コロナの流行りを予想する話と、その上でイベントを開催する話
コロナ禍になってから、イベント開催、オープンゲーム会の開催などが非常にやりづらくなりました。
そんな中、2020年からイベント開催を再開して、毎年続けているイベントの開催で心掛けていること、コロナを可能な限り回避しようとしている話を書いておきたいと思います。
もしこれを読んでいるゲーム会主催者やイベント主催者がいたら、こういうやつもいる、ぐらいで見てもらえたらうれしいし、参加者は「代表はこんなこと考えてる」ぐらいで受け取ってもらえればいいと思います。後でも書いてますが、知ってると知ってないは大きく違うのです。
後、もちろんの話ではあるんですが、コロナウイルスの変異はいろんなパターンがあり、今はこう言ってるけど将来全然だめになっていることもあります。
これは2022年2月での話です。
1.コロナウイルスの流行りを知る(情報収集)
2020年2月、初めての緊急事態宣言が出るちょっと前ぐらいから、コロナウイルスについてはあれこれ調べるようになりました。
昔からですが、インターネットにある情報はどれをとっても「怪しい」ですね。ほんと。どれがほんとで、どれが妄想の産物なのか。
そんなわけで、私の場合は、国内外問わず、論文を当たるようにしています。英語の論文は読めなくはないですが、専門用語も多いので、翻訳サイトにそのまま突っ込みます。
ツイッター情報は信ぴょう性10%以下、ツイートしている人の情報を得て、裏を取って(実際、そんな話が別方面でも出ているのかどうか)、その上で信ぴょう性80%ぐらいで見てます。
論文も、コロナウイルスの変異の仕方を見れば、「その時」は信じられますが、すぐにでも更新されるような話がほとんど、ということを念頭に置いています。
後、個人的に信用しているのが、「統計情報」です。統計の詳しい勉強はしたことがないので、それの分析については分かりません。でもなんとなく? 流れ的なものは見えてきたりもします。
統計情報は医療とは全く関係ありませんが、コロナ初期に大阪大学の物理学者の方が発症数の公式を見つけて発表されて、(いろいろな意味で)話題に上がりました。でも私の中では、これまでのを見た限り、かなり信頼できるなー、っていうのが今の感想です。
2.発生時期を予測する(予定の立て方)
過去の発生時の感染者数のグラフを見ると、1か月程度増加して、以降減少する、というスパンがあります。(数学の公式とかじゃなく、Googleで調べれば出てきます。)
もちろん、国毎の状況に影響されることもありますが、日本だと大体これに当てはまっている、というが現状だと思ってます。
また、大体4~5か月に1回ぐらいの流行り方をしているように見ています。とはいえ、変異株の出方がもっとバラバラなので、これは大体の目安にしかならないやつです。
3.世界の発生を見る(予測)
今回であれば、ちょうど流行っている「オミクロン株」。
初期に流行っているといわれていたのが「南アフリカ」です。
というわけで、このウイルスがどの程度のものか、それを知るためには南アフリカの感染グラフを見るのがよいです。
「え、南アフリカって裸族が野生生物追いかけてるようなところじゃ?」とか思っちゃったら、実際調べるといいと思います。めっちゃ都会です。ヨーロッパ圏です。(いろんな意味で)
後、ニュース(私の家にはテレビがないため、ツイッター、ニュースサイトがメインではありますが)で、「デルタが置き換わった」ぐらいのことが書かれていたため、それ以上の感染力、日本で具体的に言うなら、昨年の9月ぐらいのより強い、と思っておけばいいでしょう。実際感染者数だけでいえば実際そうなってますしで。
あ、そうだそうだ。
可能ならコロナウイルス関連で有名な人がちょいちょいいるので、その人自身をフォローしておくのはありな気はします。人によって(その人の個性もあって)極端なことがありますが、数を多くすれば間を見ることもできますしで(逆に言うと、数人ばかり見ると偏っちゃう)
4.開催する都道府県の対応と会場の対応を知る(リスク)
これは聞けば教えてくれますし、住んでいれば「どの程度で何をおこなっているか」は多少なりとも見えてきます。
何、興味がない? 代表をする限りは興味を持ちましょう。いい情報が転がっています。
これは大阪に言えたことなので、他の都道府県では当てはまらないのですが、
1.イベントでのクラスターは主催・参加者共に積極的に対応するため、起きづらい
2.経済への影響が大きいため、特に予算がないため、無理はしない、させない
3.管理が府や市か、民間か
こういった辺りが、開催の判断材料になります。
この辺は、直接会場側のスタッフに聞いた方がいいです。私は聞きまくってます。過去の緊急事態宣言ではどうだったのか、どういう状態になったら閉館になるのか、その際のフォロー(返金など)は何か、とか。
具体的にいうと、ボドゲフリマの会場は府が管理しているので、管理者(民間だったり、府の人だったり)からその辺の情報を集めます。基本的には府の要請に従う、ということでした。
区民センターも市が管理しているので、市の要請に従うということです。(それはそう
民間の場合はケースバイケースですが、自己判断でもOKなところはある、といった感じです。
もちろん、それぞれでの開催には制限(いわば追加ルール)があり、何も調べない場合は、それをしっかり守る必要がある、ということは覚えておいた方がいいです。適当にごまかすと後が大変です。絶対に。
5.感染の方法と抑制方法は知っておいた方が安心。参加者も、自分も。(安心第一)
コロナ禍で重要なものの1つであるのが、「付きまとう不安」です。
不安なためイベントに参加しない、不安なため出店しない、不安なためボードゲームをしない、などなど。
主催である限り、最終的にこの「不安」と戦うことになることは覚えておいてください。人が来ない、人が来る、開催する、開催できない、何をとっても不安が消えません。
その不安を可能な限りなくす方法はあって、「知る」ことです。知っていると知らないでは恐怖の大きさはだいぶ変わります。
以下は、私がコロナウイルスに対して、多分そうだろ、と思っているを羅列しました。いずれも論文や裏が取れた話から取ってきた話ではありますが(もうどれかわかりませんけど)、今はまた事実が変わっているかもしれません。
1)空気感染しない
基本的に感染は飛沫感染です。感染時の接種方法としては食事が多いことを覚えておくことです。
マスク、換気が必要なことがここでわかるかと思います。
空気感染はしませんが、人の飛沫はホコリと一緒で滞留するとずっとそこにあるんで、換気が非常に効果的です。
2)感染力が強い時期がある
逆に言うと、「発症はしているが弱い時期がある」ということです。ベータだったとは思いますが、「無症状時が一番感染する」というのが一番きつかった記憶があります。今回のオミクロン株は感染して3~4日目が一番きついらしいですね。症状は3日ほどで出るので、症状が出たら一番やばいやつ。
この情報は入場制限や、入場時のチェックに役立ちます。
3)感染拡大は1か月程度。
先にも書きましたが、1か月程度増加を続け、以降減少します。なぜ減少するのか、というのはウイルスのコピー限界があるためのようです。
個人的な予想ですが、「変異」がものすごいウイルスであるため、逆にいうと単純コピーが難しく、「変異」してしまうためです。変異したからといって感染力が強くなる、ということはほぼない、というのも覚えておくところかなと思います。
※変異株自体は毎月出てるそうです。世界的にみるともっとあるんだと思います。1日?
4)手で食べ物を触らない
そんな奴おらんやろ、とか思ってないでしょうか。めちゃくちゃいます。
これはイベントの開催とは話が若干異なりますが、以下の話を聞いたことはないでしょうか?
・スマホの画面は便座より菌が多い
・手すりなどにウイルスが残っている
などです。
つまり、スマホ触った手でポテト食べたり、お菓子食べたり。
外から帰ってきたのに手を洗わずにパンを食べたり。
パンを食べるのにお箸を使っている人を見たことあるでしょうか? ポテトチップを手で食べていないでしょうか? マクドナルドでお箸を使っている人を見たことはあるでしょうか?
これを気を付けるだけで、だいぶ感染の可能性減るんじゃないかなーって思ってます。
逆に、これが原因で広がってるんじゃね? って思ってる節すらあります。対象企業の都合上、誰一人あれこれ言えないんでしょうけど。(と、勝手に思ってます) しらんけど!
5)感染は急に始まらない
と思ってます。
というのは、例えば、ウイルスが1つ、あなたの手のひらにいるとして、それをなめたとしてもコロナウイルスは発症しないはずです。
ではどうすればウイルスが発症するのか。
自分自身が疲れやストレスなどから弱っていたり、ウイルスを過剰摂取したりしたら発症するんじゃないかなと思っています。
これには予測の裏付けがあって、例えば、COCOAというスマホのアプリで、接触感染の通達が出るようになりましたが、(案外仕事しているので入れたほうがいいと思っています(後述))15分以上同じ場所にいないと通知が来ません。
つまりは、一緒にいて、ウイルスをそれなりに浴びたことにより、発症が始まります。
6)COCOAは入れたほうがよさそう
コロナウイルスの中身とは直接関係ありませんが、Tipsぐらいで触れておいてもらえると助かるのですが、今のオミクロン株ぐらい流行った場合、大阪市内に電車で1~3人ぐらいはすれ違っていることが分かります。
すれ違う程度なので、通知が来るわけじゃないです。COCOAのデータを外に吐き出すことができ、それを解析するサイトがあります。(そしてすれ違った程度で感染するものでもないと思います)
感染者が1回でも検知できていれば、ログとして吐き出すことができるサイトがあります。
それの日付も解析するサイトがあって、それを見ると結構出会えます。
ちょっと知識がいるかもしれませんが、書いてある通りにやれば、出てきます。どうしても気になる人は周りのパソコン詳しい人にお願いしてみよう! 絶対嫌な顔をされると思うけどw
7)ワクチンはかからないためだけではない
2つ前ぐらいに書いた「一気にかかるわけではない」というところと一緒で、その抵抗力が先にあるため、かかりにくくはなっている。ということです。
同様に、重症化もしにくくなっている、とは思います。それが人間の構造だもの。
もちろん、ウイルスの状態が大きく変わるため、効かないこともあるでしょう。でもかかる可能性があるならあった方がまだいい、と考えることもできます。
余談ですが、打たなくていい、という話には一理あって、それは、その人自身が感染する可能性が低い場所に居続けることができる、という前提があれば、リスクを冒してまで打たなくていい、となります。
平たく言うと、人の接触をお金で解決できるお金持ちであればきっとそうです。
6.開催しよう(まとめ)
ってことで、上記を踏まえたうえで、開催に踏み切りましょう。タイミングさえうまくつかめば開催できると思います。
※今後も状況はあまり変わらないと思うので、現状で開催できなければずっとできないと思います。
ただ開催するにあたって、「感染拡大時期」のイベントは可能な限り避けたほうがいいと思っています。変異株が海外で確認されて、大体1か月半~2か月ぐらいぐらい目安でしょうか。
これは人の流通を完全に止めれば変わるんでしょうけれど、日本ではそんなことはしない、という方向性が見えた2021年12月があったので、基本的にこれで考えておけばいいと思います。
余談ですが、12月の頭に政府が人の流通を1回止めて、再度やめて流し始めたのは、オーストラリアのケースがあったからじゃないかな、とか勝手に思っています。
オーストラリアのケースというのは、ヨーロッパでベータ、およびデルタの初期が猛威を振るっていたタイミングではオーストラリアは非常に厳しい入国制限(ほぼ入れない)があったため、感染がほぼありませんでした。(1日の感染者0も達成していた)
ですが、きっかけは分かりませんが、その数か月後、ヨーロッパと同様程度の流行を見せました。
つまりは、それぞれの地域で、ある程度の免疫を持っている人が増えないことには感染拡大は止められない、ということです。
逆に言うと、日本が去年の12月で入国を止めていたとしても、今年の別のタイミングで同様の感染の広がりが出る、ということになります。
余談ですが、ベータ株など、初期の感染があったウイルスもいまだに世界で感染が認められています。
そういうこともあって、止めても無駄だろう、経済、生活を優先させよう、ということになっているんだと思っています。
開催に当たって、次に感染拡大時期を予想します。
これは変異株が出る前に予想するので、完全なギャンブルでしかありません。
統計を見たうえで、4~5か月周期に当たらないようにします。何せこれ以外情報がないから、ほんとにそうするしかないです。
今なら6~7月が次の流行る時期でしょうか。
自分のイベントが6月に控えてるんですが、大丈夫かいな、っていうのは若干あります。実は。(なぜ6月にしたのか、という話は別のところでやります)
最後に、会場側の対応状況を集めます。
急にやめることになるのか、なった場合、どうなるのか。(返金があるのかなど) あまりにもリスクが高い場合は、別の開催方法を考えるところなのかな、とも思います。
これらを踏まえて、後は自分が開催する気があるか、開催する意味は何かを考えて開催すればいいのかなともいます。
意味の部分は最後に重要で、開催、中止、延期の判断基準になって、あまり迷わなくなります。不安も減ります。
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