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望診法指導士として。

先日、ゴーシュ研究所・望診法指導士養成講座の上級クラスを卒業しました。

三年ほど前のことです。当時の私は、長く患っていた病気がひどくなり、追い詰められていました。症状が身体の表面にあらわれるものであったことから、人と会うことが苦手になり、精神的な引きこもりに陥っていました。薬で騙し騙しやってきたけれど、年々強くないと効かなくなっている気がして。身体に負担のかかるといわれるこの薬をこのまま使い続けていっていいものだろうか……。
肉体的にも精神的にも不安定で、自信を持って人の顔を見られない自分が本当にいやでした。
どうにか薬をやめられたらと思い、強い薬を使わないで治すという口コミで有名な病院に行きました。
しかし、薬を弱いものに変えたら、すぐに悪化。
これは好転反応というものですかという私の問いに、先生の口から出たのは、ひとこと「悪化しているだけです」。
「治りますか?」「治りません」。
衝撃でした。
薬を使っても使わなくても治らないなら、薬を使わない方がいい。そう思った私はこの日以来、薬に頼ることをすっぱりやめたのです。
そこから数か月。悪化し、死ぬ思いをしながらも必死にもがいていた頃、親友が教えてくれたのが、ゴーシュ研究所。
望診法をもとに、「身体は食事で変えられる」というものでした。

それまでの私は、自炊はほとんどせずに外食ばかり。食べたいものを好きなだけ食べ、野菜はサラダを食べておけばいいんでしょ、足りないものは健康食品で補えばいいし、といった調子。望診法を学ぶということは、その食生活の在り方を大きく変えること、それがスタートでありすべてと言えるものでした。

自分自身が口にするもので、自分の身体(まず、その効果は顔に表れます)にどういう変化が起きるのか。初級で望診法の基本を学び、文字通り自分自身と向き合うようになっていくうちに、変化は着実に表れ、体調はみるみる良くなっていきました。元々の病気はもちろんのこと、季節の変わり目に必ずひいていた風邪もひかなくなりました。心身ともに大きく変わることのできた自分。いつしか私は、この勉強の成果を自分のためだけでなく、同じように悩んでる人たちへ伝えていけたらと思うようになりました。
そして中級、上級のクラスに進み、実際にお客様への食事指導が始まると、これまでの自分とはまた違った、生活スタイルの全く異なる方々へのアドバイスというものの難しさというものを知ることになりますが、結果、すべての方々に少しずつでも改善が認められ、笑顔でお礼を言ってくださいました。それぞれに悩みを持たれた方々に真剣に対峙し、指導していく中で学んだことは大きいと、あらためて思います。
こうしてこの秋、私は望診法指導士養成講座の上級クラスを卒業することができました。先生方の素晴らしい教えを心にとめて、新たな一歩を踏み出して行きたいと思っています。
現在の私は、薬は全く使わず、以前よりも身体の底から沸き上がるエネルギーを感じています。卒業したからといって一人前であるわけではありません。受講中がそうであったように、これから会う人の数ほど学ぶべきことはまだまだたくさんあるでしょう。そして望診法指導士として、うつむきがちになっている方々を少しでも多く笑顔に出来たら。私自身が深く悩み苦しんだからこそ、同様の悩みを持つ方を受け止め、伝えられることがあると思うのです。

人間の身体は本当に不思議で、そして素晴らしいものです。
その身体は食事で変わる。そう考えると、目の前にある水も私です。口にいれることによって私になるのです。その水一杯がこれからの自分を形作っていくと思うと、なにか愛しく思えてきます。
こんな風に思えるようになったのも、親身にご指導いただいた山村先生や霜崎先生と出会えたからです。
ありがとうございます。


ゴーシュ研究所

COLORdrops/自分研究所

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