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プロから学ぶ「取捨選択」のやり方


先日、イチローさんが米国の野球殿堂入りを果たしました。

殿堂入りするかどうかではなく、"満票"で殿堂入りするかどうかが焦点になっていたところに、偉大さを感じます。

さて、本日はプロの「選択」について深掘りしたいと思います。


様々な発言が、「名言」として残るイチローさんですが、わたし自身が印象に残っているのは走塁について。

通常、1塁への走塁は止まる必要がないため、打った打者は1塁を駆け抜けます。


しかし、高校野球などではよくヘッドスライディングをされていますよね。

これに対してイチローさんは、こう発言されていました。

「1塁へヘッドスライディングはしないほうが良い。」

「怪我する恐れもあるし、駆け抜けたほうが速いから。」


わたし自身は野球をやっていた時代に、よくヘッドスライディングをしていました。

頭からいったほうが、その分速く到達すると思っていましたし、「相手に"気迫"を見せられる」とも思っていました。


スライディングをすると、ベース際でスピードが落ちます。

確かに頭からいける分リーチは長くなるので、有利にはなりますが、駆け抜けたほうが速いかもしれません。

いろんなデータがあり甲乙つけ難いのですが、甲乙つけ難いのであれば大事なのは、どちらが速いのか?ではなく、どちらのほうが怪我をしにくいか?です。


野球を知らない人でもわかると思いますが、圧倒的にヘッドスライディングをしたほうが怪我のリスクが高まりますよね。

わたし自身もヘッドスライディングで、怪我をたくさんしてきました。

  • 相手に気迫を見せることを優先するのか?

  • 怪我を予防することを優先するのか?

ここを天秤にかける必要がありました。


イチローさんが殿堂入りしたのは、紛れもなく先見性やそれに基づく「選択の力」があったから。

怪我をしていたら、7年連続首位打者や日米通算4,367安打も達成できていなかったと思います。


わたし自身は、自分を"理論派"と思っていましたが、この話を聞くと、案外「感情」や「なんとなく」で動いている時も多いと気付きました。

  • 何を選択して

  • 何を切り捨てるのか

「感情」を捨て、ロジックを作ることで選択力は身に付くだろうし、「徹底力」も身に付きます。


困った時は「なぜ?」と考えること。

徹底したいと思いました。


プロはやっぱり凄い。

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