マンガtier表を作る
どうも、392です。みなさん漫画読んでますか?かくいう私は週刊少年ジャンプを定期購読し、ジャンプ+を愛読しております。もちろんジャンプに限らずいろんな作品を読むようにしています。マンガに出会って約10年、ここらのタイミングで最近流行りのtier表を作っていきたいと思います。ストーリーがいいとかキャラがいいとかではなく、どれだけ私に刺さったかの一本勝負で分けていきます。
Sティア
『アンデッドアンラック』戸塚慶文
ジャンプを定期購読するきっかけになった作品。この世の理を否定する能力を持った「否定者」であるアンディと風子がバディとなって、「UNION」という組織に加入し世界の理に立ち向かっていくお話。新連載PVを見た瞬間ひとめぼれするも、コロナで本屋に行けず存在を忘れかけていましたが、「次マン」を獲ったことを知って慌てて購入。そこから友達に布教しまくっています。昨年秋から冬に放送していたアニメは毎週リアタイし、今ではジャンプ更新していの一番に読みにいく作品になりました。私の人生を一変させた作品です。私の今の生活も新宿の名もなき橋から始まりました。ちょっと前まで掲載順位が低迷していて打ち切りの恐怖に怯えていましたが戸塚先生と編集部の手のひらで踊らされていたみたいです。アンディの最高の死が見つかるまでは死ねねえ!!!!あとアニメラグナロクまではやって…頼む…。
『THISコミュニケーション』六代円栄
「イペリット」という謎の生物が壊滅させた世界を舞台とし「モンテローザの悪魔」と呼ばれた軍人デルウハが死んでも過去数時間の記憶を失って再生する少女「ハントレス」たちを率いて戦うお話。昨年完結した問題作。某ピエロの動画とXの相互さんが読んでいたことをきっかけに読み始めました。最低最悪な男デルウハが不運(自業自得ともいう)に巻きこまれて少女を殺害しまくる姿をげらげら笑いながら読む読者も最低になるマンガ。最終巻の衝撃的展開と最終話の寂寥感、そして何故か残る読後の爽やかさは今まで読んできたマンガの中でも屈指の完成度でとても衝撃を受けました。あの見開き2ページは私の心に永遠に残り続けるワンシーンになるでしょう。
『暗殺教室』松井優征
もはや説明不要。私が初めて読んだジャンプ作品です。習い事の先輩にアニメをおすすめされて夏休み編で見事にハマり、本屋のマンガコーナーに通うきっかけになりました。既刊を必死に買い集め、最終巻を発売日に購入することができ、すぐに読み家で大号泣した記憶があります。私の小学校高学年は『暗殺教室』と共にありました。「ネウロ」も「逃げ若」も既読でとても好きな作品なので私の中で1番信頼を置いてる作家さんです。最近「逃げ若」の影響か「暗殺教室」のファンアートがよく流れてきてとても嬉しいです。俺にもっと磯貝君をくれ!!
『ハイパーインフレーション』住吉九
これもまた問題作。語弊を恐れず説明すると、ショタが絶頂しながら身体から紙幣を出し世界経済を破壊するお話です。シュールギャグとハイレベルな頭脳戦の交互浴で風邪を引くマンガ。6巻という短さとは思えないぐらい濃密な作品で布教しやすいのもポイント。語録も多く使い所がまったくないLINEスタンプも発売中。こんなふざけた紹介をしたけれど、私はこの作品の根幹にあるのは「人間讃歌」だと思っています。カネにしか興味がない大きな赤ちゃんも世界を正しく導きたいおじさんも顔も思想も醜い天才芸術家も全員を尊ぶ、野望を持った人間たちの魂の躍動を描いた作品です。現在住吉先生は『サンキューピッチ』という野球漫画をジャンププラスで絶賛連載中。まだまだ始まったばかりですがかなり読みごたえがよく毎週楽しみです。こんなに性癖に正直な作家見たことない。
Aティア
『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦
日本のみならず世界中にファンがいるマンガ史に燦然と輝く名作。高校の友達にジョジョラーが多く気になっていたところ、4部の無料公開をきっかけに4→1→2→3→5→6→7と読破しました。4部と7部が好き。4部の「世にも奇妙な物語」のような作風と仲間全員で戦うあの感じがめちゃくちゃ好きでした。あと、私はアメリカの西部開拓時代が孕んでいる「熱」と呼べるものがものすごく好きで、西部劇調でありながら東をめざしてひたすらに旅をする7部がとにかくぶっ刺さりました。7部の影響でイタリアンコーヒーもといエスプレッソを飲むようになりスタバとカルディが大好きに。ジョジョ7部が売れるとスタバが儲かる。
『接客無双』鳩胸つるん
ジャンプ+で連載されてたギャグ漫画。最強の接客能力を持つナスノスケが寂れた商店街を救うお話。ギャグマンガからの選出。『接客無双』と『ハンサムマストダイ』が連載されてた日曜日は最高でした。初めて応援の気持ちをこめて単行本を買ったギャグ漫画です。『接客無双』の連載終了後に読んだ『剥き出しの白鳥』も最高でした。鳩胸つるん先生はギャグ漫画がいつのまにか王道バトル漫画に変化する魔法が使えます。
『呪術廻戦』芥見下々
先日完結した国民的マンガ。週刊連載で読んでいてよかったなと思える作品。毎週ジャンプを読んだらXにいる呪術の与太話をしている人のポストを見るのが好きでした。単行本も全部買っているわけでもなく普通に好きぐらいの作品なんですがなぜここに入ってきたかというと、七海建人という男に出会ったからですね。もう七海を越える男には出会えないと思っています。肉体を武器に呪霊と肉弾戦を行い、そのパワーは地下建築を壊し周りに震度2ほどの振動を与えるレベル。落ち着いた面して実は武闘派。ギャップ。またこのマンガでは珍しい常識人。社会人経験があることもあり、あの伊地知くんからも「大人of大人」といわれるほどの人物。そして主人公、虎杖悠仁のよき師でもあります。渋谷事変で命を落とすけれど、最後までナタを持って戦い、虎杖に希望を繋ぐ、彼らしい最期でした。未だに七海建人が28歳でこの世を去ってしまった事実を思って涙が出てくる毎日です。けれど七海の思いは確実に虎杖の中に残っていて、これは呪いでもあり愛でもあると思っています。自分の弱さに打ちのめされたり、圧倒的な力の前に逃げ出してしまったりしたけれど、ひたむきにこのクソみたいな世界と向き合ってきた七海が大好きです。
『ゴーストライト』平井大橋
「ゴーストライト」皆さんご存じですか?同じく平井先生が描く「このマンガがすごい!オトコ編1位」を受賞した怪物マンガ『ダイヤモンドの功罪』の前身となった読み切りです。なぜ『功罪』じゃなく『ゴーストライト』なの?という疑問をもった方はまず読んでほしい。ネットで無料で読めます。
この読み切りの持つパワーはすさまじく、衝撃すぎて一日一回は読まないといけない体にされました。園大和の死によって完成するピッチャー綾瀬川次郎の美しさったらない。スポーツで繋がる男同士の激重感情からでしか得られない栄養があります。これに感動した人はこれに連なる読み切り群も読んでください。きっと「ダイヤモンドの功罪」を読みたくなります。ちなみに『ダイヤモンドの功罪』の英題は『The days of the diamond』です。しんど…。
余談なんですが、ペンネームの平井大橋は実在する橋なのですが、架かっている川は綾瀬川というらしいです…。綾瀬川次郎の人生を描き切ってやろうという圧がすごい。
Bティア
『ジャンケットバンク』田中一行
「ルールが全然ピンとこねえだろ!!」でおなじみギャンブル漫画。銀行が元締めの賭場でイケメンたちが煽りあいをするマンガです。ギャンブルのゲーム性というよりはゲームを通した哲学のぶつかり合いバトルでギャンブラーは読者をもまとめて刺してきます。演出も見事で鏡キャンセルやピカソ顔も面白ポイント。何を言っているか未読の人はわからないと思いますが、3ゲーム目まで読めば大体面白さと楽しみ方が分かります。特に2ゲーム目に出てくるギャンブラー獅子神敬一。彼は沼です。化け物ギャンブラーがうようよいる賭場の中で彼らに追いつこうともがく等身大の青年です。彼の生育環境の歪みから自分の弱さを見出し戦う姿が胸を熱くさせます。特に村雨とのタッグマッチ「ライフイズオークショニア」はジャンバのベストバウトといっても過言ではない。獅子神さんが死んだらジャンバ読むの辞めちゃうかもしれない。
『トモダチゲーム』山口ミコト/佐藤友生
メディア展開多めなのになんか思ったよりも売れてない作品。主人公の片切友一が仲良しグループと、グループの誰かの借金を返すため、お金と友情を天秤にかける「トモダチゲーム」に参加することになるお話。最初は誰かが金に困っているのか?ぐらいの認識だったのが仲良しグループのみんなの仄暗い過去が絡まり合っていることが段々と明かされていきます。またこの作品を語る上で外せないのが主人公の片切友一。この裏切り、蹴落としなんでもござれのトモダチゲームにでてくるキャラで1番の悪人がこの男。普段は友達を1番大事に思う心優しいキャラでありながら、過去に大勢の人を死に至らしめている凶悪な人間。友達を気遣ったと思ったら、悪人フェイスで敵を追い詰めていく彼の二面性とそこに揺れる仲間たちの心情の変化も魅力です。つい先日完結しまして、まだ単行本購入してないので読むのが楽しみです。
もっと書こうと思ったんですがここまでで!区切りとさせていただきます。この記事かなりあっためてたのですが、その間にONE PIECEとかいう化け物作品が爆速で通り過ぎていきました。ONE PIECE面白すぎ。まあど定番すぎるので今回は入れませんでしたが。今年はマンガジャンル問わずいっぱい読みたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!