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2024年の振り返りと感謝

 年の瀬を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年はnoteの活動を始めて、たくさんの皆様と繋がることができ、大変感謝しております。皆様からのコメントやスキが、執筆の大きなモチベーションになりました。恐縮ではありますが、今年最後の記事は自分の2024年について少し振り返ってみたいと思います。

 個人的に今年は激動の1年間でした。役職が変わり、法人が合併して、私の生活、現場職員の生活、利用者支援、何もかもが変化していきました。職場は混沌としてしまい、私も限界を迎え、一時的に職場を離れて休養をしました。大学院で学んできたこと、つながってきたことをその時にはうまく活用できず、悩んで悩んで模索をしていたと思います。
 特に、大学院で学んだ自閉症支援や人材マネジメント、人材育成の理論を現場で活かそうと試みていたのですが、組織の状況や制度の壁に阻まれ、自分の無力さを感じていました。また、今後のキャリアについても、このまま現場で働き続けるべきか、それとも別の道を探すべきか、深く悩んでいました。しかし、休養期間中、静かな時間を過ごす中で、自分と向き合い、これまでの経験を振り返る機会を得ました。周囲の同僚や先輩、恩師たちからの温かい励ましが、私にとって大きな支えとなって復活することができました。

 私も徐々に前向きになって、何とか学んだことを発信したい!自身も学ぶ姿勢を続けたい!そう感じてnoteを開始しました。気が付けば苦しいながらも?(笑)1週間に1回のペースで何かを学んだり、自分の中で整理をしたり、疑問を持ったりすることを継続することができています。今のところ…ですが(笑)
 noteを始めたおかげで、自分なりに「学びのペース」を確立できたような気がします。具体的には、以前はインプットした情報をそのままにしてしまうことが多かったのですが、noteでアウトプットすることを意識するようになってからは、情報を整理し、自分の言葉で表現するようになりました。その結果、学ぶための時間の確保が定着したと感じています。また、noteを通じて「皆様に見て頂いている」と思うようになってからは、根拠を適切に明示しながら行うようになり、ソースを辿っていくことで自閉症支援に関する新たな情報や視点を得ることができ、大変刺激になっています。

 今年はnoteを始めた年でもあり、慣れないながらも自分の思うままに「自閉症」というテーマで記事を書き続けました。特に「自閉症支援の現場で人材育成・マネジメントを考える」という記事は、書き始めてから多くの方に読んでいただき、大変励みになりました。その他には「自閉症支援者育成に興味をもった理由」で、私自身のことを書かせてもらった記事、「North Carolina研修ツアー2023」の記事が多くみられていて、よかったなぁと思いました。記事の内容に関しては色々と模索しながら、どんなものを書けばいいか探っていたのでこれからも迷走するかもしれません(笑)

 note以外のことも気持ち新たに進んでいきました。まず、かねてから構想していた地域の自閉症支援を啓発する団体の立ち上げに奔走しました。この団体は、地域の福祉関係者、学校関係者など、自閉症に関わる全ての人々が学び、自閉症の理解と人材育成ができる場の提供することを目的としています。
 元々は自主的にやっていた小さな勉強会が最初だったのですが、「みんなを巻きこむ」ことを念頭に、1人では到達できないことをやってみました。企画段階では、様々な機関と連携を取りながら、プログラムの検討を行い、運営面では多岐に渡って業務を行ったのはいい経験になりました。参加者からは、「自閉症について深く理解することができた」「他の参加者と交流することで、悩みを共有できた」といった声が寄せられ、手応えを感じています。小さなところから始めた活動ではありますが、大きな団体とも協力させて頂いて、講師としては自閉症支援の分野でご活躍されている先生にお願いをして、地域における自閉症支援の輪が広がっていることを実感しています。
 また、自閉症ネオカンファレンス2024という自閉症研究分野では国内最大規模のカンファレンスで、研究ポスター発表や裏方スタッフとして参加しました。研究のポスター発表は初めてのことで緊張しましたが、興味を持ってくださる方も多く、自閉症支援をどのように啓発していくか、そして支援員の人材育成や人材マネジメントをより手応えのあるものにしていくためにはどのようにしたらいいのか。これからも頑張っていこうと思える大変貴重な経験となりました。裏方としても参加することで、カンファレンス全体の運営の流れや、研究発表の準備の大切さを学ぶことができたと思います。
 さらに、行政から委託を受けている発達障害者支援センターからコンサルタントとして派遣していただく機会を得ました。現場では、実際の利用者に対する支援方法の検討や、現場職員へのアドバイスなどを行っています。特に印象的だったのは、現場職員の方々の反応です。適切な知識と利用者の変化を目の当たりにすることで驚きながらもするすると吸収されていかれました。この事例を通して、適切な支援の伝え方がいかに重要かを改めて認識しました。

 この一年は、激動の一言に尽きる一年でしたが、多くの方々の支えのおかげで、様々な活動に取り組むことができました。来年は、今年得た経験や学びを活かし、noteでの情報発信をさらに充実させていきたいと考えています。具体的には、自閉症支援に関する最新の研究動向や、現場で役立つ実践的な支援方法などを、より分かりやすく、より深く掘り下げて発信していきたいと考えています。
 今後も、自閉症のある方々やそのご家族、そして支援者の方々にとって、少しでも役立つ情報を発信できるよう、精進してまいりますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
 簡単ではありますが、これを年末の挨拶に変えた記事とさせて頂きます。もしよろしければメンバーシップに加入のご検討をして頂き、さらなる応援とより詳細な情報にアクセスをして頂ければ幸いです。皆様にとって、来年も素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

collaborate lab
高橋 大地

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