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・愚民ではなくアーティストとして生きる・ハニワと土偶の近代

・愚民ではなくアーティストとして生きる・


東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「ハニワと土偶の近代」へ。

近代以降
政治的に、文化的に、
古代の作品がどのように扱われてきたかを丁寧に紹介しています。

展示物には撮影可も多数📷
(すべてではありません)

最初になるほど!と思ったのは
カルタ。
しかも、前田青邨はじめ名だたる画家の作画に尾上柴舟の歌ですよ✨贅沢すぎる✨

明治維新以降、
万世一系を強固にするために
古墳にフィーチャーした結果
共に埋葬されていたハニワも脚光を浴び
カルタを始め
こどもの教育アイテムとして
どんどん扱いが増えていきます。

それが、戦局に向かうにつれ
無表情とも思える

「悟りを開いたようなハニワ顔」は

日本人の目指す高い精神性のシンボルとして
扱われるようになります。

戦後は
ナショナリストからインターナショナリストへの
方向転換のために

古代より連綿と続く
日本文明の貴重さへの
リスペクトが叫ばれ

ハニワや土偶という古代のアートこそキュビズム!

という人が現れたり

たくさんのアーティストが
ハニワや土偶をオマージュしたり。

たくさんの著名な作品が
惜しげもなく展示されていて
大変見応えがありました。


ひと通り見終わって

単なる素焼き物に
勝手に意味を与え
利用する

人間という生き物を面白く思いましたよ☺️

・そこにある事象に意味を与えるのはアーティスト。

・誰かが与えた意味に翻弄されるのは愚民。


アーティストとして生きていこうと強く思いました🧡



別棟のMOMATコレクションでは
所蔵のラリックや藤田嗣治の戦争画など
貴重な作品がたくさん観覧できます。
12/22まで

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