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私と冷えとり健康法 はじまり編

悠一郎とニュージーランドに渡って 最南端に位置する スチュワートアイランドを2泊しながらトレッキングした。

2008年のこと。
2006年からはじめたバックパッカー中、私たちの海外の旅の最初の頃。

ニュージーランドはとてものどかで山も、海も、草原も湖も、どの景色も目の前で雄大に広がり、どこへ行っても人が少なくて 羊だけはたくさんいる 国だった。毒を持った危険な動物や虫がいない キャンプもしやすい 穏やかなところ。流れている空気感もとても穏やか。
そこに生えている植物は どれもうずまき模様が印象的で シダ植物にとても魅了されたのを覚えている。


日本では見ることができないような大きな渦を巻いたシダ植物に囲まれて 山道をどんどん歩いて行って グリーンに輝く海辺でひとやすみしたり、谷に架かるつり橋を渡ったり、、、息をするととても澄んだ空気が本当に気持ちが良かった。特にスチュワートアイランドは 人口は400人と、とても少ないし、島の85%が国立公園で、本当に静かで自然が美しい キウイという丸いフォルムに長いくちばしが特徴的な飛ばない鳥も生息しているような自然王国だった。

その島でトレッキングしながら歩いていると 降りてきたメッセージが いつか私も母になるんだ、というものだった。

その頃の私は27歳。子供が欲しいなんて思ってもいなくて、パートナーの悠一郎と結婚はすることになるんだろうと思っていたけれど 自分の時間がなくなり、やりたいことが出来なくなってしまうまで 子供っているのだろうか、という考え方で固まっていた。

そんな大変なこと私にはできないんだと 決めてかかっていた。

でも そんな私も 女として生まれてきている以上 自分が望めば 子供と過ごす生活もあるのかも。。。と。

というよりは 確信的に 母になることは決まっているのだと誰かに言われたような気がした。

森の中を悠一郎と歩いて進んでいくけれど 別々にお互いのペースで楽しみながら歩いていることも多かったから ひとりになってそのメッセージが頭の中でどんどん膨らむ。


私が母になれないと決め込んでいる理由は 旅をする前までやっていた美容師の仕事に関していえば、仕事が今までみたいに自由にできなくなるんじゃないかという心配があった。そしてひとり身だとなんでも自由にできるけれど 子供ができたらその自由はなくなってしまう、というもの。

それが全てを占めていると思ったけど 実はそうじゃなくってよくよく 考えてみると 他にも理由が見えてきたのだった。

私はビールも好き、タバコだって吸っていた時はあったし、食生活も自由気ままに なんだって食べていた。インスタントの食品も その頃はマックなんかも普通に食べていたし、むしろ嫌いじゃなかったかな。
でも どこかで そういうものが体にはよくないなって 思っていたんだと思う。
そこを変えないと 私が望む 健康的な赤ちゃんは来てくれないんじゃないかって。

自分にとって 当たり前になっている「普通」を変えないと 子供なんて考えられない!

でも その「普通」って変えられないじゃん!って。

けど 子供、、、なんだか欲しいのかもしれない。

てことは いつ私の「普通」を変えるんだ?!

んーーーーーーーーーーーーー

まだ 帰国の予定もなければ ニュージーランドにも来たばかりで これから農家での仕事もやることは決まっていたし、すぐ欲しいわけでは ないのだけど。。。。

でも 私は なんでなのか 森の中で そんなことを考えさせられている。


少しづつだって いいんじゃないんだろうか。すぐなわけじゃないんだから。でも 何か大きく私の中で変わった思い。

私がまず私の体をだんだん綺麗にしていこうと 誓った瞬間だった。少しづつだけど、変えていこう!体を綺麗にして 準備万端でその時を迎えようと思った!

最初は 子供なんて、、と思っていたのに 2泊のトレッキングを終えた時 もう確信に変わっていた。

そして そこから本当に私は変わっていった。

変わる道を選んでからは 誰にも言ってないはずのその思いが まるで伝わっていっているかのように ぴったりな出会いや 巡り合わせに出会っていった。

トレッキング後に働き出したリンゴ農家で何十人ものピッカーと一緒に働きながらの共同生活で、食事や料理を一緒にしていたメキシカンやスエーデン人のカップルがオーガニックの食生活楽しんでいて、食に対しての意識が変わっていった。食事で体が出来ていると自覚して やんわりだけど 以前よりずっと健康志向になった、そして地球のことも考えるようになったのもこの時から。
髪の毛も、それまでパーマにカラーリングにさんざんやってきて 経皮毒なんて考えたこともなかったけれど 肌から吸収する成分にも心が動かされた。シャンプー、トリートメント、マ二キュア、紙ナプキン、タンポン、メイク、、ずっとお世話になっていたものが 自分と縁がなくなっていった。

結局4年半に渡っての海外でのキャンプ生活やバックパッカー生活で 自然の中に身を置くことも多かったから そこで出会うオーガニックな人たちと共感する感覚が新鮮で、でもとても共感できて 本当に無理ない形でキラキラ吸収できた。その感覚こそが 実は自分が心地よい場所なんだなって思ったりもした。


自分の体と初めてこんなに向き合うことができた。

数々のビビビとくる情報に出会いながら 海外で過ごしてきた日々で 自分の国、日本の素晴らしい知恵とも出会うことができた、東城百合子さんの自然療法や進藤義晴さんの冷えとり健康法とも出会った。

海外に長く滞在しはじめて、より思っていたことの一つに、日本という国の凄さ、があった。外から感じる日本という国は、国内にいた時には感じることができないほど素晴らしい点が多かった。
ある時「ファイブソックスの会」なる存在を知り、え?ないそれ?5足もいっぺんに靴下履くってどういうことなの???と大笑いしてしまった。
でもその後、進藤先生の冷えとり健康法を知り、靴下を重ねることの意味を知っていく私。
ああ、これは素晴らしいものと出会ってしまった!と興奮したのを思い出す。それは 今でもその気持ちはどんどん濃くなる一方で 健康法というよりは 生き方として 私は自分の体を使って実験しているようなものだなぁと思います。
そう、そしてそういうことがとても好きなんだとも自覚しているw


時は流れて そして 結局 私は今は2人の息子の母親になった。

あのスチュワートアイランドで芽生えた思いが どんどん芽吹いて 成長して 様々なものと巡り会い、私は確実にあの時の私より綺麗な状態になった。健やかだった。


自分で決めている 合格点をクリアしたんだと思う。(あくまでも 自分の合格点ではあるけどね)
約4年の準備期間を経て 無事お産をした時の達成感は 笑い出したくなるほど嬉しいものでした。
冷えとり健康法は その中でも群を抜いて お産と寄り添ってくれ、お産を自分でやる感覚を持たせてくれるたものだと私は感じています。
冷えとり健康法がなかったらお産への向き合い方に自分軸は存在してなかったカナ、と思う。

冷えとり健康法は出会って12年 ちゃんと生活と密着しはじめて10年

ママさん、妊婦さん、これからお産を考えている人、、、そのほか体に不調のある方、ご興味ある方はどなたでも手軽にできる冷えとり健康法。たくさんたくさん世の中にある健康法。

どれもいいとこ取りのアリガタリアンの私ですし、みんなどの方法も素晴らしいと思います。

今でも10年以上も生活の中に寄り添ってくれていると思うと、もう今後離れることもないからずっとのお付き合いだな、なんて頼もしく思います。


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