Yusuke Nakagawa(Seeds Food Design)

東京都八王子市出身、飛騨古川在住。移住して24年、長く食産業に携さらせてもらったおかげで「これからあるべき本当の食の大切さ」を知り、2022年に独立して「種から食を考える」Seeds Food Designを立ち上げました。「食」を通して色々学んでいます。

Yusuke Nakagawa(Seeds Food Design)

東京都八王子市出身、飛騨古川在住。移住して24年、長く食産業に携さらせてもらったおかげで「これからあるべき本当の食の大切さ」を知り、2022年に独立して「種から食を考える」Seeds Food Designを立ち上げました。「食」を通して色々学んでいます。

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そんなこと絶対にあってはならんのです!

歸國今日8月15日は終戦記念日。 太平洋戦争が終結を迎えた日でもあると同時に、戦争で自国を守るために仕方なく殺し合いをせざるを得なかった、日本を守ってくれた英霊を追悼する日でもある。 英霊たちが命をかけて守った日本は今どうなっているのか? 「歸國」という倉本聰の作品(ドラマ)がある。 今から14年前2010年8月14日に終戦ドラマスペシャルとして民法で放映された。 このドラマを見るといたたまれない気持ちになる。 国民投票選挙であまり真剣に考えずに投票した一票が、もしくは

    • 東京都知事選のジブンゴト化について-その2-

      東京都知事選の街宣のマイク納めがそれぞれの候補で行われた。 後は明日の投票を結果を待つばかり… 結果はフタを開けるまでわからない? 今回の都知事選が「フタを開けるまでわからない選挙」だったらどれだけよかったか…と思う。 …残念ながら組織票のアドバンテージはとても大きい。 今回の選挙はこの牙城に配置されている組織票との戦いでもあると言っても良い。 だからこそ、本当に真剣な何人かの候補者での票の取り合いになるのは避けたい。そこに意味がないわけじゃないし、それぞれの候補者の思いや

      • 東京都知事選のジブンゴト化について

        都知事選がアツい気がつけばもう今年も半分が終わってしまった。そして7月7日には東京では大きな祭がある… 武藤クニミツっぽくに言えば、気温もアツいけどこの祭(政)はもっとアツい! 2年前にそれまで役員をしていた会社を退職して、これからは自分の進みたい道を進んでいくという選択した時から、ちょっと世の中について、とりわけ自分の住む街の行く末について真剣に考えるようになった。 それまで全く考えてないわけではもちろんない。もしそうだとしたら結構問題だ…。でも今思えば、ある意味考えてい

        • 父の日投稿:走れ「日掛け箱」

          facebookの思い出機能が教えてくれた過去の自分2008年の5月〜2015年の1月まで、実に7年もの間アメーバブログをずっと書いていたのを、先日facebookの過去の思い出を見て、まさに、思い出した。このfacebookの過去の思い出はなかなか良いサービスで、朝早起きしてこの思い出をみてしばし過去の時間に浸ってみたり、今はもう亡くなられた方のことを思ってみたり、そして時には結婚記念日や奥さんの誕生日などのビッグイベントがその日であることを気付かせてもらったり…とかなり助

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        記事

          食の授業「FOOD DESIGN」

          先日とある高校から市役所を通して「フードデザイン」を選考しているクラスで講義をして欲しいとの依頼がありました。 次世代を担う方々が自分たちのカラダやココロを作っている食に興味を持ってくれるってだけでとても嬉しいのに、更には「フードデザイン」という選考科目まであるという…今の高校は進んでいますな… フードデザインという選考科目授業は3時限と4時限の2枠を使ったもので、このフードデザインという科目を選考している生徒は4名。良くも悪くもこれが「食への関心」の現状と捉えます。 授

          食にまつわる考察を深める映画3選

          4月の初め、京王八王子駅で新宿行きの特急を待っていたら電話がかかってきた。飛騨高山のフリーペーパー[BLESS]の編集長からだった。 「食関連で中川さんの推す映画3本を教えて欲しい」とのこと。 飛騨には映画館がなくて(2014年に閉館)スクリーンで見たい映画があれば富山まで行くことが多かった。コロナ以降はAmzon primeやNETFLIXで見ているのだけれど、こういった配信のお陰で気軽に色々な映画に触れられるようになったのはとてもありがたい。お陰で沢山のドキュメンタリー

          食にまつわる考察を深める映画3選

          2本の愛用スパチュラの話

          やわい屋で買ったスパチュラ2016年に飛騨宇津江にある民藝店「やわい屋」さんで一目惚れした購入した桜材のスパチュラをずっと愛用している。 店舗で初めて握った時のグリップが手に吸い付くような感覚は衝撃的で、これを使って料理するとスパチュラが体の一部になったような気にさえなる。 そんな調理道具に出会ったのははじめてのこと。 松本の大工さんだったかが作ったもの…そんな話を店主から聞いたような気がする(違ったらスミマセン) 購入して最初に作ったのはオムレツだった。 試しに自分の分を

          2本の愛用スパチュラの話

          URISのSOUND BOX

          URIS Outdoor gears飛騨にURIS Outdoor gears というブランドがある。 僕も所属している「飛騨ガレージブランド連合」のメンバーで、パッケージデザインやイメージ構成などのシゴトを受けたりしているから、普通の人よりちょっとだけ詳しい。 ココは高い木工技術を生かした木工品や知育玩具などを手がけている白百合工房のアウトドア向けのブランドで、あぐら専用のURISチェアを筆頭にキャンパー魂をくすぐるプロダクトを作っているのだけれど、何がくすぐるかって、す

          漫画「クニミツの政」から学ぶ他責思考と思考停止の末路

          漫画から学べること23年前の状況から変わっていないどころか後退している状況って… 「クニミツの政(まつり)」って漫画を知っていますか? 少年マガジンへの連載期間は2001年〜2005年。今から23年も前の漫画。 その頃僕は27歳くらいだったので少年誌の購読はしていなかったのだけれど、食堂とか喫茶店とかにおいてあるのをパラパラとめくったりしていた。 購読をやめてしまうとそれぞれ話しの流れが見えないので、読みたい漫画も2つくらいしかなくて、それですら読まない週もでてくるから自然

          漫画「クニミツの政」から学ぶ他責思考と思考停止の末路

          Seeds Food Design について

          食歴紹介20年近く食品業界で働かせてもらってきた。それはもう、食産業の川上から川下まで、そういうめぐり合わせだったのか、実に恵まれた環境で働かせてもらった。今年で50歳を迎えるにあたり、和暦の新年である今日、そのスタートラインをしっかり示しておこうと、この記事を書いています。 僕自身は東京の八王子生まれ八王子育ちで、実家の時は某アウトドアブランドで働き、その時のお客さんからインスパイアされて飛騨に来たのが25歳。 (考えてみたら今年50歳だから飛騨での暮らしが人生の半分を超

          本当のこと(終戦記念日に)

          英霊の写真が訴えかけること僕の住む集落にある神社には、第二次世界大戦においてこの地域から出兵した英霊の写真が飾られている。 飛騨に移り住んだ時から神社の片隅でひときわ存在感を示すその写真であったがあまり関心を示すこともなかった。 確か「黄泉がえり」という映画のロケでこれらの写真が使われた…ということがあり、どちらかというと「映画に使われた」ということが僕の印象についてしまったこともあるかもしれない。 歳をとる毎に集落での役も就いて、元旦祭や例大祭、春・秋祭りへの参列する機会

          本当のこと(終戦記念日に)

          中川商店に夏が戻ってきた話

          4年ぶりの暑い夏が始まる令和5年8月4日〜6日、実に4年ぶりの八王子まつりが開催された。 3日間の動員数は2017年に並ぶ85万人。気持ち的には超えていたんじゃないかなと思っています。 昨年は祭の10日前に中止となり、各町内の小さな祭がそれぞれ執り行われる形だったけれど、今年は待ちに待ったフル開催。 実家にとっては諸々初めての環境下でのフル開催とあって、今年の春の時点で飛騨からもガッチリと実家の祭用品店「中川商店」のヘルプに行くスケジュールに。 祭りのヘルプで長い期間実家

          中川商店に夏が戻ってきた話

          南極観測隊から帰還した父親の南極オンザロックの話。

          昨年の6/20、緊急事態宣言が解除されたあたりで、飛騨古川に新しく出来た宿の試泊にお呼ばれした時に、ロビーでご一緒した僕の車の件で色々お世話になっている自動車屋のおっちゃんと飲んだ時にこう言われた。 「中川ちゃんの過去についてはあまり知らないんだけれども、前に一緒に飲んだ時に、中川ちゃんの親父さんが南極観測隊で、南極の氷でオンザロックを飲んだ…ってことは知っているんだよ」 う〜む。当たっている部分も一部あるんだけれど、外れている部分はあまりにも遠い。 吠える40度、狂う50

          南極観測隊から帰還した父親の南極オンザロックの話。

          父のラストソングは”Good-bye”

          初めに今から20年程前、僕が森林組合で木こりをしていた時の話をする。 木こりなので基本現場は山奥で、移動用の車から近い場所の場合は車で、遠い場合は山の中にブルーシートを張って昼休憩をする。昼休憩は11時半から13時まで。この間に昼食を済ませ、昼寝をするルーティンなのだが、毎回必ずBGMで流れるのはNHKラジオ第一。11時35分あたりから15分間流れる「私の本棚」という朗読番組があって、昼食を急いで流し込んで、煙草を吸いながらその番組を聞くのが楽しみの一つになっていた。 その

          父のラストソングは”Good-bye”

          僕がきらいな歌

          若い頃からthe Boomが好きで、その中でも特に「僕がきらいな歌」が好きだった。僕が21歳の時に出会った歌だけれど、当時はカラオケにも入っていないくらいマニアックな所謂B面の曲で、この曲を歌うにはアコースティックギターを取り出して弾かなくちゃならなかった。 あれから24年が経って、24年前にこの「僕がきらいな歌」を一緒に聴いていた女性と結婚20周年を迎えることが出来た。 色んなことがあって、沢山の人に支えてもらって迎えた20回目の結婚記念日に、改めて「僕がきらいな歌」を

          BEN FOLDS FIVE とレモンキーマカレー

          出張先の鎌倉で注文したレモンキーマカレーを待っている間に店のBGMの懐かしいピアノイントロの鍵盤のタッチが、耳の奥にある記憶の扉を仕切りに叩いているようで、何とかその扉を開けてあげたいのだけれど、なかなか記憶とその曲名、バンド名が結びつかずに、コレはどうしたものか?と思っていた。このままでは、楽しみにしていた逗子カレーのレモンキーマカレーを集中して味わえない… 。 なんて心配は杞憂に終わり、ターメリックライスの堤防を境にしたスパイシーチキンカレーとレモンキーマカレーが運ばれ

          BEN FOLDS FIVE とレモンキーマカレー