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2024年末、オタク的姿勢を表明
私にはいわゆる推しがたくさんいる。
ただ、それは昨今のブームに乗っかったというよりも、生き方のようなものであるため、推し“活”というのにはちょっと違和感がある。
そして、基本スタンス推しという言葉を使いたくないと思っている。(人と話す時にわかりやすいから使うことはあるけど)
みくさんの推しに関する話を読んで、推しについて書きたくなったので、ちょっと書いてみようと思います。
今日の #架空の交換日記 のテーマは、推すです。
そもそもなぜ、私が推すという言葉を使いたくないのか。それはおすすめしたいわけじゃないから。これに限ります。
推しのこと推しって呼びたくないけど、個人名は憚られるので好きな人と言うことにしてるけど、それはそれで恐縮だから呟くのやめた。でも、呟くと仕事になるから線引き難しい。
— おきあり🎀サンリオとエンタメ (@okiarichan27) March 11, 2024
次に応援スタンスですが、私はリア恋ではないけど、別に同担と仲良くしたいと思わないタイプです。
昔、推しのいる人にインタビューする記事を書いていたころ、同じスタンスの人に出会ったことがあります。
――観劇は、1人で行くことが多いですか? それとも、友達と?
基本的には1人ですね。1人の方がスケジュールの都合をつけやすいし、自由にできるから、オタ友がほしいと思ったこともなくて。
それに、ちょっと言いづらいんですが、いわゆる同担の方との交流があまり得意ではなくて…。
――なぜですか?
同担の人が、私が行けなかった公演に行ってるのを見ると、悔しくなっちゃうんですよ。「私の知らない公演を見たのか〜」って…(笑)。
――それ、すごくわかる気がします。推し活に優劣なんてないのに、無意味に比較しちゃうというか…。
そうなんです。でも、推し活をしていく中では、自分が一番幸せだって思っていたくて。
そもそも同担の推し活について知らなければ、自分が知る限りでは自分が一番幸せでいられますし。
――推しを独占したいわけではなく、同担さんとの交流が、楽しさより苦しさにつながってしまうんですね。
そうそう。ガチ恋でも拒否でもなく、へこんだり悲しくなったりしたくないだけなんです。
それに、「推しの魅力を語り合いたい!」っていう気持ちもあまりない方で。「今日良かったところは私がわかってるからOK!」みたいな、自分で見つけた魅力を、自分で消化できればいいかなって思ってます。
同じような理由で、私は、自分の行かないイベントのレポートは一切見ない。別にガチ恋ではないけど、私の思った感想は私だけのものでありたいから、そこまで同担の方とは絡まない。たとえそれが賛同を得られなくても、私の中でかっこいいと思ったら、それはかっこいいだし、刺さったのならそれは刺さったなのです。
そういうこともあって、SNSが苦しいのかもしれない。自分の感情を咀嚼する前に、人の感情を見れちゃう場所だから。
それから「推しにインタビューすることになったらどうするんですか?」という質問もよくいただく。結論、どうもしない(笑)。これは、私がライター名と本名を分けている理由でもあるのだが、ライターとしての私、於ありさはとにかくその仕事、相手の話を聞くことに徹しているし、書くことに徹している。となると、正直、私の自我を出している余裕などないのだ。たまに編集さんに「この子、すごくファンで!」なんて言われると「え、まあ、はい、そんな話はいいんで…」って話をぶった斬ってないものとするくらいに、まじで於ありさの本体の人の自我なんて出さなくていいと思っている。
ただ、スタンスをオープンにせずとも気まずい場合もある。それは相手に「あら?この人、イベントに来る方!」と思われる時だ。これに関しては冷酷な程に知らんぷりをする、さすがに相手から聞かれたら「あ、はい」とは答えるが、もしかしてと視線を感じるくらいの場合は「え?誰ですか?私、知らないですけど」とシラを切る。だって於ありさとあなたの前に現れるオタク、本名氏は別の人物なのだから。
ちなみにそんな私は仕事仲間、編集さんやライターさんにはオタクをオープンにしている。だって、ある日突然、もしも推しの仕事が振られた時にいきなり挙動不審だったら「どうした?」って思われるだろうし、できればトラブル回避のために推しとオタクに仕事をさせたくない方だっていると思うからだ。そして、シンプルにめっちゃ応援してるのに隠すなんてことできない性格だから。ちなみに私は推しと仕事したいかと言われたら、オタクでいれなくなるくらいなら一生仕事でご一緒しなくていいタイプです。はい。あまり言わない方がいいよ的なことを言われることもあるし、その理由もわかるのだけど、私が働いているのはオタクをするためですのでしょうがないね。
でも、歳を重ねてたまに思うのは、人様に向けられるこの熱量を自分に向けられたらもっと人生は豊かになるのではないかということです。生活をおろそかにしてまで、好きな人のことを考えているので、それってどうなんだろうって思います。
あと、私は推しを選べるけど、推しは私を選べないと言う事実がめちゃくちゃ残酷だなと思います。昔、推しが「今日みたいな日が続けばいいなと思えるような今日が、今のところ続いている」みたいな意味のセリフを言っているのを聴いて泣いたことがあるくらい。彼の本体は、そう思えているかな。こんなに熱量向けられたら疲れちゃうよね。それも私だけじゃなくて、何百人、何千人からとなると……。あー私は私の推しに幸せでいてもらうためには、身を引いた方がいいんじゃないかと本気で思います。
つらつらと書きましたが、今の私の推しスタンスはそんな感じです。
今年はなんだかんだ50以上のライブとイベントに行きました。来年もハッピーオタクライフを送ると思います。いつになったら抜け出せるのかなと考えながら。
あなたには推しがいますか?それはどんな人ですか?教えてくださいね。
ZINE作成に参加してくださるメンバーもお待ちしてます。
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