日東駒専は普通の人の進学先ではありません。偏差値50大学が普通でないわけ(無料記事)
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注:ここでいう「普通の人」とは18歳のなかで中程度な学力の人である。
この世の中醜いまでに学歴マウンティングをかます人間が後を絶たない。マーチ以上にあらずんば人にあらずと言わんばかり、挙句マーチはFランだというものまである始末だ。
はっきり言って、こんなことを言ってる奴は現実が見えていない。自分が育った環境だけで世界を見ているのだ。これはエリート中高、エリート大学と進学した人間の愚かな視野狭窄であり、マクロ視点が全くないのだ。
偏差値50高校生が、偏差値50大学に受からないわけ
理由は簡単である。18歳の半分は大学進学しないからだ。
この統計によると令和4年は4年制大学への進学率は56%、約半分は大学に進学しない。まして現代は一般入試で大学に入る人は少数派になりつつあり、模試を受ける受験生も減っている。
高校生の学力下位の多くは、大学受験に参加しない。よって高校受験用の模試よりも、大学受験用の模試の方が、受験者全体の学力水準が上がるのだ。
想像して欲しい。身近にある偏差値50高校で、そこで普通の成績の生徒は日東駒専あたりの偏差値50程度大学に進学するだろうか。普通否だ。もちろん偏差値50高校で学力トップクラス、もしくは推薦入試なら可能かもしれないが、それ以外では例外だろう。
つまり、偏差値50高校は普通の学力の人がいくところだ。しかし、偏差値50大学は普通の学力の人は進学できないのだ。
結論、普通の人(平均的な学力の持ち主)の進学先は、偏差値40以下の「Fラン」大学である、もしくは専門学校でもおかしくない。
普通の人がいかに勉強をしないのか。教科書の基礎レベルもあやしい学力の人たちが平均値だという前提を私たちは知っておかなければならないのだ。
いくら高学歴だろうとも、自分の育ってきた身の回りの環境だけで社会を認識する。それは決して知的な態度ではないし、まして学歴エリートを自認するのなら恥ずべきことである。
かつて大学進学は普通の人はできなかった
上記の表の進学率を見てもわかるように、団塊ジュニア(H2~H4)は3人に1人、団塊の世代(S41~S43)は5人に1人しか、4年生大学に進学していないのである。
昔は大学に進学するのは実家が太いか、学力優秀者である必要があったのだ。そして男子が女子よりも優先して4年制大学に進学した時代でもある。
だから高齢の人ほど大卒の学歴を持つ人の割合が少ないし、団塊の世代は中卒の人も珍しくないのである。
現代は大学進学がより一般化、大衆化した時代である。それでも偏差値50の大学に進学するのは上位の人たちだ。ましてマーチクラス偏差値60(上位16%)の大学に進学できるのは、18歳全体の1割にも満たないのだ。これが現実である。
だから学歴に恵まれた人間は一種のわきまえが必要だと私は思っている。学歴煽りを生きがいしてる人間は、やはりなにか卑しいのである。
20年後は日東駒専全入の時代がやってくる
20年後は18歳人口が70万人を割ってくるのは確実である。当然、現在の大学進学者64万人が維持できるはずもない。
大学進学者の絶対数は減少しFラン大学は次々と消えていき、大学入試はますます簡単になっていく。大学の価値はこれからも下がっていくだろう。多額のお金をかけて進学させる意味も薄れていく。
あなたの進学した大学も偏差値が下がり完全Fラン化して、あげく潰れていく可能性があるのだ。
だからこそ、偏差値40以下の学力の持ち主は、日大や東洋の二部でいいから、少しぐらいは勉強してそこを目指せと私は言ってるのだ。日大や東洋なら少子化でも生き残れる大学だし、まだ進学先として恥ずかしくないからである。
学力が低いなら低いなりに勉強して、情報を集め、後悔の少ない進学先を探るべきである。学歴は一生ものなのだから。
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