トイレに一人で行きたい。
当たり前の日常。
1人でトイレに行くことなんて、当たり前のこと。
だったはずなのに
それがママたちはできなかったりする。
温かいご飯を食べること。
ゆっくりお風呂に入ること。
ゆっくり寝ること。
好きな時に、好きな本を読むこと。
寒い日は、こたつに入ってのんびり暖を取ること。
ごくごく当たり前にできていたことができなくなったりする。
今の当たり前は当たり前ではなかったな私も…
そんなことを感じる1日。
福岡県春日市にある、みんなのリビングCoLiving Tamaree(コリビング・タマリー)には今日もママ達が集う。
よそ様の子を我が子のように抱っこし合う環境がそこにはある。
どうしてもママから離れられない子はママに委ねますが、遊びたくなったら遊んでいいよ。その子のペースでその場に慣れるのを見守る。
ママにとっても子どもにとってもいい環境であるよう心掛けている。
今日は、パン教室。ママたちにとっては、前々から予約し、楽しみにしていた大切な日。誰のために学ぶのかって自分の為もあるけど、もちろん家族の為だ。パン作りの合間合間にたわいもない会話。
私はいつも聞く。みんなどう過ごしているのか?
年子の男の子をお持ちのママは教えてくれた。
毎日外に出るんですと。
雨の日も、上の子にカッパを着せ、下の子をベビーカーに乗せ濡れないようにカバーをかけ、傘をさして公園に行きますと。
雪の日もそれは同じ。
そうしないと、自分がもたないと。
外に出ると子どもたちも勝手に遊んでくれるから、そのほうがまだいいって。そうしながら、子どもと向き合っている。
それでも不安になる。上の子に我慢させてるんじゃないか?って。
自分のせいでママに気を遣うようになってるんじゃないかって。責任を感じていたりする。
みんな、ちゃんとママがしたい。
そうだよね。でも、充分頑張ってるよ。そう私は思う。
ちゃんとママやれてると。
そんな方たちの為に、私がやることは、ただその場にいて話すこと。
とはいえ、私はおしゃべりではない。話し上手でもない。
でも、思っている。目の前の人のことを知りたいと。
別に根掘り葉掘り聞くわけでもないけど、知ろうとする。
あとは、必要そうなときに声をかけること。
ママたちは、子どもを抱っこしたままトイレに行こうとする。
「抱いときましょうか?」その一言だけで「いいんですか?助かります」って感謝される。トイレに一人で行く。ただそれだけの事。そして、私がその間子どもを抱いておくことなんてたかが知れていること。
なのに、ママが1人で頑張らないといけない、頑張っちゃう現状がある。
充分頑張っている。だから、ここではちょっと気の抜ける場と私という存在でありたいと思う。
そして、本当はそんな場が社会全体であるといいと思う。
おうちで、ちゃんとママであることがしんどくなったら、あなたにとって気の抜ける場に行ってもいいと思う。もしそんな場がなければ、是非、CoLiving Tamaree(コリビングタマリー)に足を運んでもらえたらと思う。
ママだけじゃなく、どなたでもどうぞ。
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