見出し画像

“伝わる”を実現するコミュニケーションデザインの手法と現場

こんにちは!カラーミーショップでコミュニケーションデザイン領域のデザインリードをしているさっきーです。
今回はコミュニケーションデザイン領域のデザイナーの業務について、事例を交えてご紹介します。

コミュニケーションデザインで大切にしていること

私たちは、コミュニケーションデザインを”情報を効果的に伝えるための総合的な設計”と考え、意図する認識や行動の変化を引き起こすことを目指しています。

そこで私たちが大切にしているのは、伝えたいメッセージを明確にし、対象となる相手に最も効果的に伝わる形で表現することです。

メッセージを表現する方法には、言語的なものと非言語的なもの(例えば、画像や映像などの視覚的要素)がありますが、これらをうまく組み合わせることが効果的なコミュニケーションの鍵となると考えています。

コミュニケーションデザインのスキルとは?

カラーミーショップを運営しているGMOペパボでは、コミュニケーションデザインのスキルを次のように定義しています。

ブランドを正しく活用し、成長させるための、さまざまなレベルのコミュニケーションのデザイン、またはブランド自体のデザインを行うこと

https://design.pepabo.com/foundation/skill-area/

この定義に基づきカラーミーショップでは、ユーザーとの効果的なコミュニケーションを通じて、サービスの価値を最大限に伝える取り組みを行っています。

https://design.pepabo.com/foundation/skill-area/ をもとに画像を作成

コミュニケーションデザイナーの取り組み

カラーミーショップのコミュニケーションデザイナーは、伝えたいメッセージを明確にし、対象となる相手に最も効果的に伝わる形で表現するため、情報設計からビジュアルデザインまでの過程を横断的に担っています。

例えば、ECにチャレンジしようとしている人々が不安や課題に感じていることに対して、”カラーミーショップを利用することでどのように解決できるか”を提示したり、サービスの特長や機能をわかりやすく伝えることに取り組んでいます。

コミュニケーションデザイン領域のチーム体制

カラーミーショップのコミュニケーションデザイン領域では、さまざまなスキルを持った人材が、それぞれの得意分野を活かして活躍しています。
多様な視点と専門性を持ち寄ることで、より効果的なコミュニケーションデザインを実現しています。

具体的な事例紹介

ここからは、コミュニケーションデザインの具体的な事例をご紹介します。

事例1. サービスサイトの改修

カラーミーショップでは、ユーザーの比較検討を促進し、申し込みにつながるコンテンツを充実させること目的に、サービスサイトの改修を行いました。

この過程で、「コンテンツストラテジーモデル」を活用しました。
このモデルは、ターゲットにとって魅力的で効果的なコンテンツを制作するための補助線の役割を担っています。

※ コンテンツストラテジーという言葉は通常「マーケティングにおいてコンテンツを効果的に活用するための戦略」を意味しますが、GMOペパボでは独自モデルの名称として使用しています。

具体的には、ユーザーリサーチの社内ドキュメント(リサーチポータル)を活用してペルソナを明確にし、ユーザーの置かれている状況を詳細に分析しました。
これらをもとに、ユーザーのニーズに合致したコンテンツを精査し、設計を行いました。

これらの取り組みの結果、コンテンツストラテジーモデルをコンテンツ制作のフローに組み込んでから約1年で、20ページ以上の新規ページのリリースや、多数の既存ページの改修に取り組むことができました。

さらに、CVR(コンバージョン率)をはじめとする各種指標においても、ポジティブな影響が見られました。
改善したコンテンツは、ユーザーの興味を引き付け、行動を促す力を持ち、結果として購入や申し込みなどの重要なアクションの増加につながっています。

また、コンテンツの再利用性が向上したことで、新しいコンテンツの作成スピードが大幅に改善されました。
加えて、この取り組みを通じて、異なる職種間で共通の視点を持つことが可能になり、結果として一貫性のある高品質なコンテンツをより迅速に提供できるようになりました。

事例2. イベント「COLOR ME SHOP DAY」のビジュアル制作

カラーミーショップでは2024年6月に、有識者を集めてECトピックを配信するイベント「COLOR ME SHOP DAY」を開催しました。

イベントで使用するビジュアルを作成するにあたり、要件定義からデザイナーが関わり、ディレクターと共にユーザーに伝えたいイメージを固めていきました。
今回のコミュニケーションゴールを「カラーミーショップを業界をリードするサービスとして印象づける」と定めています。6W2Hの観点からユーザー・コンテキストの解像度をあげ、コンテンツの見せ方の方針を決めていきました。

さいごに

このようにカラーミーショップでは、コンテンツのクオリティにも、伝えやすくするためのビジュアルにも、デザイナーが深く関わることでユーザー体験の向上を目指しています。
今後も継続的な改善を通じて、カラーミーショップのデザインをさらに進化させていきたいです!

デザイナー向け会社紹介資料