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【461日目/1,095日間】大人の遠足_Vol2 ~宮崎県都城市スマイリング・パーク編~

 離島生活をはじめて、461日目。

 良質なインプットを目的にした大人の遠足の第二弾は、鹿児島県霧島市竹子たかぜ地区から車で約1時間。

 お隣の宮崎県都城市で高齢者福祉や子育て支援など、幅広く活動されている社会福祉法人スマイリング・パークさんと意見交換会&施設見学させていただいたことを綴ります。
 Vol.1についてはこちら

 霧島市竹子たかぜ地区には3人で。ここ、スマイリング・パークには福祉に携わる3人と合流して計6人となりました。

1 きっかけ

 意見交換会&施設見学を受け入れてくださったのは、理事長の山田一久さん。
 メンバー6人の中にやねだん故郷創世塾(鹿児島県鹿屋市串良町)の立ち上げに尽力された人がいたことで、同塾の講師をされている山田さんへ相談したところ快く受け入れてくださりました。
 58事業も展開している法人の理事長をされているので、御多忙の中、お時間を割いてくださったことに先ずは感謝!そして、これも人の縁のおかげだなぁと改めて感じたところです。

2 意見交換会&施設見学

出典:社会福祉法人スマイリング・パークHP(※施設見学をさせていただいた①~④は筆者印)

~ スケジュール ~
① 法人の概要(スマイリング・パーク法人本部)
② 施設見学 (多機能型事業所モジラ・テラス)
③   〃  (特別養護法人ホームほほえみの園、働くデイサービスほほえみの園)
④   〃  (認定こども園まるのキンダーガーテン)

 地図を見ていただければ一目瞭然!幅広く事業をされている中、今回は大人の遠足メンバーの希望を汲んでくださり、①~④の行程となりました。

① 法人の概要(スマイリング・パーク法人本部)

説明会場(通常は法人の職員さんが打合せや福利厚生で利用するそうです)
法人の概要を説明してくださる山田理事長

山田理事長からは、
① これから施設見学をする場所を含めた法人の全体像と大切にしていること。
② やねだん故郷創世塾で学んだことを法人内で実践している具体例。
③ 創世塾の卒塾生と協働している事例
などを説明してもらいました。

個人的に印象に残っていることは、

① 日常的にコミュニケーションを取っていることを前提に、2度手間・3度手間をデジタルの力で解消する『電子同意アプリ』の導入
② 未来の福祉をデザイン
③ 見える化(数値化)することの重要性
④ 時代に合わせた魅力ある組織づくり・人づくり
⑤ 事実から目を逸らさない
⑥ プロジェクトは合議制

など、知る・聞くの段階から一歩進んで考えることの多い時間となりました。

② 施設見学 (多機能型事業所モジラ・テラス)

「モジラ・テラスの『モジラ』は、っと、ぶん しく から名付けつつ、ゴジラやモスラをイメージする方もいらっしゃると思いますが、考え方は多様でいいのでは!?とも考えています。」という説明から始まった施設見学。
 障がい者のみなさんの『働く』をサポートするために、4つの基礎力を育むことを大切に、4つのコースを準備していらっしゃるそうです。
 特に印象に残っているのは、施設の壁が黒板になっていたこと。

社会福祉法人スマイリング・パーク モジラ・テラスの2階の壁に記されていた内容

 手書きの温もりと図解でわかりやすく描かれていたことが印象的。
 法人の概要にあった「③見える化することの重要性」が頭をよぎりました。

③ 施設見学(特別養護法人ホームほほえみの園、働くデイサービスほほえみの園)

配膳などのお手伝いをしてくれて、おしゃべりもする可愛らしさを備えたロボット

 モジラ・テラスから約20分移動して訪れた『特別養護法人ホームほほえみの園、働くデイサービス微笑みの園』

 共同部屋からプライベートを大切にした個室に改修しつつ、集まれる場も準備された特別養護法人ホームほほえみの園。
 ここでは、移動にストレスを感じにくい車イスや、両手を使った仕事をしつつも情報共有することを可能とする骨伝導イヤホンの活用方法などを使用することによるメリットを教えてもらいました。

集まりたくなる工夫されたコミュニティスペース

 法人の職員さんが思考を凝らしている出店のような、お祭りを連想してしまうコミュニティスペース。
 駄菓子屋さんや酒屋さんまで揃っていたのはシンプルに驚きです!

 写真はありませんが、出入り口が数か所あることで、我が家に帰ってくる玄関のように感じてもらうような工夫もされているそうです。

 引き続き、隣接する『働くデイサービスほほえみの園』へ。

開放的な室内
手軽に手と足が温泉を嗜める手足湯

 施設内で流通する施設紙幣を通じて、働く利用者同士が支え合える仕組みと施設内でも楽しんでもらいたい!と感じる場所をつくっていらっしゃったのが印象的でした。

施設内にミニシアターやカラオケボックスもあります

④ 施設見学 (認定こども園まるのキンダーガーテン)

 車で移動して最後の施設見学先は子育て支援事業の一環として展開されている『認定こども園 まるのキンダーガーテン』へ!

パンフレットの表紙には「毎日ドキドキ、明日もワクワク。」

 施設内には子ども達が興味をそそられるようなものがあちこちに!

写真の奥は子どもの席からも調理している様子が伺えるガラス張りのキッチン

 子供たちのイスは、微妙に大きかったり小さかったり・・・1つのテーブルに年長さんや年少さんなど、敢えて年齢がバラバラになるよう工夫されていることに目から鱗!

開放的なおトイレ!
1階、3階には階段もいいけど、土管のようなトンネルも👍
お庭には手すり付きの土管!
現在、改修中のお庭(R4.7時点)

 写真はありませんが、シックキッズケアの個室もあり、看護師さんもいらっしゃるようです。
 お子さんが少し体調を崩している時、どうしても外せないお仕事がある場合など利用されているようです。(お医者さんの診断がマスト!)

3 感想

 両親の介護はもう少し先&福祉事業の経験は全くない自分にとってはすべてが新鮮な体験となりました。

 デジタルの活用/見える化/合議制が自主的・主体的な活動を生み出していることなどなど、今の自分にも抽象化することで仕事やプライベートで挑戦中の地域づくりに役に立つヒントをたくさんいただきました。

 最後に、意見交換会&施設見学を受け入れてくださった山田理事長をはじめ、各施設の丁寧な説明とおもてなしをしてくださった社会福祉法人スマイリング・パークのみなさん!本当にありがとうございました!!
 この経験を実践に生かせるよう自分の頭の引き出しに入れ、開けることができるようにアンテナ高く、挑戦します!!

最左翼の山田理事長と大人の遠足メンバー

 記事はいつもの1.5倍のボリュームとなった中、最後までお目通しいただき、ありがとうございました!!

パンフレット(抜粋)

【461日目/1,095日間×100=42.10%】


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