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顆粒膜細胞腫 退院から術後1ヶ月検診まで

退院した日の夜。
久しぶりの子どもたちのぬくもり、
久しぶりのおうちの布団、
いつもの瞬間が幸せなんだと噛み締めた5秒後に寝た。

翌日。
私はいつものように長男を送り出し、
次男のベッタリ攻撃にめげず着替えを手伝っていた。
久しぶりに愛車ロッキーさんのエンジンをかけ、
幼稚園へ送った。
腹帯でガチガチに締めていたのも良かったのか、傷はほぼ痛むことはなく、運転もいつものようにできた。
到着し、降りた瞬間にママさんたち先生たちから悲鳴が上がった。

…わたしはオバケじゃないよ。

たくさんたくさん質問されたけどそれ以上に全員にいたわっていただいた。
6時間かかり開腹手術したニンゲンが、退院翌日にいつものようにサクサク元気にくることは悲鳴があがることのようだ…学んだ。
みんな気になるのは閉経状態からのホルモン話。
「エストラーナテープ」という、腹か臀部に貼り付けて2日に1回貼りなおすというスグレモノが助けてくれている話をした。一体どーしてんのか気になるよね、みんな。

その後暖かい衣料を求めて愛する「しまむら」さんへ。
腹部をすっぽり覆える裏起毛レギンスを4枚、
裏起毛のパーカーワンピースやニットワンピースを買い足した。

最終で重大なミッション。
「ガッチリ締める何かを買う」
は、西松屋さんにて解決。
帝王切開後のママが使うマジックテープで2回締められるものを購入。
ただ、帝王切開以上の傷口(縦に20cmぐらい)なため、途中でAmazonさんにて違うベルトを購入。
ものすごくラクだった。

浴槽に浸かれない。
12月に浴槽に浸かれないのは、次男出産後2回目である。
(膣内を縫合すると基本的に最低1ヶ月程度は水やお湯に浸かることを制限される。細菌感染を防ぐ意味合いが大きいのでは)
地味に辛い。
くそ寒い中シャワーのみというのは本当に寒い。
仕方ないので、膝下まで湯船に浸かるという、全裸足湯方式を採用。

傷口をなるべく綺麗に治癒させたい。
これは入院中から先生がかなり気を遣ってくださっていた事案。
正直私はもうビキニも着ないし別にいいや、と思っていた。
でも先生は「女性としての視点」を大事にしてくれていた。今は良くても術後早めの処置に越したことはないからと。
皮膚のひきつれ感は地味に辛いことも教えてくださった。
私は再びAmazonの奥地に向かい、捕獲した。

ニチバン製「アトファイン」である。
最初Lサイズを買ったが、10cm弱足らず、
1枚と半分を貼るハメになった。
最初からLLにしておけばヨカッタヨ…
傷口を見ないで済む安心感、こすれない安心感、最高。
難点はお値段。
ただ、一発でドン!と決められて、皮膚を寄せて貼る必要もなく、貼り替えは、端から剥がれだしてから貼り替え、もしくは5~7日と頻繁に貼り替えなくて良いこと、もちろん貼ったまま入浴OKなあたり、ズボラーな私にはピッタリ。
貼り替え作業は、夫がおこなっています。傷口を見て色々反省してほしい。まじで。

退院後も出血は続いていたので、昼用ナプキンを装備。
ただ、鮮血ではなく茶色いものが真ん中に線を引いた毎日だった。
退院後、何日かは腹腔内の血腫や出血を確認するために通院した。
血腫はゆっくり吸収され、ゆっくり小さくなっていた。
日にち薬とはこういうことか…と思うほどに、徐々に茶色い線は減り、術後検診1週間前にはなくなった。
装備はおりものシートに変わった。


次回、術後1ヶ月検診!

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