なぜオーストラリアで看護師?
今回はオーストラリアで看護師を目指す事となった経緯を綴りたいと思います。
①オーストラリアでコロナ流行を経験して
一番のきっかけはずばりコロナです。
今のところ日本程の被害は出ていないですが、オーストラリアではこれまでに新型コロナウイルスにより909名(2021年1月10日現在)の尊い命が亡くなり、28,595名の方が罹患したと報告されています。
クラスターの発生によりこれまでメルボルンや南オーストラリア、シドニー北部のノースショア、そして現在はブリスベンがロックダウンを経験しています。
看護師を含む医療者が自らの罹患の危険にされされながらも献身的に働いている中、日本の看護師の資格を持ちながら看護師として活躍できない事に悔しさを感じる自分がいました。
また、アシスタントナースとして働くうちにもっと高みを目指したい、もっとクライエントへの理解を深めもう一歩進んだ立場で貢献したいと思うようになったのも事実です。
②オーストラリアに魅了されて
そして何よりオーストラリアの温かい気楽な人々、気候、文化が私をここに留まらせたのだと思います。
こちらは日本に比べるとよりワークライフバランスを大切にしており、多くの人がゆったりと働いているような気がします。
アシスタントナースとして働き始めてから残業はほとんどした事がないです。
病院や介護施設での日勤では、食事休憩とは別に必ず朝(午後出勤なら3時頃)のコーヒーブレイクとして休憩があったりします。
また、オーストラリアは言わずと知れた多国籍、様々な文化が共存する国(2019年の統計では29.7% の国民が国外で生まれ移民として生活しているとの事)であり、日本人にも理解のある方は多く、全ての人が新日とは言えませんがとても過ごしやすいです。
海外旅行にほとんど行った事のない私ですが様々なバックグラウンドを持つ人々から他の国の情報や、日本にいる時にはあまり耳にする事のなかったアイデアや価値観にも日々触れており、自分の中で世界が広がり続けています。
国籍や性別、宗教、病気や障害の有無、見た目に関わらず誰にでも手を差し伸べられる存在になりたいとオーストラリアに来てから特に強く思うようになりました。
③英語力アップを感じて
正直、留学当初はかなり低めの英語レベルで、言葉を発する以前に相手が言っている事が理解できないという状態がしばらく続きました。
まさかオーストラリアで看護師なんて到底届くことのない高い壁だと思い考えもしませんでした。
ところが日常会話程度であればほぼ問題なくなってきている今、今まで得てきた英語力を活かす機会として、今後のゴールとして、血の滲む努力が必要であると分かっていてもオーストラリアでの看護師を目指す価値があるのではないかという考えに落ち着いています。
まだ模索段階でありどのくらい時間がかかるのかはわかりませんが、ビザが許す限り、自分が納得する理由が無い限りは諦めずに頑張ってみようと思います。
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おわりに
今回はオーストラリアに来てから感じてきた事、なぜこのコロナ禍の今、看護師を目指そうとしているのかお話しました。
次回は具体的にどうやって看護師になろうとしているのかについての記事をアップしたい思います。
日本は特に今大変な時期を迎えていると思いますが、どうか自分の欲求まで規制しすぎず、体と心を大切にして過ごしていただきたいです。
Stay safe, stay happy💗