デザインの目的を言語化し共通認識を作る。カラーミーショップデザイナーyukichiの紹介
こんにちは、yukichiです。EC事業部デザインチームのプロダクトデザイナーとして働いています。2022年に新卒で入社し、2年目のデザイナーです。
趣味は絵を描くことです。今年、GMOアワード新人賞にノミネートされました。
https://hr.pepabo.com/report/2023/07/13/8993
コミュニケーションデザインとプロダクトデザインを両方行っており、最近では、カラーミーショップの契約率に関わる施策をマーケティングチームと一緒に進めています。
リサーチから課題抽出を行い、デザインまでひと繋ぎで実施
カラーミーショップの契約率を改善すべく、管理画面のオンボーディング施策に関わりました。
カラーミーショップでは、ショップオーナーさまがカラーミーショップのお試し利用を申し込んでから、ショップを開設し、本契約をする、というフローがあります。
契約数を上げる改善をしたかったのですが、上記のフローのどこに課題があるかわからない状態から始まりました。
そのため、この施策の始まりとして、原因探索のためのユーザビリティテストを最初に行いました。私の方でテスト設計を行い、先輩にレビューいただきながら実施しました。テストの結果から課題を抽出し、課題の優先順位をつけ、アプローチ方法を決定しました。
課題に対するアプローチとしては、チュートリアルのカードについて改善をすることを選び、ツールを導入し、ショップ開店手順を用意して、知識がない状態でもショップを作れるようにしました。
他に、開設ガイド(PDF)のデザイン改善や、ヘルプセンター(マニュアル)のデータ更新を行いました。
上記のツール(あらゆるシステム上に、ステップ・バイ・ステップの操作ガイドや、入力ルールを示すツールチップを展開するツール)の導入によって、サポート工数を削減しつつ、ユーザー自身でオンボーディングを完結できるようになりました。
導入後、関連する数値の分析をすると、今までの管理画面がより使いやすくなったという結果が得られました。契約率に明確なインパクトがあったか、については、要素が複合的になって難しいですが、ユーザビリティテストの結果で出てきた課題に対してのアプローチはできたなと思います。
それまで「オンボーディングを改修しないといけない」という課題は感じていましたが、具体的にどこが課題で、何を解決すべきか、というのが分かっていませんでした。それらを見つけ、マーケティングチームのディレクターを始めとするチームメンバーとすり合わせができました。
デザイン横断組織での成長
現在の私は、エキスパートスキルエリアを特化させるフェーズではなく、幅広いスキルを高めているところになります。上記の施策を通し、リサーチを行ったことで、ユーザーの不満を集め、その後のアプローチ方法を考える、という経験が出来ました。
カラーミーのデザインチームは横断組織なので、チームを跨いで幅広い施策に関わることが出来ます。プロダクトデザインチームにいながらコミュニケーションデザインも行っており、このnoteのアイキャッチなどのVIも作らせていただきました。
コミュニケーションデザインの分野の施策では、ユーザーにどこまで情報を出すのか、その施策でユーザーをどういう状態にさせたいのか、という目的をまず言語化し、情報の取捨選択するよう努めています。
📝 ゆうきちによるnote
目的思考って すげー!を新卒1年目が体感しているお話し
また、カラーミーショップのデザインチームで作成した「プロダクトデザインプリンシプル」(プロダクトを作る上で大切にしたい考えを言語化したもの)や、過去のリサーチ結果のナレッジ集などにも目を通し、誰のためにどんなプロダクトを作るべきか、という目線を他のメンバーとも合わせています。
例えば最近では、カラーミーショップの開設ガイドの作成を行いました。そこでも、一方通行な思いを伝えるのではなく、また、本格的なショップを開設したいユーザーさんのことも考えて、簡単にしすぎず、バランスを取ることを意識して作成しました。これは、プロダクトデザインプリンシプルで規定されている「中級者向けのデザインをする」ということを念頭に置いています。
入社当時は、手を動かしてデザインしながらも、そのプロダクトが誰にアプローチして何が目的なのか、はっきりしないまま何となくデザインしていました。現在は、上記のようなガイドラインやナレッジが揃っており、先輩方からもサポートいただけるおかげで、デザインをする際も、手法だけ考えるのではなく、施策の方針から考えてデザインを行える環境だと思っています。
今後とも、カラーミーショップのデザインにご期待ください!