「パパは?」心臓止まる質問No.1

2022年4月から、小学一年生になった息子から、ついに聞かれました。

「ぼくのパパは?」

場が凍るとはこのことか。
実際は1秒未満だろうけれど、体感は1分。
脳みそはフル回転だし暫く息止まったし、なんなら心臓も止まりました。

「息子にもパパはいるよ」

この答えじゃあ、会話が続いてしまう。
きっと質問が返ってくるとわかってはいたけれど、まず口から出てきた言葉でした。

「会いたいな」

目をキラキラさせて、お返事をくれた息子。
脳内フル回転が継続されつつ、私のターン。

「遠くに住んでいるから、会うのは難しいんだよ」

ここで他に興味がうつったのか、パパのおはなしは終わりました。

実際は、会えない距離ではない。けれど、事情をすべて理解するのはまだ難しい年齢の息子。
一旦、逃げて時間を稼ぐ母を許してくれるかな。

もう少し大きくなったら。
色んな家庭があること、色んな事情があること、人類皆友達ではないこと、理解できるようになったら、必ず説明します。

心で誓いながら、今は話題が終わったことにホッとしている私でした。


一応、連絡はとれるはずだけれど、離婚してから一度も会っていない。

「私たちが別れても、息子にとっての父親はひとりだから、いつでも会いたいと連絡してくれて構わない」

私が息子の親権をもつ際にそう伝えたけれど、別れて数年、一度も連絡はきませんでした。
養育費は最初の2ヶ月だけ、そこから何年も音沙汰なし。
離婚理由に金銭的なことも絡むから、養育費に期待はしていなかったけれど、父親としての義務を果たしていない人に、本音を言えば会わせたくない。

親の勝手な事情だから、子供には親に会う権利がある。
けれど、父親は会いたいと思っていないだろうことを私が確信できる場合はどうしたら?

答えがなさそうな悩みは苦手だなぁと鬱々する今日この頃でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?