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今の自分を作っているもの

子育てをしている今のお母さんたちはとてつもなく忙しいらしい。(子育てをしているのがお母さんという限定的な書き方は今どきじゃないけど、いちいちお母さんお父さんとかいうのもわざとらしいし、保護者という書き方もしっくりこないのでお母さんと書いておく)

次々に子どもにやらせなくてはいけないことがあるらしいので、本当に忙しいのは子どもの方だとも聞いた。

小学1年生の子どもに「お母さん、私は自分が好きなことをやる時間が全然ないよ!」と言われる、という人にも出会った。

なんてきゅうくつな会話だろう、子どもも自由でなければお母さんも自由でないのだね。というより、なにに追われているのだろう?

うちの長男は20才。私の子育ては一昔前のことになってしまったけれど、その時でさえも、いろいろなことに追われているお母さんが多いな~とは思っていた。ママたちが集まって話題になるのは、たいてい習い事や塾の話が多いみたいだったから。

振り返れば私はいい意味で(笑)流れには乗らない、というか乗れないところがあるので、あまりそういうことに左右されずにやってきた。学歴とかもほんとにどうでもよかったし。子ども自身が”今”を満足して生きてほしいと思ったから、私から「ああしてみれば?こうしてみれば?」ということはほとんどなかったと思う。習い事もしたことがなければ、塾にもいかなかった。

小学生の頃は毎日のように暗くなるまで公園で遊んでいた。時々、夕飯も忘れるほど夢中になって、砂場を全部使って”何か”を作ったこともあった。今その写真を見返すと、アートとしか思えないような大作だ。

雪の日は、お昼も食べず夕飯も忘れて兄弟で無我夢中にカマクラを作ったこともあった。

またある時は小麦粉粘土をやりだしたら、小麦粉1キロを全部使い切るほど夢中になって、ひたすら一日中遊んだこともあった。

その時は私も別に意識的にそういうことをしていたわけじゃなく、楽しいからそういしていたし、気づいたらそういうことになっちゃっていた、という感じだけれども。

とにかくスケジュールなんてものはなくて、今日一日をどう遊ぶか?どう暇をつぶすか?という毎日だった。と、今になると思う。

それが今になって良い時間だったと思えることは、本当に喜びでしかない。

息子自身も、そういう時間がそういう体験が、今の自分を作っているのだと思う。ということを言っている。そして今の自分のことをとても気に入っているように見えるし、周りの話や意見も受け止めつつも、自分の好きなことに楽しくとりくんで、良い仲間にも恵まれているように見える。

子どもをとりまく環境はすごく変化しているけれど、子どもが本来持っているものは変わらないんじゃないかな~と思うと、大人たちはちょっと知恵を絞ってもっと力を抜いて、とらわれない生き方をすることが必要なんじゃないかな~。そうしたら、子どもたちにいっぱい教えられて、もっと自由な毎日を楽しめるんじゃないかな~。長いつぶやきになっちゃった汗


#子どもに教えられたこと

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