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【@イグニスター】新制限環境デッキ候補!新規カードで更に展開強化!?Gゴーレム・クリスタルハート入り@イグニスター徹底解説!!

みなさん、こんにちは!からふるです!
いつもnoteをご覧頂きありがとうございます!

今回のnoteは、先日公開されました2022.10月環境における【@イグニスター】についてご紹介を行っていきたいと思います!
また、今回の記事も【@イグニスター】使いの”たすく”との共同執筆となっております!

新環境にてデッキ選択を悩んでいる方

以前より【@イグニスター】を使用している方

これから【@イグニスター】を触ってみたい方

新環境の【@イグニスター】について理解を深めたい方

等々、様々な方にお勧めの記事となっていますので、是非最期までご覧頂けると嬉しいです!

新環境について・考察

さて、まずは本題の新環境における【@イグニスター】について触れていく前に、今回のリミットレギュレーションの変更について触れ、考察を行っていきたいと思います。

既に新たなリミットレギュレーションについて、目を通されている方も多いとは思いますが、今回発表された改定では

2022年10月リミットレギュレーション

禁止
流離のグリフォンライダー
ユニオン・キャリアー

制限
鬼ガエル
古衛兵アギド
宿神像ケルドウ
スプライト・ジェット
朱光の宣告者
八汰烏
壱世壊=ペルレイノ
スプライト・スターター
ふわんだりぃずと謎の地図
刻の封印


準制限
ABC-ドラゴン・バスター
虹彩の魔術師
聖殿の水遣い
ティアラメンツ・ハゥフニス
ディメンション・アトラクター
幻影騎士団ティアースケイル
ライトニング・ストーム

無制限
A・ジェネクス・バードマン
未界域のジャッカロープ
SPYRAL RESORT
閃刀機-ウィドウアンカー
暴走魔法陣

以上の様になります。
それぞれの禁止カードについて、環境での変化要素と共に考えていきたいと思います。

まずは禁止カードの2枚
《流離のグリフォンライダー》《ユニオン・キャリアー》となります。

《流離のグリフォンライダー》は登場より【勇者】ギミックの妨害中心核としての役割を果たしており、その妨害ギミックを規制する形として禁止となりました。
《流離のグリフォンライダー》によって、相手に対する妨害となる他、自身の先行展開に対する相手の妨害を弾く手段としても有効で、一時期は【勇者】及び【デストロイフェニックスガイ】ギミック環境と言わしめる程環境に蔓延したカードでした。

登場以降、半年程度は環境に居座り続けた【勇者】ギミックですが、前環境では規制も相まって見かける事はほとんど無くなり、遅ればせながらの対応と言える様な形となりましたが、《聖殿の水使い》にアクセスするギミック等も存在している為、今後悪用を行えないようにする為にも規制されたと言えるでしょう。


もう1枚の禁止カードは《ユニオン・キャリアー》です。
こちらのカードは、昨今見かける一番有名な使い方としては、効果によって自分のモンスターに《破壊剣ードラゴンバスターブレード》を装備する事で制圧を行うのが有名でしょう。

前環境では【スプライト】等がこのギミックを利用し、自身の《ギガンティック・スプライト》に装備する事で制圧を行いつつ、同時に《スプライト・レッド》《スプライト・キャロット》によって相手の捲り札を弾きながら制圧するゲームが多く見受けられました。

また、日本選手権で活躍した【竜剣士】でも《ユニオン・キャリアー》によって《妖精伝姫ーシラユキ》を装備し妨害を行うギミックが採用されていました。

このカードの環境デッキにおける使用率は非常に高く、【宣告者】を軸とした【ドライトロン】では《イーバ》を装備する事で手札コストを用意したり、この1枚から行える妨害性の高さも相まっての禁止と言えるでしょう。


続いて制限・準制限カードですが、今回は全体を通してリミットレギュレーションの変更が多く、一部抜粋しての考察としたいと思います。

まずは前環境トップと言わしめた【イシズティアラメンツ】では

・《古衛兵アギド》(制限)
・《宿神像ケルドウ》(制限)
・《朱光の宣告者》(制限)
・《壱世壊ーペルレイノ》(制限)
・《ティアラメンツ・ハゥフニス》(準制限)

以上のカードが無制限カードから規制される運びとなりました。

正直な話をすると、まだまだ戦っていけるスペックを誇り、制限改定後においてもトップに君臨する事が出来るデッキだと思っています。
しかしながら、今回の規制によって失ってしまった物もある程度存在します。
これについて、一部解説を行っていきます。

1つ目は相手の先行における妨害性能が挙げられるでしょう。
以前までは、相手の先行展開に対し《朱光の宣告者》という非常に強力なカードが存在しており、これが相手の先行展開を止める非常に需要な役割を担っていました。
カード単体における似た強さのイメージで言えば、現在制限カードの《PSYフレームギア・γ》等に近いとも言えるでしょう。

やはり単に”無効を行うのみ”の効果と”無効にして破壊”する効果では天と地程の差があり、無効にしたモンスターが存在する事によって行えてしまうその後の展開にはかなり開きがあります。

しかし《朱光の宣告者》単体で見れば、手札コストを要求している分、相応のスペックですが、その同時に捨てられるコストが非常に問題です。
【イシズティアラメンツ】における所謂【イシズ】要素であるモンスター、これらが《朱光の宣告者》と非常に相性が良く、同時にコスト以上の働きを持っている為、非常に強力なシナジーを持っていました。

《宿神像ケルドウ》《剣神官ムドラ》においては、墓地に行く事で新たな妨害となってしまい、一部デッキでは致命傷と言える妨害を負ってしまいますし、《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》においては大量の墓地肥しから《ティアラメンツ・キトカロス》が登場する他、更に相手の落ち次第では妨害モンスターまで成立させてしまう為、《朱光の宣告者》からの展開次第ではゲームエンドとなってしまう事もデッキ次第ではありました。

しかし規制以降では、《朱光の宣告者》の規制及びコストとして優秀な【イシズ】要素も一部規制が入っている為に、妨害性能が落ちる事と共に自身0ターン目の展開確立も少なくなりました。


そして2つ目の弱体化点ですが、《壱世壊ーペルレイノ》の減少による妨害性能の減少、及びメタへの耐性でしょう。

以前までの【ティアラメンツ】には《壱世壊ーペルレイノ》が無制限だった為にメタカードに対する回答を得やすく、例えば【エルドリッチ】の様な相手が積んでくる永続罠にも回答を得る事が容易でした。
また【ティアラメンツ】が苦手とする【エクソシスター】相手でも、融合後に発動する【エクソシスター】効果に対して《壱世壊ーペルレイノ》の効果によってモンスターを破壊する事で回答を得るなど、強さの一部として重要な役割を担っていました。

しかしながら、今回制限カードとなってしまった為に、このカードありきでの回答も減少してしまい、それと同時に上記の様な場面において対処が難しくなってしまったとも言えます。

ギミック的な部分では禁止カードとなったカードが無い分、同じ動きができますが、その再現頻度は以前より落ちてしまう為にパワーダウンは否めないでしょう。

まだ他にも弱体化点等は色々とありますが、上記の理由を含め【ティアラメンツ】はある程度の弱体化を余儀なくされたというのが私の考えです。


さて次に、もう1つ同じく環境デッキであった【スプライト】についても考えていきたいと思います。
【スプライト】が今回のリミットレギュレーションの変更において規制を受けたのは

・《ユニオン・キャリアー》(禁止)
・《鬼ガエル》(制限)
・《スプライト・ジェット》(制限)
・《スプライト・スターター》(制限)

以上となります。
上記が規制された事によって起きる変化について順に解説を行っていきます。

1つ目は先行展開の変化です。
先程までの解説でも少し触れましたが、以前までは《ユニオン・キャリアー》によって《破壊剣ードラゴンバスターブレード》を装備する事によって盤面制圧を行う事が可能でしたが、今後は《ユニオン・キャリアー》の禁止から別な先行盤面を要求されています。

まだ新たなリミットレギュレーションの発表から間もない為、今後どのような先行盤面となるかは分かりませんが、やはり前に比べてしまうとどうしても制圧盤面としては弱くなってしまう事は必至でしょう。

やろうと思えば最終盤面のみで見た際の盤面は、以前よりも強力な制圧を行う事も可能である事はありますが、どうしてもメタカードを考えた際等には以前程の盤面は作りにくいというのが現状で、そう考えた場合パワーとしては落ちたと言わざるを得ない事となってしまいます。また必要札や不純物を考えますとそこも懸念点です。

そして2点目は後続確保(リソース)問題です。
今までは墓地に《枠カエル》及び《鬼ガエル》、更に《スプライト・ジェット》からサーチした《スプライト・スターター》が存在していましたが、今後はこれらに規制が入ってしまった為に、後続を確保するのが難しくなってしまいました。

やはり今までの【スプライト】においても若干リソース問題については問題を抱えている場面もありましたが、今後は今まで以上に要求される事を考えますと、中々苦しいと言わざるを得ないのが現状での【スプライト】のイメージとなります。


新環境における@イグニスター

さて、ここまでは禁止制限における【ティアラメンツ】【スプライト】を含めたリミットレギュレーションの変更について触れてきましたが、肝心の【@イグニスター】についてここからは触れていきたいと思います。

まず結論から言うと、”活躍できる”と言うのが私及びたすくの見解です。

環境トップの2デッキが落ちた事によって、環境が多様化した事。
そして《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の突破が可能であった【スプライト】が落ち目である事。

以上等を踏まえると、かなり戦いやすくなった印象があります。

元々前環境において【@イグニスター】は【ティアラメンツ】に対しては5素材《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》が突破不可能な置物として機能していましたが、対【スプライト】においてはミラー戦において、《破壊剣ードラゴンバスターブレード》付き《ギガンティック・スプライト》を突破する為に《スプライト・ピクシーズ》の存在がありました。これによって突破が容易である他、《閉ザサレシ世界ノ冥神》によっても突破されてしまう為に、【@イグニスター】側の制圧盤面の強さが欠けていたとも言えます。

しかし、【スプライト】が大幅に弱体化した事によって【スプライト】自体との対戦も減る他、環境が多様化するにつれ《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を突破不可能なデッキも増える為に相対的に【@イグニスター】の立ち位置が良くなると思われます。

そして【スプライト】や【ティアラメンツ】に隠れてきた約5ヵ月間において、【@イグニスター】にも強化が入っている事についても忘れてはなりません。

1つ目は以前のnoteにおいてもご紹介した《斬機サーキュラー》です。

このカードによって召喚権に頼らず攻め手を用意できる他、初動の増加。そして第2の攻め手を持つ事が可能となりました。
さらに【@イグニスター】と組み合わせる事で、相手の誘発をケアしながら展開を行う事も可能となり、かなり強化されたと言えます。

そしてもう1点強化されたカードが存在します。
それが次の章でご紹介する《Gゴーレム・クリスタルハート》です。

Gゴーレム・クリスタルハートの登場

このカードの登場によって、【@イグニスター】は更に強力になったと言えます。
《斬機サーキュラー》程の変革ではありませんが、このカードによって、リンク2からリンクを大幅に伸ばす事が可能になった他、2枚目の《スプラッシュ・メイジ》及び《トランスコード・トーカー》の役割を担ってくれる事にもなりました。

このカードの登場ターン以前に《スプラッシュ・メイジ》《トランスコード・トーカー》が墓地へ送られている場合、《Gゴーレム・クリスタルハート》から《トランスコード・トーカー》を蘇生、更に《トランスコード・トーカー》の効果によって《スプラッシュ・メイジ》を蘇生、更に《スプラッシュ・メイジ》によって墓地のサイバース族モンスターを蘇生と言った動きも可能となっており、これだけでリンク2から最大リンク数値を8まで稼ぐ事が出来るようになっています。

そしてこのカードの優秀な点は他にもまだ存在しています。

それはリンク2から作れる最大ダメージが増えた事です。

例えば今まで相手のフィールドが空の際にリンク2から取れる最大ダメージはリンク3(主にトランスコード・トーカー)を混ぜた《アクセスコード・トーカー》の5300が最大でした。
※メイジ→トランス→アクセス

しかしながら、今後はリンク2から作れる最大ダメージは《Gゴーレム・クリスタルハート》を利用する事で、(2300+500+600)×2+500=7300ダメージを取る事が可能となりました。
※メイジ→トランス→クリスタルハート→トランス蘇生

これによって、例えば《サンダーボルト》にて相手フィールドを除去した後、《ピカリ@イグニスター》1枚からの展開で《ダークインファント@イグニスター》に《灰流うらら》を貰った場合にも取れるダメージ量が増加し、キルラインの達成へ貢献してくれる事が発生してくると考えられます。
分かりやすい例で言えば【エクソシスター】対面等が挙げられるでしょう。

【エクソシスター】はテーマ内魔法罠を発動する際、コストで800LPを支払う必要があります。
《エクソシスター・パークス》等から相手が動き始めた場合に関しては、相手の残りライフポイントが減少している事から、上記のシチュエーションにおいて残りのライフポイントを取りきる事も可能であると言えます。

そして最後に何と言っても、先行展開におけるバリエーションが増えた事が一番大きいと言えるでしょう。
《Gゴーレム・クリスタルハート》の存在から、より強力な盤面を作る事が可能な他、誘発を受けた場合のケアにも役立ってくれています。
こちらは後述する展開方法の章にてご紹介して行きたいと思います。

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