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【みんなの不動産売買005】二世帯住宅は予算と固定資産税の負担割合は先に話し合うべし

不動産を買ったことがある人、売ったことがある人にインタビューをして、絶対知っておくべきことや失敗談など、リアルなエピソードを紹介する本シリーズ。

vol. 5となる今回登場いただくのは、20代でご両親との二世帯住宅を購入されたちゅらさん。
二世帯住宅を建てるまでの経緯やそこからの苦労、ポイントなどについてお話いただきました。

■ちゅらさん
家族構成:夫婦と子供3人
物件購入時の年齢:夫29歳、妻27歳
所有物件:自宅(二世帯住宅)
エリア:横浜市
価格:約5,800万円(建物のみ)

ーーそもそも、二世帯住宅を建てようと決めた理由はなんだったのでしょうか?

実は元々は二世帯住宅にするつもりはなかったんです。
主人がワンルームのマンションを購入しており、結婚当初はそこに夫婦で住んでいました。
1年後に子どもが生まれ、ワンルームでは手狭になってきたので引越しを考えるようになりました。そこでモデルルームの展示会に行ってみたところ、話を聞けば聞くほど建売ではなく注文住宅にしたい、という気持ちが強くなってしまいました。
主人は長男で、土地を受け継ぐことが決まっていたので、土地ありきで物件を建てることを考え始めました。実は元々は二世帯住宅にするつもりはなかったんです。
主人がワンルームのマンションを購入しており、結婚当初はそこに夫婦で住んでいました。
1年後に子どもが生まれ、ワンルームでは手狭になってきたので引越しを考えるようになりました。そこでモデルルームの展示会に行ってみたところ、話を聞けば聞くほど建売ではなく注文住宅にしたい、という気持ちが強くなってしまいました。
主人は長男で、土地を受け継ぐことが決まっていたので、土地ありきで物件を建てることを考え始めました。

そのことを主人の両親に話したら、義父が二世帯住宅と勘違いしてしまって、、、。
数日後には知らぬうちに同じモデルルームを訪ねて、二世帯の前提で話を進めてしまっていました。
結果的には私たちも、すでに土地はあるし、子どもにとって祖父母と住めることは悪いことではないと思い、二世帯住宅にすることを決めました。

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       ※写真はイメージです。

ーー二世帯住宅を建てる上で、大変だったことはありますか?

二つの家庭が一つの家に住むことになるので、意思決定には毎回時間がかかりました。
二世帯住宅を建てると決めたものの、具体的なイメージがほぼない状態でハウスメーカーとの打ち合わせを開始してしまったため、意見がなかなかまとまらず、着地点を見つけるのがいつも大変でした。
私の友人がハウスメーカーに勤めていたのでそちらにお願いしたのですが、友人と義両親と主人の三者の板挟みになってしまうのが辛かったです。

寝室だけ分ける同居スタイルか完全な二世帯か、玄関を1つにするか分けるかなど、全体的な間取りを決めるまでに半年近くかかりました。
それぞれの家庭の区分けを決めてからは、自分たちで意思決定できるので早かったですね。

ーー費用などはどのように分担されたのでしょうか?

最初は自分たちだけで家を購入するつもりでローンの相談をしたのですが、私が派遣社員だったためローンが組めず、主人のみでローンを組むことになりました。当時はまだ20代で、4,000万円以内であれば予算内と言われました。
二世帯住宅になったことで義両親からも援助してもらえることになり、1,500万円の予算を上乗せすることになりました。

そこまでは事前に決めていたのですが、税金のことを考えていなかったんです。
当時、土地は主人の祖母の名義でした。土地の固定資産税だけでかなり高額になってしまうので、ここをどう負担するか、義両親と話し合い、最終的に土地にかかる固定資産税は親持ち、建物の分は私たち負担、ということで話がまとまりました。

ーー家を建てる際、注意すべきポイントがあれば教えてください

一つ目はお願いするハウスメーカー選びについて。
鉄骨にするか木造かでまずは絞られるので、そこから3社に話を聞きに行きました。
個人店も選択肢に挙がったのですが、長く住むことを考えて、大手メーカーにお願いすることに決めました。10年保証で定期的な点検も実施してくれる安心感があり、実際3年目の点検で壁紙のちょっとした歪みなども対応してもらえました。

二つ目はローンの組み方について。
私たちのように大手メーカーに頼むとローン会社も紹介してもらえるのですが、自分たちでもっと調べたらより安い金利で組めたかもしれない、と思っています。
友人の中では固定金利ではなく変動金利にして後悔している方もいるので、ローンについては事前によく調べておくことをお勧めします。

最後に、建て替えについて。
私たちが家を建てると決めた時は子どもが2人だったのですが、3人目ができて、部屋が足りなくなってしまいました。
また、家の設計段階では子どものことも1〜2歳児としてしか想定しておらず、中学生〜大学生になった時のことは考えられていませんでした。子どもたちがもう少し大きくなったら建て直す、リフォームの必要があるかもな、とも思っています。


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