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2005年がJr.黄金期だと思うJr.担15年の結論と台頭

「ジャニーズJrに黄金期の景色を見せてあげたい」

これは滝沢社長が先日、新会社を設立させた際に話した言葉だ。

わかる。わかるよ。

たしかに8時だJは楽しかった、小学生の私がクラスメイトに好きな芸能人を聞かれて「ジャニーズが好き」と話すようになったきっかけは、紛れもなく学校へ行こう!をきっかけに落ちた三宅健くんと、8時だJのちょっとやさぐれたすばるくんと滝沢秀明さんがきっかけだ。

黄金期だとは思う。

でも、私が本格的に担当ができたのはそれからもう少し先の小学6年生の頃。KAT-TUNというグループに落ちた。

私も何をきっかけに知ったのかはあいまいだ。NEWSというグループが気になって、Myojoを買って「え?これジャニーズ?ちょっと怖い・・・」と思ったのが始まりだった気もする。

でも、初めて彼らのパフォーマンスを見た日のことは鮮明に覚えている。当時の新曲「le ciel~君の幸せ祈る言葉~」を披露した彼ら。なんかよくわかんないけど、いきなりポエムを囁く上田くん、よくわからない言葉で美しいメロディーを奏でる赤西くん、初めて見るボイスパーカッション…情報が多すぎた。そして、口をあんぐり開けてみてしまった。

当時、私の周りにジャニーズが好きな友人は少なかった。だから、誰も彼らのことを知らなかった。でも、地上波に出てはいないけど、BSで放送されているザ少年倶楽部で踊って歌う彼らは、Mステやうたばんにでるどのアーティストよりもかっこよかった。そして、そんな彼らを知っている自分にちょっとした優越感さえ覚えていた。

普通、このグループならこの人が好きっていうのがあるけど、私の担当は別グループの八乙女光さんだった。でも、グループとしては当時は最高にKAT-TUNが好きで、全員が好きだった。見た目も歌声も、良い意味で交わることのない個性や世界観も。

ただの田舎の中学生だった私は、この人たちを生で見たいから東京に行きたいと勉強を頑張った。テストで成績を取っては、雑誌やDVDを買ってもらうのがお決まりだった。

そんな時に発売されたのが、KAT-TUN Live 海賊帆。

Amazonでの評価は、星5が90%以上。おそろしい…でも、オープニングから田中聖さんのソロまでずーーっとメインのオリジナル曲をノンストップでうたう感じ。声出さないと命はないという海賊船の皆さん。控えめに言っても本当に最高なのだ。

ちなみにこのDVDは、2015年のオリコンDVD売り上げランキング1位になったのだそう。嵐やその他の先輩たちのDVDを抑え、他のアーティストを抑え、1位…。すごさが伝われば嬉しい。

ちなみに当時のJrは、KAT-TUNの他、現在のHey!Say!JUMPのメンバー、Kis-My-Ft2などが活躍している。彼らの幼い姿も、このDVDは見ることができる。(特に中島裕翔くんを好きなら、ぜひ…!)彼らもまたバックと言われながらも、圧倒的な存在だった。関ジャニ∞もジュニアだった頃だし、本当に誰に歌わせても、踊らせても「?」と思わせない。擦り切れるまでビデオを見たものだ。

私の話をすると、学区の関係で小学校卒業後は知らない人だらけの中学に進学した。出身の小学校からは10名も行かなかった気がする…。

そんな中学で「KAT-TUNが好き」といっても誰にも通じなかった。でも、まじでかっこいいと思っていたし、「ジャニオタ」だと馬鹿にされても気にしていなかった。実際、中学1年生の終わりに放送されたごくせんのおかげもあって、卒業するころにはKAT-TUNを知らない子はいなかった。

KAT-TUNがデビューした日の朝、学校に着くなりクラスメイトの男子から「朝、ズームイン観たぞ!やばいな!!」って言われたこと、いろんな人から「おめでとう」って言われたことは鮮明に覚えている。

そして、今、彼らを好きな友人はほとんどいない。そもそも趣味がないという友人もいれば、違うコンテンツにハマっている友人もいる。私もまた別のグループの担当だ。

でも、当時の友人と会って伝説のライブDVD「海賊帆」の話になることは多い。そして、DVDを再生すると、当時となにも変わらず「このライブがやっぱり最高だ」とみんな口々に言う。DVDが出始めたころのものだから、映像はガタガタなのに、15年前なのに、最高だというのだ。

最近のリリースで、うーんと思うことは多かった、黄金期ってなんだろうと思うことも多かった。だって、ファンにとっては、自分の好きな人たちが輝いているときはいつだって黄金期だろうし、KAT-TUNのように数字で示したグループは、地上波への露出は少なかったとしても、紛れもなく第二次黄金期だと思うからだ。

それぞれの道を行ったメンバーも多いから、テレビ的に2005年のJr.はすごかったとは言えないのかもしれない。もしかしたら、私が大好きだったこの時のことは忘れ去られてしまうのかもしれない。

それはちょっと悲しいなと思ったから、一度文章で記したくなった。

来たる3月Jr.の3グループが、単独公演を開催する。

その中で、SixTONESが行なうコンサートは8公演。横浜と大阪で13万人弱を動員する。

ここ6年SixTONESを好きでいて感じるのは、チケットが年々手に入らなくなること、YouTubeのおかげも相まって、知名度をぐんぐんあげていること。

でも、さすがに13万人は埋められないんじゃないかと発表された時に思った。

しかし、彼らはその予想を裏切った。チケットの当落が出るとタイムラインに並ぶのは「全滅」の文字。友人のおかげでやっと1公演行けるなんて声も見られたし、私も例外ではなかった。

2019/5/1、新元号となる日であり、彼らの実質の結成日、新時代を意味する「NEW ERA -201ix-」という名のコンサートが大阪で行なわれる。

ライブタイトルにあやかって、本当に新時代が来たらいいなと思うし、10年経って時にも「10年前のSixTONESはすごかったし、25年前のKAT-TUNは最高だった」と話せるようなコンサートになればいいなと思うのだった。

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