・流行歌の楽しみ〜百瀬のやり方考え方②〜
復刻盤CDで流行歌を聴く
復刻盤CDは大手レーベルからだとか、インディーズからもリリースされ、また、ダウンロードだとかでも聴けるようになっているだろうと思う。
余談だが、私は、CD盤を買う派でダウンロードを使ったことがないのである。
別にダウンロードを否定している訳ではない、ただ、ブックレットが魅力的なのである。
当時の魅力を知るだとか、歌手の横顔を知る手引きとして手取り早い。本を買わなくても音楽と付いて来るから私としてはお得と感じているからだ。
なので、専門家の解説と音源がセットであるから自分は未だにCD贔屓なのである。
復刻盤はレコードのノイズがあり、SP盤レコードは特に強いので驚くと思う。
でも、それも醍醐味だと思うので気にしないで聴いてくれると嬉しい。
聴いて欲しい歌手
いっぱい存在しますが、音源の入手のしやすい歌手を紹介する。今回は、戦後ビクターを引っ張った女性歌手の平野愛子を取り上げる。
・経歴:平野愛子・本名平野あいは「1919(大正8)年1月4日」東京で生まれた。武蔵野音楽大学声楽科を中退後、名のある声楽家に師事を受けた。終戦後、「1945(昭和20)年」の暮れに行われたビクターの全国新人歌手に応募。2000人以上の中から「長崎物語」を歌ってトップ当選を果たした。「港が見える丘」がヒットしスター歌手のひとりとなる。
・参考文献:ビクター「平野愛子/ゴールデンベスト」ブックレットから
平野愛子の音源は入手しやすいのでぜひ聴いて欲しいところだ。私のおすすめは、ビクターかリリースされた「ゴールデンベスト」から、「雨の日の広告塔」を挙げる。「東京行進曲」を作曲した、中山晋平の戦後の作品で色々考えさせられる一曲でまた、個人的に印象的な楽曲である。
彼女の美しくまたメランコリーな歌声は、魅了されると思うので、是非、聴いて欲しい。
今日の私のうんちくは、ここまで。皆さん、忘れえぬ一曲をこの機に見つけて頂ければと思う。