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時間がない人にこそおすすめしたい! -Nodebaseで読む「ガリレオ・ガリレイ」-
2022年7月7日というロマンティックな日に誕生したNodebase。
おかげさまで多数のお申し込みを頂戴いたしました。”刺さる人には刺さる”というツールですが、見事刺さった方には継続してご利用いただいており、大変嬉しく思っております。ご利用ありがとうございます!
とはいえ、
会社としてはまだまだアピールしたい!!
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そのため、このnoteの場を借りて、Nodebaseを使ったコンテンツを紹介したいと思います。「Nodebaseってこんな風に使えるんだ!」「Nodebaseを使うとこんなに分かりやすくなるのね!」と思っていただくのが狙いです。
では早速ですが、Nodebaseを使ったコンテンツをご紹介しましょう。
Nodebaseで読む伝記「ガリレオ・ガリレイ」
唐突だとお思いでしょうか。
唐突ですよね。
リード文が思い浮かばなかったんです。年末ですし。
コンテンツはこちら!
伝記をNodebaseに書き起こしてくれたのは、11月にCo-Liftに入社したタバルさん。
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入社してすぐに青空文庫を読み込むなんて、誰が想像したでしょうか。(いえ、誰も想像しませんでした)
元ネタはみんな大好き青空文庫です。
画面左側に元ネタ(この場合は青空文庫)を貼ります。その元ネタの中から、ダイアグラム(図形)に落としたい文字を選択すると、画面右側にダイアグラムが出来上がります。それぞれのダイアグラムは矢印や線で繋ぐことが可能です。
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ちなみに元のテキストの内容について、どこまで正確なのか等の検討は全くしていないので、「現在の解釈では云々〜〜〜〜」とか「時代背景を考慮するとホニャホニャ〜〜〜〜〜」みたいなご指摘は、心の中に包み込むように、生卵を扱うくらいの優しさで、そっと仕舞い込んでいただけますと幸いです。
では参りましょう。
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ちなみに、私はガリレオさんについてほとんど存じ上げておらず「それでも地球は回っている」のセリフしか知らない状態で、Nodebaseのコンテンツを読んでおります。
「科学」という学問
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さて。
ガリレオの伝記というので、生い立ちとか主たる功績から始まるのかと思いきや、いきなり概念から始まったのでびっくりしましたが、「科学」という学問についての要旨です。
ガリレオ・ガリレイは自然科学の先祖なのだな(…先祖?)。
16世紀〜17世紀の前半に、どのような方法で進めていくべきかを明らかにしたのだな。
ということが分かります。
次!
ガリレオの生い立ち
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あ、ようやく来ましたね。生い立ち。
なるほど。
「生活に余裕がなかったから、商売を学ぶべきだったんだけど、ガリレオの興味は学問(特に数学)にあった」ということが分かります。
中段に「数学と物理学を学ばせる」とあるので、貧乏ながらも親か誰かが学ばせてくれたことも分かりますね。
そして、25歳で大学の数学教授になると。すごいな。
ガリレオの信念
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ちょっと複雑になった。
ええと、まずガリレイは「科学は自然の事実に基づかなくてはならない」という信念のもとに実験を行っていたんですね。
んで、振子の揺れ方に関する法則や自由落下の法則を見つけたとのこと。
そして、このガリレイが見つけた自由落下の法則は、当時の一般的な考え方である「比重の大きいものほど速く落ちる. by アリストテレス」と相反するものであったと。
あ、結構複雑な文章もこうして要旨にすると分かりやすいですね。
ちなみに元の文章がどの程度複雑なのかと言うと、こちらです。
さてガリレイはその後一五九一年まで二年間この大学の教職に就ついていましたが、その間に既すでにいろいろの研究にとりかかり、特に有名な自由落下の法則をまず最初に見つけ出しました。之これはいろいろの物体が地球の上で自由に落ちる場合に、その速さがどう変ってゆくかを示す法則なのです。この問題について、その頃まではなお一般に昔のギリシャ時代の哲学者であったアリストテレスの説が信ぜられていたので、それによると比重の大きいものほど速く落ちるというので、例えば鉄片と木片とを同時に落すと、鉄片の方が遥はるかに速く落ちるということになりますが、ガリレイはそれを疑って、ともかく事実をたしかに突きとめなくてはならないと考えて、いろいろ実験を行って見たのでした。この実験をピザの斜塔で行ったということが話には伝わっていますが、それにはどうも確かな証拠はないようです。しかし、何いずれにしても、そのような実験からガリレイが自由落下の法則を見つけ出したのには違いないのでしょう。つまりガリレイは最初から科学では自然の事実に基づかなくてはいけないという信念を強く持っていたのでした。
地動説との出会い
来ました!ついに出会いました地動説!!CHIDOUSETSU!!!
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ガリレオ・ガリレイの人生の中で最も有名なエピソードですね。
「出会い」と言ってるのに、出会いについては触れていないのが気になります。パンをくわえて「あーんもう!大学に遅刻しちゃうーー!」って言いながら曲がり角を曲がったら、ぶつかったんでしょうか。
このように、纏める人のクセによって違いが出るのも「Nodebase」の面白いところだったりします。
余談が過ぎました。
地動説とは「太陽のまわりを地球が廻っている」とする説で、それまで信じられてきた「人間の住んでいる地球は宇宙の中心にあって、あらゆる天体はそれをめぐっている」というキリスト教の聖書に基づく説とは相反するものでした。
そのため、地動説は「神聖な聖書に背く虚偽異端の説」であるとして宗教家のはげしい非難にあい、地動説は禁止となりました。
ガリレイの信条
それでもガリレイの信条は強固なもので、科学とは「この宇宙の正しい事実を言いあらわす」のだから、むしろ「神の栄光と偉大さとを最も驚くべくものと語るもの」であると考えました。
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ゆえに、これ(科学)を禁圧することは「かえって神の意志に背く」ことであるとし、むしろコペルニクスの説を肯定するものでした。
ここで突然出てきた「コペルニクス」。
補足すると、ガリレイが推していた「地動説」の提唱者がコペルニクスです。
ガリレイはパンを食べながら街角を曲がって地動説に出会ったのではありませんでした。ここに訂正しお詫び申し上げます。
天体観測による研究
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困惑・・・
コペルニクスの説明、めちゃくちゃあるじゃん・・・!!
まあ、要するに、
(主語がないけどおそらくガリレイが)望遠鏡で色々な星を観測したところ、「コペルニクスさんの説はどれもこれも当たってんなー」ってことで、より地動説が正しいことをさらに確信していった
ということのようです。
大僧正からの警告
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ガリレイは、誤解を説き、科学と宗教は異なることを示そうとあらゆる努力をしましたが、当時の人々の耳には入りませんでした。
さらに、ガリレイの名声が高いことを妬む人々の策謀もあいまって大僧正から命令を受けてしまいます。
ここで疑問が。
「大僧正って誰?」「どんな権限を持ってるの?」
ただ、次のダイアグラムを見ると「地動説をとなえてはならないということを警告」とあるので、宗教家であり、(おそらく当時の社会では大きな意味を為す)警告を発することの出来る人物であることが分かります。
ダイアグラム間の関係で、登場人物も分かるというのはNodebaseの便利なところですね。
しれっと流しましたが、やはり流したくないのでご紹介すると、こういう「しかし」のような接続詞を入れることも出来ます。便利!!
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宗教裁判
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来た・・・!
ついに来ました宗教裁判!!!
高校の世界史の成績がCだった私も知ってるエピソード!
・・・なるほど。
ガリレイの著書『天文対話』が、先だっての大僧正の警告を無視しているという話なのですね。そしてローマに出頭させられたと。
そしてその宗教裁判の判決において、2つの約束をさせられたようです。
一つは書物の頒布を禁じられたこと。
(本文からは逸れるけど領布っていう誤植があったこともこれで分かる)
もう一つは地動説を放棄すること。
これらを条件に、閑居を命じられた。
「閑居」っていうと、静かに暮らすだけでしょ?って思うかもしれませんが、あれだけの強い信念・信条を持っていたガリレイの気持ちを思うと、ちょっと辛いですね。
Nodebaseでサマリを読んだだけなのに、ちょっと感情移入しちゃうセンシティブマイハート(年末夜中のテンション)。
晩年
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またいきなり、寂しげなワード「唯一つの慰め」が出てきました。
これまでに行ってきたいろいろな研究をもとに『力学対話』を1638年に出版。『力学対話』では科学研究の正しい道が示されているとのことです。
いよいよ終わりに近づいてきましたね・・・
死後
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ガリレイの死後について、まとめられています。
これ、今回のNodebaseの中で一番分かりやすかった。
当時の寺院は、ガリレイの死後もなお迫害を続けていたものの、現在ではフィレンツェの聖十字院の中にガリレイの立派な墓碑が建てられているそうです。
そして世間はというと、何ら私心もなくひたすらに真理のために尽くしたことで、真理は永遠に消え失せることもなく誰しもがガリレイの不朽の功績を讃えることとなったのです!!
何が良いって!!!
この重要なところを、タバルさんがきちんと分かりやすいように色を強調して書き分けているいるのが良いんですよ!!!!
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このように、強調したいところは強調もできるってところが、Nodebaseのさらに良いところです。
ガリレイの話に戻りましょうか。
ガリレイは死後、その功績により、博物館には立像が置かれ、彼の製作した望遠鏡やその他の器械が陳列されているそうです。
ーーーおしまいーーー
素晴らしい伝記でした。これで私もガリレイに関してはテストで90点くらいは取れそうです。
ここまで来ると、博物館の画像も見たいでしょう?
でも写真の著作権の問題もあるんで、ここではGoogle検索のリンクだけ貼っておきます。
検索の中で、GG Friends - Galileo Galileiオフィシャルファンクラブ. なる、非常に気になるものを見つけたことだけ、ここで触れておきます。
読んでくださいまして、ありがとうございました!
Nodebaseはこちらです!