間365日、高齢者の様子が見えるので、干渉とか監視とか・・・言葉にはそれぞれの立場があると思います。

見える見られることへの関心と我慢と配慮と信頼などの気持ちをしっかり持っていないと、ケアを提供する関係が壊れることもあるかもしれません。

■今日のnote

 施設入居者のスマートホーム化は、外部サービスを利用する高齢者住宅のような施設には向くかもしれません。

また、スマートホーム化については、個室単位の部屋で隣との遮音ができてる施設であれば、高齢者にスマホやガラ携を持たせるよりは、コンセントで電源を取れるWi-FiとAIスピーカー、センサー付きカメラなどを工事など行わなくても導入できます。

いいことばかりか、悪いことが増えるのか?
 
さて、このnoteを読んで頂き、いいね! それとも、ちょっと困るな~となるのか?いかがですか?


いいなと思ったら応援しよう!