ひとり旅
この年齢にして初めて私はひとり旅をした。
やはり人は30歳を越えるといつもと違う事をしたくなったり、自分を探したくなったりするのだと実感……
しない そういうのじゃない
そういう意識の高い人間ではない。30歳を越えたからといって、10代の時からやってる事は何も変わらない。
休みの日はベッドに寝転んで気付いたら夕方になっているし、夜ご飯の支度はいつもギリギリにならないとやらない。
のに。
ひとり旅した理由なんて、もちろんひとつしかない訳ですよ。
はい、推しのため!!!
ってな訳で大阪の田舎から遠路遥々東京の大都会まで、新幹線で、しかもグリーン車で(指定席がいっぱいで取れなかっただけ。)行ってきました。
まさか当たると思ってなかった Spring Paradise!通称スプパラ!!
大阪で3月に開催されたものが、東京でも開催されまして。初めての遠征ですよ奥さん。それはもう生まれたての子鹿のようにぷるぷるしながら大都会トーキョーを歩く私 この日のためにキメた髪型と服装も相まって周りも吃驚する程の不審者。
トーキョーに着いて、エスカレーターに乗る私。
そこで事件は起こります。
エスカレーターにいつも通り右側に立つ私。周りはなんと左側に立つのです。
出ました。これが大都会トーキョーの洗礼
関西人の炙り出し!!!!!
トーキョー着いた途端一瞬で炙り出されました。トーキョーまじで怖いところ。一瞬の油断も隙もありゃしない。
周りから刺さる
こいつよそもんだな??
の痛い視線(自意識過剰)
着いた途端肝を冷やしました。
そして教えてもらった通り会場に向かいいざ推しの元へ!!!
今回は整理番号順での入場だったのですが、なんとまあいつもクソみたいな席しか当たらない私がとっても早い整理番号を引き当て前日の夜から目がギンギン 心臓バクバク
例えるならば銀魂の神楽ちゃんの名言
「眠れないアル」
を連呼したくなる程の眠れなさをやり過ごして迎えた当日。
走るまでもなく、推しが来ると噂の柵横を陣取り、柵横なのをいい事に柵にもたれかかって開演を待つ30オーバーBBA しかも1人参戦。同担拒否が激しくてお友達なんていない30オーバーBBA。でも歳をとるのも悪くない。歳を重ねるごとに全然どこでも1人で行けることに驚きと感動を隠せない。
開演した途端あまりの近さに腰を抜かしかけて、キラッキラの笑顔で踊る推しに度肝を抜かれました。
なんだあの可愛いの 汗すら可愛いって何事だ??(おまわりさんここです)
そして客降りタイム。なんと大好きな推しが目の前で!お立ち台に立って!
歌ってる!!笑ってる!!ファンサしてる!!あまりのオタクの熱量にめっちゃ目泳いでる!!!
全て間近。歯の矯正器具すら見えるほどの間近。なんだこれ、なんだこれは。現実??夢???こんな場所で推しが見れるなんて2度とないんじゃないか??というほどの距離。手伸ばしたら届いちゃうよ…(伸ばしてません)
はぁー可愛い
はぁー可愛い
はあーーーーー可愛い!!!!!
って思ってたら2時間弱あっという間でした。
大阪からトーキョーに行く2時間半はとっても長いのに(新幹線酔いするしな)推しを見てる2時間弱って本当に一瞬。
なに、私の体感瞬き1回なんだけど。どういうことこれ。どうなってんのこれ。
現実に戻れないまま会場を後にして、オタクに紛れて会場外の写真を撮ろうにも黒服が「ここは通り道です!!立ち止まらないでください!!!」の声にビビってそそくさとその場を後にし、同じ建物の柱でコソッと推しと壁の写真を撮ったのである。
写真も撮って満足したので、家族にお土産買って帰るぞ!と意気込んでトーキョー駅に向かう。
お目当てのお土産屋さんに一向に着かない。似た名前の出口多くない??なんて?どこ?なに???
って彷徨ってるとあらま不思議時間はどんどん過ぎていく訳ですね。
帰りの新幹線は17時ちょうど発。現時刻16時過ぎ。これ、もしかしてヤバい???
なんて1人で焦りつつ、なんとかお土産屋さんを見つけ、家族にお土産を買い無事帰りの新幹線にオン!!!
日帰り旅行しんど!!え、しんど!!!
ひと息つく余裕全くなく。帰りの新幹線は酔う事も忘れて爆睡。
気付けば新大阪にいました。
あまりにも怒涛な1日過ぎて、公演が終わって1週間経った今も
もう1週間過ぎたの???
と驚きを隠せないので、色々忘れてしまう前にnoteに残しておこう!と書きました。
でも結局覚えてるのは、日帰り弾丸ツアー感と、推しが可愛かったって事だけ……
でも推しの為に遠征するのは悪くないな、と思えたひとり旅でした。
これからも会いに行く為なら遠征するぞ!!!
と心に誓う30オーバーBBAでした。30オーバーの行動力半端ない。舐めてた。自分自身を。うん。
てな訳でひとり旅オススメです。(無理矢理感)
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