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久美沙織・櫻井とりおトークライブと虹いろのこと

12月18日土曜日、クリスマスも間近い夜7時〜8時半まで、氷室冴子青春文学賞主催のトークライブを開催します。

 久美沙織さん、作家としてキャリア40年以上、氷室賞を設立当初から支えてくださっている審査員のお一人。櫻井とりおさん、第一回氷室賞大賞を受賞されて、飛ぶ鳥をおとす勢いで刊行されている売れっ子作家さん。このお二人のトークライブ。ただいま準備中なのであるが、なにせ二人ともお話がおざっくばらん。今回はシリーズ3作目「虹いろ図書館のかいじゅうたち」祝刊行ということでこの本のお話中心に展開していく予定なんだけど、いや〜終わりますかね。時間通りに。

 話は変わるのだけど、週末、岩見沢市の男女共同参画市民フォーラムで仲岡しゅんさんというトランスジェンダーの弁護士さんの講演会に参加。モデルさんみたいに美しく、難しい事柄を大阪弁でおもしろ〜くお話しされる。テーマの「性的マイノリティってなに? 楽しく学ぶ、ジェンダー、セクシャリティー」まさにそのもの。他のいろんな講演会にいくと、あれ?この講演のテーマってなんだっけ?と思うものもある中、ほんとに楽しく学べた2時間。これ、改めて大事ですね。笑って過ごしたのに、帰る頃には身についていたり考えさせられていたりするという。
 LGBTの社会運動を象徴するのは、レインボーフラッグの色、つまり「虹いろ」。8色だったり6色だったりしているが、性の多様性ということ。そして多様性は性だけのことじゃない、全部貴重な個性なんだと、仲岡さんいわく。そして、この「虹いろ」=いろんな人がいる、ということを『感覚で理解する』ことが何より大事なんだと強調されていた。いろんな人がいる。当たり前のことなのに、大人は忘れがちかも。

 仲岡さんの講演でぐっときたのは、家族や友人からカミングアウトされたらどうしたらいい?という話の中で、多少びっくりすることもあるかもしれないけど、「この人だったら理解してくれるんじゃないか?」と話しているのだから、打ち明けてくれた相手からの信頼を感じてみてほしいと言ってたこと。そんなふうな関係を誰かと築けるだけで、強く生きていけるかもしれない。私のこともあなたのこともきっと誰かが必ず理解してくれる。世界は見捨てないのだ。

 さて文学賞のトークライブですが、クリスマス近い夜、あたたかいお話をお届けできるといいなと思っています。
お申し込みはこちらから。
https://i-akariya.org/himuro-bungaku/__trashed/


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