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自分を知って、本来の自分を生きる
その、自分を知るための一つの手段として、
自分が生まれた瞬間の星の配置から、
自分が生まれながらに宿しているエネルギーを読む"占星術"を活用したりもしています。
その中の、月の配置
これには深い意味があって、
最近、友人がFacebookでupしていた投稿を読んで、自分の中でもさらに理解が深まったので、そのことをちょっと書いてみようと思います。
月星座が司るエネルギー
それは、自分が生まれながらに持っているもの、活用できるものではなく、
自分の深層にあるコンプレックスを示すもの
つまり、自分に"欠損"しているものを表しているのだそうです。
欠損、足りないもの、不足
それは私たちを不安にさせるもの、
萎縮させるものではありますが、
同時に、
私たちを動かす原動力でもあります。
前回に引き続き、また漫画の話になりますが、
私が最近見たお気に入りのアニメ
どろろ
手塚治虫原作漫画の最新アニメ版
時は室町時代、加賀の一国を治める武将・醍醐景光が、飢饉や疫病、天変地異に見舞われ、衰退の一途を辿る自国の復活を求めて、鬼神と約定を結び、その引き換えとして、産まれてくる我が子の身体を差し出す。
身体の12の部位(漫画原作では48部位)を奪われた赤子として生まれ、ヒルコのように川に流された主人公・百鬼丸が一命を取り止め、鬼神と戦いながら自分の身体を取り戻しててゆく物語。
鬼神を討ちながら、自分が奪われたものを取り戻してゆく旅の中で、百鬼丸は様々な出会いと別れを繰り返し、修羅と人間の狭間を歩みながら、最後にはまた人間として生きる道を問う旅に出る。
子殺し、弟殺し、など、神話のモチーフとなる要素も満載な内容ですが、登場人物の誰もが、何らかの"欠損"を抱えて、様々な想いを胸に、苦悩しながら"いかに生きるべきか"を模索してゆく姿がリアルに描かれています。
誰もが何か足りない
その想いを原動力に、自分自身の手で何かを掴んで生きてゆく
自分の月星座が示すところはそこなのではないかと私は思うのです。
月星座が双子座の私にとって
"コミュニケーション"は
小さい頃からのコンプレックスでした。
誰かとちょっとした会話をするのが苦手。
空気を読む、話を合わせる、
そういったことが自然にできない。
そして、その不安をカバーするために、思いつくありとあらゆることを学んできました。
知識、技術を身につけようと、本を読んだり、語学を学んだり…
言語学、哲学、心理学、コミュニケーション学…
物事の"仕組み"を理解することで、対応できるはず、と信じている自分がいました。
対象となるコミュニケーションの幅もどんどん広がってゆき、
他者とのコミュニケーション
異文化コミュニケーション
身体とのコミュニケーション
自分とのコミュニケーション
マーケティング、翻訳、鍼灸師、ボディワーク、エネルギーワーク、カウンセリング…
自分の仕事もそれに伴ってシフトして行きました。
それでも、自分の抱える"欠損"が満たされたと感じたことは決してありません。
どんなに学んでも、経験を積んでも、私にとって、コミュニケーションはやはり苦手なものであり、これからもずっとそうなのだと思います。
でも、それが月星座に現れていると知って、私は、がっかりしたと同時に、少しホッとしました。
月星座に現れているものは、前世でやってきたことだから得意なこと、自然に出来てしまうもの、という解釈もありますが、自分にはそれが納得出来ませんでした。
でも、"本質的に欠損しているものである"、ということを知って、すっと肩の荷が降りるような気がしたのです。
今までそれを覆い隠すために頑張ってきた自分を、よくやってきたね、と労ってやりたいような、そんな気持ちです。
そして、その"欠損"なくしては、今までの私の人生の歩みは生まれなかった。
つまり、"欠損"は"恩寵"なのです。
"欠損"なくして、人生のストーリーは生まれない。
実際、世の中の物語は全て、"欠損"からスタートしているのだから。
今、人生の絶頂期を迎えていようが、人生のどん底で苦しんでいようが、誰もが等しく生まれながらに宿している"欠損"。
それがもたらす感情や想いを原動力として、欠損と共に生きること、を、恐らく全ての人が選んで今生を生きている。
そして、その欠損は月によって示されている。
そう考えると、本当に神秘的です。
その月は、0〜7歳までの自分を司るエネルギーだとも言われています。
幼子の抱く、純粋な想いのエネルギー
それは、世の中に深く浸透してゆく、純粋な訴える力を持っている、とも言えます。
その月エネルギーをベースに、太陽以降の天体のエネルギーを使って自分の人生を個性的にクリエイトしてゆく
その時にはじめて、本来の自分の物語を生きることが可能になるのだと思うのです。
そのためには、
自分の欠損が何かを知り、
それを受け容れること
自分の欠損から生まれる感情を
大切に扱うこと、
その言い分をしっかり聴いて、
癒していくこと
が不可欠です。
欠損から生まれる感情を手掛かりに、自分の心の奥深くにダイブしてゆく
深い自己対話を行なってゆくことは、
U理論の向かって左の谷を下るプロセスです。
あー、これを自分は"ライフクエスト"セッションとして提供していたのだと、改めて合点がいきました。
自分の本当の物語を生きるためのサポート
出産、子育てでしばらくお休み中でしたが、
今度は占星術やゼロベースプロファイリングも使いながら、さらにバージョンアップした形でお届けできるように準備してゆきたいと思います。
まずは月を感じながら、自分の欠損を抱きしめるところから。
*見出し画像はとりあえず@ジンバブエから一時帰国中さんから拝借しました。素敵な月のデザイン画像をありがとうございます!