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生まれながらのサンリオオタクとキティちゃん50周年
気づけば私の人生にはずっとずっとキティちゃん、そしてサンリオキャラたちが側にいてくれた。
それに気づいたのは、自分の結婚式の時。
よくある生い立ちムービーのための素材を集めていて驚いた。
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あら、すごいじゃない。1歳に満たない頃からタオルケットやら、ぬいぐるみがサンリオキャラちゃん。
この写真も、キティちゃんを抱えてる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144489189/picture_pc_dbed8975f6c78a476de9db3e9009fc52.png?width=1200)
これは去年秋。ここまで30年ちょい。なんらやってることは変わらない。
マイメロちゃん推しと言いつつ、サンリオ箱推しな私は今日も気持ち変わることなくキティちゃんのことが大好きだ。
今日はそんなキティちゃんと私の思い出を綴りたいと思う。
いちばん古い記憶はジャンボキティ
小さい頃、ママと一緒に地元の百貨店に行って、サンリオグッズの売り場に行くのが好きだった。
小さいものだと当時キティちゃんが描かれていた割り箸が売ってあって、それを使ってご飯を食べる時はちょっとしたお祝いの時で(誕生日に寿司を食べるみたいなイメージ)、それも相まって割り箸が使える時はとてもうれしかった。
小さい頃というのは具体的にいうと幼稚園に入る前、おそらく3歳ぐらいの時のことだから、あいまいなのだけど、いわゆる当りくじの景品、1等が大きな大きなぬいぐるみだったことがある。
1日1回。くじを引いても、なかなか当たらなくて、下位の賞の景品、チョコクランチ的なのをよく食べたこと。そんな日が続いた時に、抱えきれないほどに大きなキティちゃんを引き当てることができたことを妙に覚えている。
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それがこのキティちゃんなんだけど、ママも持てなくて白い袋に入れて担いで家に帰って、なんかサンタさんみたいだなって思った記憶がある。
それからはとにかく毎日この子と一緒だった。
弟が生まれる前だったから、遊ぶのも、怒られて泣くのも、寂しい時も、この子に抱きついていたのを覚えてる。
いつ、この子より大きくなったのかは定かではないし、倉庫の中にしまわれたのがいつかも覚えてない。でも私の中でこの大きなキティちゃん、こと、ジャンボキティはずっと生き続けていた。
だから、2年前、実家に帰った時に「ジャンボキティ見つけたけど、見たい?」と聞かれた時は、何も考えることなく「見たい!」とリクエストした。そして、出してもらって、あの頃と同じように抱きついてみた。
私はキティちゃんよりも大きくなってしまった。でも、キティちゃんはあの頃と変わらず、私のことを大事にしてくれたような気がした。
そんなキティちゃんが私は大好きだ。
初取材はKAWAII KABUKI
2018年1月、私は会社を退職した。具合が悪くなってしまって、ドクターストップがかかり、休職して。「あー戻れないな」と思ったので、とりあえず辞めた。
今思うと自由を求めていたとは言えなかなか無謀だったと思う。社内報を制作する会社でライターと編集をやっていたので、未経験というわけではないが、社内報という商材の特性上、実績として出すことはできない。
あの頃、書いたラフも原稿も会社を辞める時に一緒に破棄しなければならなかった。
正直まだまだ働ける状態ではなかった私だが、焦燥感からフリーランスとして働き始めた。その時に、就活で受からなかったエンタメの仕事をしたいと思い飛び込んだ媒体で「サンリオが得意です!」と言い、カメラがないなら……と渋られた帰り道に一眼レフを買い、ゲットしたのがKAWAII KABUKIのゲネレポだった。
本当に拙い文章だけど、当時の私は必死だったんだと思う。自分にできることは何もないと絶望していたから、好きを仕事にを実現すれば幸せになれると信じていたから。
必死に溢れてくる涙を拭って初めて書いたライブレポ。今ではオフィシャルも数件やらせていただいているけど、ここから始まったのだなと思うとなんとも感慨深い。
余談だが、私の前の席にはキティのデザイナー山口さまが座ってらっしゃった。この日のことは、昨日のことのように覚えている。
LIFE with HELLO KITTY
🎉キティちゃんの50周年本作りました🍎
— おきあり🎀エンタメ・サンリオ (@okiarichan27) June 18, 2024
50周年という記念すべき年に、キティちゃんのこれまでとこれからを特集したアニバーサリーブックの企画やら執筆をさせていただきました。あの……ピューロのキティちゃんもたくさん載ってます!ミラギフもKABUKIも……明日からセブンイレブンにて限定発売です! pic.twitter.com/EhZbujY1Ta
そして今回、発売したのがLIFE with HELLO KITTY。
なんだか私の人生のようだ。ずっと一緒にいるんだもの。
でも、私の人生だけじゃなくて、たぶんこれを読んでくれている方の人生のようでもあると思う。
それくらい生活に馴染んでいるキティちゃんの記念すべき50周年イヤー。そんな記念すべき年に間接的ではありますが携わることができて本当に嬉しいです。
機会をくれてたくさん話してくれた編集者さん、いっしょに作ってくれたなつみちゃん、カメラマンのはぎさん、そしてサンリオさん。皆さんがいたから1つの形になったと思います。
ぜひ多くの人の心を温かくする1冊になりますように。
過去携わったサンリオ本と共によろしくお願いします!
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![おきありちゃん/Oki Arisa](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173888285/profile_ed3193cf076b2f2c224195b45195cdcd.png?width=600&crop=1:1,smart)