#4 モヤモヤしたときは吐き出す
私はずっと苦手だった。
ともかく、時間を間違えたり、仕事でミスをしたり、人に笑われたりと言うことがかなり嫌だった。
それも、長く引きずるのである。
今日もそう、13時だと思っていた約束が実は13:30だったかもしれない。
これは本当にかもしれないなのだ。
私にはわからないし、向こうも何も言ってこなかった。
ただ、過ぎた時間だけがなんとなく、時間を間違えたかのように思えたのだ。
こう言うときはかなり落ち込む。
「悪く言われてないだろうか」
「非常識な人になってないだろうか」
「迷惑だったんじゃないだろうか」
残りの一日の時間、ほぼずっとそんなことを考えてしまう。
考えたところで過去は変わりようもないし、相手の気持ちは知りようもない。
今までならそこで終わっていた。
無理矢理自分に「仕方ない」「考えても無駄」と言い聞かせるだけだった。
しかし今は、ただ、こうやって文字に起こしてみると、気持ちが晴れる。
今までとは違う。
自分の気持ちを吐き出すだけで客観的になれる。
これだけのこと、と言われたらそうなのだけれど、内側に溜め込んでずっと苦しめられるより、よほどいい。
気持ちの整理の仕方を少しだけ学んだ気がする。