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可愛いだけじゃない、ピンクの魅力
ピンクが好きな私。
だから、この時期の
ピンクのお菓子のパッケージや
ピンクの広告を見るのが大好き。
ピンクの色彩心理は
愛情・安心・優しさ・懐かしさ幸福・リラックス・再生・癒し
私たちはお母さんのお腹の中にいる時
母親の子宮のピンクに包まれています。
生命を受けて
初めて感じるのがピンクと言われていて
私たちって
ピンクを見ると無条件に
愛情や安心を感じるんですよね。
ピンクって可愛いイメージが強いけれど、
配色次第では可愛いだけじゃない。
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例えば、グレー。
無彩色はどんな色とも相性がいいけれど
グレーとピンクを合わせると
ピンクの可愛らしさが一気に上品に変わる。
フランスでは
ピンク×グレーは春の定番配色と言われているそうですよ。
上品でシックかつフェミニンな配色。
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同じ無彩色でも黒を合わせると
ぐんとクールに。
黒のしっくりと強いイメージに
ネオンピンクは
かっこいいけど女性らしさは忘れない
力強い配色。
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ピンクと紫は類似色。
似ている色だからこそ馴染みやすく
作りやすい配色。
赤みがかった紫との配色は
紫のミステリアスさが加わって
寂しいようなドキドキするような
心鷲掴みにされる配色。
可愛らしいというよりは
大人の魅力という感じの配色。
日本語の言葉の中に
逢魔時という言葉があるけれど
これは黄昏時の空の美しさが
人の心を惑わす。
そんな意味。
美しさは時として
人の心を狂わす。
ピンク×紫はそんな美しさを持ち合わせた色。
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最近のトレンドの中に、
ゆめかわという言葉がありますね。
甘くてメルヘンな世界。
それを代表するピンク×青。
白をたくさん含んだペールトーンは
軽やかでふわふわとした印象に。
ピンクだけでは甘くなり過ぎてしまう。
そこにどこか現実的な青を加えることで
現実と夢が交差するゆめかわが成立する。
ユニコーンやキキララのような世界観。
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見るだけで、美味しそうと言いたくなる
チョコレート配色。
濃くてずっしりとするブラウンを合わせることで
軽やかなピンクに一気に高級感が出る。
女性らしくありたいけど、
可愛さだけでは物足りない。
そんな時はブラウンを差し込むと
一気に大人リッチ配色に。
バレンタインの時期はよくこの配色を見かけますね。
高級チョコレートが
安っぽく見えない
子供っぽくならない
濃厚リッチ。
見るだけで甘い香りも漂ってくる
五感に響く配色。
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新鮮なグリーンとの組み合わせは
ピンクの反対色ともあって
躍動感あるポップなイメージ。
弾けるようなフレッシュさと
優しいピンクが春を思わせる配色。
思わず可愛い〜と呟きたくなる配色も
決して子供っぽくないのは
緑のナチュラルさのおかげですね。
桜の季節になると
スタバなんかでもよく見かける配色。
この配色を見ると桜を思い出す人も
多いのでは?
いかがでしたか?
ピンクと言っても
ピンク1色じゃない。
様々なピンクがあって、
隣に何色が来るかで印象が全く異なる。
人間も同じですね。
同じ人間だけど、同じじゃない。
どういう環境の中にいるかで
全く異なるわたし。
色は脳科学であって
量子力学。