古ポジ建築再構築プロジェクト #01
記録写真。2023年5月26日
毎年家の前で記録写真を撮ろう。
と結婚当初言い合ってた私と夫も
忙しさにかまけていつの間にか途絶えていた。
でも夫がフィルムで撮った飾らない日常を
たまにこっそり見返す時が私にはあります。
きっと夫は知らないでしょう。
家も、暮らしも、私たちも、
年を経て、歳をとって、老けて、
そして緩やかに最後に向かう。
そんな当たり前の変化を慈しみ、讃えあうこれからの時間を意識した時、私たちには「古い家」と向き合う選択肢しかなかったように思います。
まだ47歳の私が言うのは早い!って怒られるかもしれません、でも、私は二十歳の時、45歳を過ぎた私を全くイメージできなかったので、だからいま私は余生を生きているのです。
それを「古ポジ建築」と呼ぼう、と言い出したのは夫。
古い私たち。古い家をポジティブに楽しむ。
世代間の分断が日本では起こっていると言われてます。
だからこそ、世代的にはロスジェネの私たちが
希望を持てるライフスタイルを作る。
お金がなくても。古くても。
人口減少でも。技術継承が難しくても。
そう言うロールモデルがないので、自ら作っていくのです。
自分が今までであってきて良いと思ったもの。
合理的ではないけど情緒があり情の深いもの。
閉じているのか開いているのかもわからないけど
最近は、夫と家でご飯を食べている何気ない時間、
美味しいコーヒーを飲んでいる時間、
山に登っている時間に、より幸せを感じるようになった気がします。
だからそれを最大限に取り入れた古ポジ建築の再構築を体現していきたいと思った年の瀬。2023年。満を辞して、インスタを立ち上げました。(満を辞してってのが本当にピッタリな歩みの遅い私たち)
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