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懐かしさが詰まったドーナツに旅気分

仕事の帰り道。
駅構内のセブンイレブンに寄りました。

昔はホームにも売店(Kiosk)がありました。
小さなお店にぎっしりと詰め込まれた商品。

そして何より、
まるで預言していたかのように、
払うとほぼ同時にお釣りが出てくる店員さんの離れ業。

旅情を盛り上げてくれる存在でもありました。
「ワンカップ大関」を買ってホームで独り居酒屋しているおじさんいたな…

今、J R西日本の駅売店はセブンイレブン。
お馴染みの商品に加えて、ちょこっとお土産物が並びます。

そんなお店の数ある商品の中で、
私の目に飛び込んできたのが「駅ドーナツ」

なんだ、これは?

レトロ感漂うパッケージ

昭和と平成の匂いがプンプンするパッケージ
ハサミの入った切符が描かれています。

そう言えば昔々、大阪駅の改札口には、カチカチカチカチという金属音が響いていました。
駅員さんがずらりと並んで、切符に1枚1枚手作業で、切り込みを入れていた。
そんな子どもの頃の光景を思い出します。

そんなん知ってるの、私が最後の世代と違うやろか。
なんか今日は昔話になりがちですね…

昔の改札口の様子
(スタジオジブリ「おもひでぽろぽろ」より)

あれやこれやと思い出に浸りながら、気づけばレジでお買い上げしていました。

裏面には、懐かしの電車のイラストが!

駅弁に習って完成したドーナツ?

1968(昭和42)年に登場した581系寝台電車(西日本)。
天井が高くて迫力ある車体で、中には三段ベッド。昼間は座席に変化する優れもの。
さすがに往年の活躍は知りませんが、学生時代に冬場限定で、都市部とスキー場のある各地を結ぶ「シュプール号」として運行されていたのを覚えています。

583系寝台電車の車内
(写真:taso583さま)

説明書きには、
とっても01414(おいしいよ)
ポケベルか!(笑)
この徹底ぶりに感心します。

袋の中にはドーナツがひとつ。
見た目は至って普通です。

まずはひと口。
「あー結局これだよね」って言いたくなるような、安定の懐かしい味です。

電車の車窓を眺めながら、ちょっと物思いに耽るのに、ドーナツって発想は無かったな(笑)

懐かしいおやつ片手に、ちょっと昔の旅に思いを馳せたひとときでした。

せっかくなので「新幹線ダック」ちゃんと記念撮影
そう言えば右側・500系新幹線って2027年の引退が決まったなー
好きだったのに寂しいです。

*見出し画像は「すずふぉと!BC級フリー写真素材館」様からお借りしました

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