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暗号文で始まる恋ってアリですか?

時間は遡ること、中学生の私

小学生の頃から好きだった子がいた私はその子に夢中だったけど
どうしてもその子は私のことを彼女にする気はないようで
ただの片思い中が続いてた。
その子のことをずっと目で追う毎日。
そんな中、中学2年生になった私に運命的な出会いが訪れる。

今のダンナさん、通称いわっちゃんと出会った。

私の中学校は人数が少ないながらも学年が上がる度にクラス替えが行われていて、中学2年生の時にいわっちゃんと同じクラスになった。

最初の席は、名前のあいうえお順で同じ頭文字「い」で始まる私たちはとても近い席になった。もちろん、班も同じ班になることになった。
そこで、毎日少しずつ色々な話をするようになっていった。

音楽の話、ゲームの話、猫の話、機械の話、話すたびになんだか趣味がよく似ていて、私がやりたいことをやっていて、私よりもたくさんのことを知っているっていうことがわかった。
そう、段々と惹かれていった。

私は小学校のころ、ふわふわの猫を飼っていたんだけど、いわっちゃんは家にたくさん猫がいるって話してくれた。
猫といえば彼っていうぐらい猫がいっぱいの家だった。

猫はこの時から離れられない存在になった。後に下僕となる(笑)

音楽は洋楽が好き、レッドウォーリアーズが好き。それから徳永さんが好きだけど、日本のバンドはパンクやロックが好きで、ゆっくりよりも激しい音楽が好き。
でも一番好きなアーティストはレッドウォーリアーズ。

これもいいよって教えてくれる曲たちは全部好きになった。
心地のいい会話に、心地のいい音楽。

あるとき、そんな話の中からバンドやりたいって話になっていって、私もやりたかったから一緒にやろうってことになった。
男の子の中で私だけ女子だけど(笑)
このときは、そんなの関係なかったなぁ。やりたかったから。

もともと小学生の頃からトランペットを吹いていて音楽は大好きで、中学生になってからも音楽部を続けていた。
でも中学校の音楽部は小学校に比べるとあんまり力が入っていなくて、人数も少なく、トランペットを吹く機会も減ってた。
指揮者やったりが多かったかな。

バンドの話、いわっちゃんのパートはボーカル。私はギター希望でギターを買いたいなぁって思っていたとき、バンドのメンバー(もうすでに話がしてあって、メンバーはそろっていた)が女子はなぁーーーって言い始め、私は仲間になれなかった。

すごく残念だったけど、後にはたまにキーボードで参加したりさせてもらった。

このころ、なんとなくもう私の気持ちはいわっちゃんに移っていて、いわっちゃんもなんとなく私に気があるんじゃないかなぁ?って勝手に思っていた。

そんな中、イベントがあった。写生大会!
学年中の生徒が外に出て、外で自由に絵を描くイベント。

それまでにも、色々な話を暗号で書いたりして遊んでいた私たちだけど、その時にいわっちゃんから好きな人を書いたっていつもの遊んでいるノートを渡されて言われた。
私たちにとっては、とっても簡単な暗号文で。

そこに書かれていたのは、私の名前。

ここから私たちは始まった。
長い、長い、人生の道のり。
人生を一緒に駆け抜けることになる。

to be continued




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