『自身を魅力的に表現するセルフプロデュース術』
東京ヴェルディクラブでは、クラブの選手やスタッフ向けに、個人やチームのブランド価値向上に役立つノウハウを学ぶセミナーを開催しています。スピーカーの体験やそこから得られた知見を共有してもらい、今後の活動に役立てていくことが目的です。
今回は、第1回として『自身を魅力的に表現するセルフプロデュース術』をテーマとして、東京ヴェルディ女子バスケットボールチーム、加藤絢乃選手がスピーカーとして登壇しました。
本記事はカレッジ生がセミナーに参加し、まとめたものです。
執筆
メディアプロモーショングループ2期生:山野竜晟
加藤絢乃選手
小学4年生~高校卒業までバスケットボールをプレー。
大学進学後はラクロスをプレーしていたが、2019年にバスケットボール選手に現役復帰。
現在は、バスケットボール選手のほか、パーソナルトレーナーの活動など多岐に渡って活動。
パーソナルトレーナー、ダイエットインストラクター、小型船舶免許など、資格も多数所持。
加藤選手インスタグラム:@ayano_038
SNSの使い方
今回は、加藤選手がセルフプロデュースをする上で特に大切にしている、SNSの使い方について話していただきました。
加藤選手がセルフプロデュースを意識し始めたのは、パーソナルトレーナーを独立した6年ほど前です。Beauty Japan2019のコンテストに出た際に、SNS投稿が審査項目の1つでした。これをきっかけに、更にSNSを意識して使うようになりました。その後、SNSでの投稿に意図をもって取り組んだことで、現在インスタグラムのフォロワーは、3,300人を超えています。
では、SNS投稿を行う上でどんなことを心がけているのでしょうか。加藤選手は、ありのままの自分を大切にしながらSNSを利用していると語りました。意識をしてSNSを利用するということは、架空の自分を作ることではありません。普段のありのままの自分を表現する中で、ひと工夫加えてSNSを利用することなのです。
工夫の仕方
ここで、加藤選手が意識している工夫の一部を紹介します。加藤選手は多岐に渡って活動する中で、バスケットをプレーしている写真や、トレーナーとして活動している写真、プライベートの写真を列ごとに分けて投稿しています。
あえて様々な活動の写真を混ぜて投稿することで、「何をしている人なのか?」という疑問を持たせているのです。それによって、興味を抱いてもらい、自分を知ってもらうという狙いがあります。
他にも、ストーリー機能を使用するときには、リアルタイムで何をしているのかを出さないことで特定されることを避けることや、炎上を避けるため時事問題には触れないなど、リスクを避けた投稿を意識しています。
参考にしていること
続いて、SNSを利用する上で参考にしているアカウントについてのお話がありました。フォロワーの多い、芸能人や事業家などをチェックしており、真似できるところはすぐに取り入れることを意識していると言います。他にはカメラマンさんのアカウントを見て、写真の撮り方を参考にしているそうです。
しかし、芸能人や事業家などのSNSとは規模感が違うことが多く、すべてのアカウントを参考にするのは現実的ではありません。そこで、イメージしやすく自分に合ったアカウントを参考にすることが大切となります。そして、他のアカウントを参考にして自分の投稿に取り入れ、エンゲージメントを見ながら運用の仕方を変えていくことで、より良いSNSの使い方に生かしていきます。
また参考にするだけでなく、互いのフォロワーをシェアするためにインスタライブのコラボを実施したり、セミナーを開催したりするなど、周りを巻き込んで知ってもらう機会をいかに作るかという工夫も重要です。
最後に
その他にも、SNSに出すテキストの作り方の工夫や、写真の工夫などの紹介があり、加藤選手自身の今後についてのお話に移りました。
加藤選手は最後に、セルフプロデュースを意識しながら様々な活動をする中で、オン・オフ関係なくアスリートを自覚すること、そしてチームのためにもどこにいても恥じない選手になりたいと語りました。
また、女性としてのライフスタイル、引退後のキャリアを含めて女性アスリートのロールモデルになることも目指す先であると言います。そのためにも、まだまだ意識し続けていきたいという決意を最後に語ってもらい、セミナーは終了しました。
今回は、『自身を魅力的に表現するセルフプロデュース術』をテーマにセミナーが行われました。ヴェルディクラブでは今後も、ヴェルディ内外のゲストスピーカーをお招きして、指導メソッドやセカンドキャリア・パラレルキャリアなど、幅広いテーマのセミナーを開催する予定です。
それに併せてカレッジ生も参加し、今後も発信していきたいと考えています。次回も是非ご覧ください!